ドラマ「お金がない!」から学ぶお金を稼ぐということとは

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お金持ちになる為に捨てなければならないものは「焦げた飯」?

ドラマ「お金がない!」で、主人公である萩原健太郎(演・織田裕二さん)は、極貧で厳しい借金取りに追われながらも明るく前向きに生きる25歳の青年。その萩原健太郎の素直さと頑張りと前向きさと運の強さに一目置いた氷室社長(演・石橋凌さん)は、萩原を連れ回して育てようとします。

また、上司である柏木部長(演・高樹沙耶さん)は、一度、外資系会社の大口案件を萩原に任せようとします。

萩原はそこの会社の社長が大の釣り好きということで、釣りを通じて仲良くなろうとして一旦はいいところまでいきますが、家族の反対に遭ったとかで契約が不可となります。

そこの釣りをしているところにいた一人の老人から契約の依頼を受け、その老人は、実は任された大口案件なんて目じゃない程の大会社の会長だったのです。

交渉の為のアポイントを取ったところ、会食に招待され、氷室社長と萩原とで一緒に行くことになります。
その氷室社長は、一緒に会食に出向く時に萩原に対して、「金持ちになる為には捨てなければならないものがある」といい、その捨てなければならないものは「焦げた飯」ということでした。

出向く先の人達は、「焦げた飯」を知らない連中だと言っていました。

筆者は当初、その「焦げた飯」の意味がわかりませんでした。

萩原健太郎は「焦げた飯」を捨てられない男だった

萩原は、社長と一緒に会食に出向き、しどろもどろながらも会話をしていて、その時に、幼馴染みである美智子(演・財前直見さん)が、弟が熱を出しているということで会食をしているお屋敷に乗り込んできます。

萩原は一旦は帰るように諭しますが、さすがに弟のことが気になって仕方有りませんでした。

その時、そこのお坊ちゃんが、お肉嫌いとか、肉は食べたくないと言い出したので、他の大人達は、嫌いなら無理に食べなくていいと言っているところ、萩原は耐えられなくなります。

そして、立ち上がって、「僕は貧乏です。ここにいるのもはばかれる人間です。ですが一言だけ言わせて下さい。

食べ物を粗末にするな!」といって、弟がいる病院に駆けつけます。行こうとした時は、氷室社長からは、「どういうことかわかっているんだろうな?」と言われました。

そして、弟に、「すまなかったな。今度、焼肉食いに行こうな。」と。

会食の席では、他の人達は皆、不快感を露わにしていて、「時間の無駄だった」とか、「契約はもう破棄でしょう」等と。愛情もなく階級的に勝ち組になった人はそんなもんです。

「焦げた飯」を捨てられなかった萩原健太郎は報われるのか?

翌朝、病院から帰る時に、病院の前に氷室社長が来ていて、萩原がクビを覚悟して社長に謝罪すると、契約成立であることを聞かされます。そう、弟の為に病院に駆けつけたことが、むしろ、契約成立になるわけです。

大物会長は、もし萩原がそのまま弟のことを放っておいて会食のところに居続けたら契約をしなかったとのこと。

大物会長は、予想外に”いい人”でした。

「焦げた飯」というのは、自分のかけがえのないものや愛情、しがらみ等様々なものだったのです。

確かに、のし上がるには、その「焦げた飯」を捨てなければならないことが多いですが、そこの大物会長はそうではありませんでした。

筆者も、確かに出世する為には、何かを捨てなければならないことはわかっていますが、もし、自分が、萩原健太郎の立場にいたら、弟が熱を出したと聞いて、そのまま会食の席に居続けられたかどうかと聞かれたら、恐らく、答えはノーだったでしょう。

お金より大事なものは何か? それとも、お金の為なら手段を選ばないか、これが、「焦げた飯」を捨てられるかどうかにかかってくるものだと思います。

もし、「焦げた飯」を捨てて成功したとしたら?

成功はしても、「焦げた飯」を捨てたことによって、心の傷としていつまでも残るかも知れません。

「本当にあれでよかったのだろうか?」といった感じに。

その場合、きっと満足しきれないでしょう。

氷室社長は、社長室の棚にブタの貯金箱を置いてあって、それは萩原と大差ない程の貧乏だった時の癖が残っているからだそうですが、これもやはり、「焦げた飯」を捨てたことによって、心残りの部分があるからではないでしょうか? また、貧乏だった人が「焦げた飯」を捨てたことが心残りになっていると、逆に、お金持ちになっても貧乏な人の気持ちもわかるのではないかと思います。

「焦げた飯」を捨てたことが何とも思わない人は、貧乏だった時の旧友が何かの機会で再会すると知らん顔したり、「あなた誰ですか?」といった感じに変貌していたりし、今度は、お金を得る為に手段を選ばなくなり、知らず知らずのうちに法に触れることをしてしまいかねません。

それによって、人としての優しさや感謝の気持ちがなくなるようなら、お金と引き替えに「失ったもの」も存在します。

こうなると、一度成功して築き上げたものが崩れると、再起は困難になることでしょう。
よって、捨てなければならないものもありますが、「焦げた飯」も、全部は捨ててはならないのではないでしょうか?

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