韓国の通貨単位と5つの特徴

shutterstock_131078543

韓国といえば、日本から片道2時間で行ける人気のスポットなので、通貨単位などは知っている人も多いと思います。

でも、韓国の通貨の特徴や、日本との関係は、まだまだ知られていないことばかりです。
では、改めて、韓国の通貨単位やその歴史について、考えていきましょう。

1.韓国の通貨単位はウォンである

これは、誰でも知っていることだと思いますが、韓国の通貨単位はウォンといいます。
日本円と比べると、100円は1000ウォン程度になります。
朝鮮半島で使われている通貨単位はウォンなので、韓国の通貨単位をあらわすときには、韓国ウォンと表記します。
韓国ウォンを発行しているのは、韓国の中央銀行である、韓国銀行です。
製造は韓国造幣公社で行っています。
以前は、通貨保護の観点で、持ち出しが制限されていました。
ですが、2002年のワールドカップを機に、規制が緩和されて、日本国内での両替などができるようになりました。
ですが、日本で韓国ウォンを両替すると、韓国で両替を行うよりも不利なレートになってしまうといわれています。
2006年から2007年にかけて、紙幣のデザインが変更され、色彩が鮮やかになったり、偽造防止の技術が盛り込まれたりしました。
過去には、為替レートの大きな変動などもあり、乱高下を繰り返していましたが、現在の韓国の通過は、以前の水準を取り戻しつつあります。

2.アジア危機で韓国通貨はピンチになったことがある

1997年、アジア危機によって、韓国通貨単位も大きな影響を受けました。
1997年当時、韓国は世界中から資金を借りていました。
ファンダメンタルズは十分だった韓国ですが、金融部門では不良債権を抱え、多額の借金をしたままの状態になってしまったのです。
そして、経済状態が悪化したことをきっかけに、IMFに援助の要請をしました。
先進国主導で行われた韓国の再建に対する金融支援パッケージでは、日本は第二線準備として100億ドルの支援の移行を示していました。
ですが、第二線準備金は使用されることはありませんでした。
とはいえ、韓国の抱える借金は、320億ドルで、そのうち118億ドルが日本からの借り入れでした。
IMFか韓国経済に介入したことと、日本が返済繰り延べの説得に奔走したことで、市場にも大きな影響を与えました。
当時は1ドル=1678ウォンでしたが、翌日には1524ウォンまで値を戻し、安定を取り戻していきました。
韓国の通貨単位も、大きな影響を受けたのが、アジア危機なのです。

3.2度急落している

韓国の通貨単位、ウォンは、2度の急落に見舞われました。
1度目はアジア危機ですが、2度目は遠く離れた欧州危機での出来事です。
この欧州危機以前には、ウォン安政策を打ち出して、景気も好調だった韓国ですが、欧州危機ではダメージを受けてしまいました。
ギリシャの財政破綻から、日本は円が買われて最高値を更新していました。
一方で韓国では、欧米の金融市場が不安定になったことで、韓国ウォンが安くなってしまったのです。
そのため、韓国は「日本やアメリカが急落を防ぐべき」と主張しはじめます。
ですが、欧米諸国は自国地域の建て直しが急務であり、日本もまた、アジア諸国ではなく欧米諸国への援助を決めていました。
韓国では、国債の発行などで資金を調達しなければ賄えないという会議がなされるなど、状況は悪化の一途を辿っていました。
ですが、財政負担が元々重かった韓国なので、通貨単位ウォンの為替相場を変動させることもできず、財政の健全化が損なわれてしまったといえるでしょう。

4.2005年に日本と韓国は日韓スワップ協定を結んでいる

日本と韓国では、互いに「日韓通貨スワップ協定」を締結したこともあります。
通貨スワップとは、通貨危機、つまり自国の通貨単位が極端に高くなったり安くなったりしてしまったときに、お互いに通貨を融通しあう制度です。
日本と韓国は、2005年に始めて日韓通貨スワップ協定を結んだのです。
日本は、戦後に通貨危機に陥ったことはありません。
ですが、韓国はアジア危機などで過去に通貨危機を経験していて、また通貨危機になってしまったときの救済策として、日本と日韓通貨スワップ協定を締結しました。
ですが、2012年には日韓通貨スワップの増額分についてのみ、打ち切られることになったのです。
その後、2013年に日韓通貨スワップの期限が来て、この締結は解除されました。
日韓スワップ協定とはいえ、通貨危機になったことがない日本と、アジア危機を経験している韓国では、その重さが違うのかもしれません。
韓国の通貨単位であるウォンが再び危機に陥ってしまったとき、日本はどのような対応をするのでしょうか。

5.韓国通貨のウォン安政策で、日本が打撃を受けたことがある

2009年から2011年にかけて、韓国の通貨単位ウォンを安くしようという、韓国ウォン安政策を打ち出しました。
その頃の日本は、急速な円高で経済的にも大きなダメージを受けていました。
ですが、韓国もウォンに対する圧力を受けていたので、韓国政府はウォンを売る為替介入を断続的に実行していきました。
これが、韓国のウォン安政策です。
韓国ウォン安政策は、日本の経済にも打撃を与えていました。
結果的に、円高に負けた日本製品が消えてしまい、ウォン安に後押しをされて輸出された韓国製品が並べられてしまったのです。
韓国のウォン安政策によって、日本の製造業や下請けの中小企業の利益が失われ、日本の経済には大きなダメージになりました。
一方、日本の雇用や利益を奪ったとも言える韓国は、その分、雇用や利益を得ることが出来たので、韓国側としては、政策は成功だったと言えるのです。
とはいえ、国際社会の中で、他国を潰してまで韓国の経済を盛り上げていこうとするのは、その後の通貨単位ウォンの為替変動に大きな影響を与えるのではないかと思います。

まとめ

1.韓国の通貨単位はウォンである
2.アジア危機で韓国通貨はピンチになったことがある
3.2度急落している
4.2005年に日本と韓国は日韓スワップ協定を結んでいる
5.韓国通貨のウォン安政策で、日本が打撃を受けたことがある

編集後記

韓国の通貨単位ウォンは、普段であれば、韓国旅行に行ったときくらいしか手にする機会はありません。
ですが、日本経済とはこんなにも深く関わっていたという事実を知っている人は少ないのです。
韓国の通貨単位ウォンについて、少し見方が変わったのではないかと思います。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でお金が無い.jpをフォローしよう!