昔と今とではパソコン事情はどうめまぐるしく変化しているか


パソコンが生まれたのは1970年代から

パソコンは、実は1970年代から生まれていたようで、マイクロプロセッサの登場により、卓上に置けて何とか庶民の手に届く価格で売られていたのが始まりでした。当時はまだ現在みたいに色々な機能はありませんでした。また、あまり普及もしていませんでしたので、パソコンが普及しているPC-9800シリーズの頃から追っていきたいと思います。

PC-9800シリーズが全盛期の頃

筆者が初めてパソコンを買ったのは、PC-9801が出ておよそ10年経った頃でした。PC-9800シリーズが幅を利かしていた時は、一通り使えるようにハードウェアを揃えるには、大体50万円というのが相場でした。もちろん、定価ではなく買値でそれくらいでした。まず、PC-9801の時は、本体の定価が29.8万円、ディスプレイが約15万円で、記憶媒体はまだカセットテープでしたが、フロッピーディスクドライブが30万円ほどしたものです。よって、当時の秋葉原価格で見てみると、本体が20万円程度、ディスプレイが10万円程度、フロッピードライブが20万円程度で、合計にすると50万円程度です。その頃はまだ、今みたいにハードディスクドライブはまだまだ高嶺の花で、5MB(ギガではなくメガです!)で50万円でしかも壊れ易かった為に買う人はほとんどいませんでした。そして、筆者がパソコンを初めて買った頃に、そろそろハードディスクも普及してきていました。当時買ったパソコンは、PC-9801DA2で、その頃はフラッグシップであり、個人が持つにはベストなパソコンでした。PC-9801DAは、当時としては高速な32ビットCPUである80386で、メモリは1.6MB積んでいて、フロッピードライブは標準で、定価が44.8万円です。そして、40MBのHDDを搭載しているモデルが59.8万円、100MBのHDDを搭載しているモデルが69.8万円とまだまだ高価です。しかし、当時はまだMS-DOSが主流で、面倒ながらも何とかワープロや表計算を使う程度なら使えていましたので、HDDは必須ではありません。当時の買値で見るなら、秋葉原価格でPC-9801DA本体が約30万円、ディスプレイが5万円、100MBハードディスクが15万円とやはり50万円です。その頃はまだ、CPUが486は高価でした。それから、いよいよMicrosoft Windowsの人気が出始め、秋葉原におけるPC-9801DAの本体価格が少し下がり、4MBのプロテクトメモリを装着してHDDも付けてやはり50万円で、その頃としては理想のWindowsマシンとまでされたものです。しかし、Windowsのバージョンが3.1になってからそろそろ苦しくなり始めました。

PC-9821シリーズの登場

Windows 3.1になってから、いよいよパソコンの価格が従来のままでありながらCPUに486が使われはじめ、それから他のメーカーと比べて基本性能が著しく劣る割に高いとされていたPC-9801シリーズが一気に価格を下げるようになりました。性能が上がって値段が約半分にというくらいの変化です。しかし、しっかり使えるレベルにするには、PC本体が約30万円で、ハードディスクドライブが300MBで15万円、高解像度のディスプレイが5万円と、やはり50万円となっています。基本性能もPC-9821シリーズによって、他メーカーと遜色のないレベルになり、当面はPC-9800シリーズは安泰でした。

Windowsのデザインの大幅変化とPC-9800シリーズの衰退

Windows 3.1の後継として、Windows 95が出てから大きく変わってきました。OSも従来の16ビットOSから32ビットOSに変わり、求めるCPUも386をサポートしなくなり、486以上が必要(推奨はPentium以上)となります。この頃から、柔軟性のあるIBM互換機と比べ、PC-9800シリーズに翳りが見え始めます。PC-9800シリーズは独自のアーキテクチャを使っているので安くするのに限界があり、長らくPC-9800シリーズの互換機を作ってきたエプソンもとうとうIBM互換機にシフトしてしまいます。他のFM-TOWSを作っていた富士通も、X68000シリーズのシャープも、東芝も既にこぞってIBM互換機にシフトしていたところでした。そう、同じWindowsが使えるなら、安くて高性能で互換性が高く共通したものが使える方がいいからです。そのうち、とうとうWindows Meが現れ、これはPC-9800シリーズでは動かないものになっていました。

今や使えるレベルを揃えるには20万円以下に

PC-9800シリーズがあった時は、長らく使えるレベルを揃えるのに50万円でしたが、Windowsのバージョンが上がるにつれて求めるスペックも上がり、50万円だったのが30万円、20万円と下がってきています。パソコンもだんだん、家電化してきているといったところでしょうか? 今は、パソコン本体が、ハードディスク1TB搭載でメモリが8GB搭載、グラフィックボードが512MBのものを搭載、そして液晶ディスプレイと合わせて15~20万円と随分安くなったものです。筆者が初めてパソコンを買った頃の時代に、パソコンがこんな進化を遂げるなんて、誰が想像していたことでしょうか? また、ここまでパソコンが安くなり、購入しやすくなることは想像もしていなかったでしょう。ハードディスクだけ見ても、20年以上前は100MBで15万円していたのが、今となっては、1TBということはMBに直すと100万MBと、100万倍の容量の大きさになって価格は1万円以下にまでなっているわけなので、これだけでも、お金の面で随分変化しています。当然プログラムが複雑化・巨大化してきているので、ハードウェアもそれに対応して高性能化・大容量化していなければならないので、このような進化もしているわけですが。それを考えると、当時のマシンパワーで当時の軽いプログラムを動かすのと、今現在のハイパワーパソコンで複雑化・巨大化しているプログラムを動かすのでは、パッと見の速さはあまり変わらないようですが、それは、誰にでも視覚的に操作をし易くし、見た目の美観にも配慮しているからによるのです。よって、将来的には、もっとパソコンの価格が下がって身近になり、やがては、パソコンを持っていない人の方が少ない世の中になっていくことでしょう。

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