2020年東京オリンピック開催決定の裏で涙を流した5つの都市とは ?

2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定

しかし、勝ち取った都市もあれば涙を流してしまった都市ももちろん存在しています。そこで、どのような都市が立候補していたのか、今回は5つの都市をご紹介させて頂きます。

1.イスタンブールは東京オリンピックと最後まで競っていた

2020年東京オリンピック・パラリンピックと最後まで競ったのはトルコ・イスタンブールです。この時東京は42票を集めたのですが、イスタンブールとマドリードはそれぞれ26票。そこで、この2つの都市で再度投票が行われ、東京との決戦になりました。その結果東京は60票、イスタンブールは36票という結果になり、東京オリンピック・パラリンピックが決定しました。
イスタンブールは2000年、2008年の夏季オリンピックにおいても正式立候補都市に選定しています。他に、2004年と2012年においては書類選考の段階で残念ながら落選しています。
イスタンブールは不安定と言われていますが、それは2013年6月から始まったトルコ反政府運動もその要因の1つです。また、ロシアが売却した空母の海峡通過を認めてしまった事で中国との関わりを強くしてしまった事など、さまざまな問題を抱えていました。

2.マドリードには大きな問題点が多かった

2020年東京オリンピック・パラリンピックと決戦という場で争ったイスタンブール。そして、そのイスタンブールと当初は同票だったのがスペインのマドリードです。スペインといえば、1992年にはバルセロナオリンピックが開催されています。
そんなマドリードですが、国内では大きな経済的問題を抱えていました。経済危機が非常に深刻なものとなり、失業率も高い数字を記録してしまいます。そんないわゆる緊縮財政が続いていたのです。
更に、2013年7月には死者79名、負傷者は100名以上という大規模な列車の脱線事故が発生してしまいます。これはサンティアゴ・デ・コンポステーラ列車脱線事故と呼ばれています。これにより、交通関係への懸念も登場してしまったのです。

3.バクーは東京オリンピックとの経験の差が指摘された

2020年東京オリンピック・パラリンピックにおいてはそのインフラ整備に注目が集まりました。東日本大震災の後もそうでしたが、日本のインフラ整備に対する能力というのは非常に高いのです。そして、そもそも以前に同都市でオリンピックを成功させた経験があるというのは大きな基準になったでしょう。
逆にそれらが指摘されてしまったのはアゼルバイジャンのバクーです。1次選考を通過する事は出来なかったのですが、ここでインフラ整備の問題や今までにあまり国際大会を開催した事が無いという経験不足を指摘されてしまったのです。
美しい海岸を持ち、大規模な油田もあるという土地。アゼルバイジャンにおいても最大の大都市というだけではなく、南カフカース地域から見ても大きな都市です。そのため、今後はインフラ整備が進んでいく事を期待されています。

4.ドーハは東京オリンピックと違い、気象条件の悪さが指摘された

2020年東京オリンピック・パラリンピックにおいて、やはり気象条件というのは非常に重要です。選手のコンディションを考えた場合でもそうですが、その国の強さというものが出てしまうのです。例えば、寒い国での開催となるとその気候に慣れている方々というのが有利になってしまいます。更に、気象条件が悪ければ運の要素も出てしまいますね。
そういった気象条件の悪さが指摘されてしまったのがカタールのドーハです。この国では、全人口の約80%がドーハで生活しています。近年人口増加の激しい都市としても湯名ですが、その内訳を見てみると実は圧倒的に外国人が多いのです。そこで市民権の無い外国人でも不動産を購入する事が出来るようになったのですが、皮肉な事に住宅の供給が追いついていない状況です。
そして、ドーハは砂漠気候に属しています。6月から8月の平均最高気温は40℃以上になってしまう事から、選手達への影響も懸念される事となりました。他の問題が指摘された東京オリンピック・パラリンピックとは異なり、まず気象条件で引っかかってしまったのです。

5.ローマは途中で立候補を断念した

2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催の前に、途中で立候補を断念する事になった都市があるという事を覚えておきましょう。それがイタリアのローマです。国内でも候補都市選考が行われ、その際にはベニスを破ってローマが選ばれました。ローマといえば、1960年にもローマオリンピックが開催されていますね。
しかし、当時の首相であったマリオ・モンティ首相が計画を支持しないと表明してしまったのです。その背景には、いわゆる欧州危機があります。財政難に陥ってしまったイタリアは、そこからの再建を進めていた最中だったのです。そこで、ローマは計画書を提出する前に立候補を取り下げる事になってしまいました。

まとめ

1.イスタンブールは東京オリンピックと最後まで競っていた
2.マドリードには大きな問題点が多かった
3.バクーは東京オリンピックとの経験の差が指摘された
4.ドーハは東京オリンピックと違い、気象条件の悪さが指摘された
5.ローマは途中で立候補を断念した

編集後記

自分の国でオリンピックが開催されるというのは非常に嬉しいです。しかし、財政難の問題や経験不足、あらゆる問題によって涙を流した都市というのも多いのです。他の候補地の住民達からも暖かい声が寄せられる事もあります。日本も、彼らの分まで2020年東京オリンピック・パラリンピックを成功させられるように頑張りたいですね。

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