GDPとGNPの違いを理解する3つのステップ

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GDPとGNPの違いとは?

GDPとはGross Domestic Productの略で『国内総生産』という意味です。また、GNPとはGross National Productの略で『国民総生産』という意味です。GDPとGNPは良く聞く言葉ですが、とても似ているためややこしいと感じている人は少なくないと思います。今回はGDPとGNPの違いを分かりやすく説明していきたいと思います。それではどうぞ。

1.GDP(『国内』総生産)とは

GDPとはGross(全体) Domestic(国内の)Product(生産したもの)の略で『国内総生産』という意味です。これは1年間に国内にいる人が生産した付加価値(儲け)の合計を指します。つまり国内の付加価値の合計なので、海外にいる国民が稼いだお金は含まれませんが、国内にいる外国人が稼いだお金は含まれます。もう少し具体的に説明したいと思います。例えば、部品も含めて製品全てが国内で生産されたパソコンがあったとします。このパソコンを10万円で売った時は10万円をGDPの計算に入れます。しかし、部品代に6万円がかかったとし、部品代全てが輸入品の場合は、国内で生まれた新たな付加価値は4万円だけになり、4万円をGDPの計算に入れます。また、モノだけでなくサービスも同様に計算に入れられます。もし1時間1万円のマッサージを受けた場合も、その1万円もGDPの計算に入れます。つまりGDPとは、実際にお金のやり取りが行われ、国内で生み出された全ての付加価値が合計されたものになるのです。このGDP(国内総生産)が前の1年間よりも増えると、その国が成長していることを表します。さらに、GDP(国内総生産)が前の年のGDPに大して何%増えたかを表す割合の事を経済成長率と言います。この経済成長率を見る事によって、その国の経済がどのくらい成長しているのかが分かったり、その国の大雑把な生活水準が分かったりもします。

2.GNP(『国民』総生産)とは

GNPとはGross(全体)National(国民の)Product(生産したもの)の略で『国民総生産』という意味です。これは1年間にその国の国民が生産した付加価値(儲け)の合計を指します。つまり国民の付加価値の合計なので、海外にいる国民の稼いだお金は含まれますが、国内にいる外国人の稼いだお金は含まれません。

3.GDPとGNPの違い

以前は一国の経済水準を表す指標としてGNP(国民総生産)が非常に良く使われていました。しかし近年では、経済のグローバル化に伴いその国の経済水準を表す時にはGDP(国内総生産)を使うようになりました。なぜなら、一昔前までは海外で働く人が少なかったため、GNP(国民総生産)でも国内の経済成長の様子を知る事ができたからです。しかし近年では、海外で働く人が多くなり、外国企業も参入する機会が増えたため、GNP(国民総生産)では、その国の経済状態を正確には表せなくなりました。そのため、グローバル化の状況に合わせて、国内でどれだけ価値が生み出されたかに注目するために、GDP(国内総生産)が使われるようになりました。

まとめ

①GDPとは何かを理解する
②GNPとは何かを理解する
③GDPとGNPの違いを理解する今日はGDPとGNPの違いについて解説しました。ありがとうございました。

編集後記

今回はGDPとGNPの違いについて説明させて頂きました。書籍などを見ると付加価値などの難しい言葉がたくさん出て来て、理解できなかった方も多かったのではないでしょうか?簡単にまとめると日本のGDP(国内総生産)という意味は『日本国内だけで作られた価値』です。また、日本のGNP(国民総生産)という意味は『世界中の日本国民で作られた価値』ということになります。近年のグローバル化に伴い、日本のテレビやニュースではGNP(国民総生産)という単語をほとんど聞く事が無くなりGDP(国内総生産)が使われるようになりました。しかし欧米諸国では、古くからGDP(国内総生産)のほうがGNP(国民総生産)よりも中心的な経済指標として使われていたそうです。それは、欧米諸国は島国の日本とは違い、古くから国境を越えて人やモノの流通が行われていたためだそうです。

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