お金は貸すならあげるつもりで貸せとはよくいったものだと思う事柄

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少額だとつい貸してしまうがこれがインチキの始まり

筆者が、とあるSNSで知り合ったのが始まりでした。

当時筆者は38歳で、相手は26歳という、筆者より一回り下でしたが、兄貴と慕ってくれて感じがいいと思っていました。

一度、会ったこともあります。

しかし、SNS上では、毎日辛い気持ちを日記にしていて、自殺したいということもしばしば書いていました。

更には、会社は給料を支払ってくれないとか、親父が病気で医療費が掛かって、しかも、母親もパートで給料が安くとてもやっていけないとかそんなことも。

暑い夏の時期には、お金がなく、飲み物も買えないから水分補給出来ないとか、熱中症で倒れたとかつぶやいていたり、げっそり痩せて顔色が悪くやつれた写真を載せていたりもしました。

なので、筆者は、一度会った友達として、心配になっていました。

ある日、夜9時過ぎにお金を貸してくれとメールで言ってきたのです。

金額は、出来たら今日、遅くとも明日までに5000円、今月末までに更に5000円と比較的少額です。

といっても、夜9時の時点で現金振り込みをやっている銀行なんてありません。

なので、そんなに辛い思いをしているなら、それくらいの金額なら貸してやろうかと、筆者も生活が苦しい中、翌日、「あ~、あいつはもっと苦しいんだろうなぁ」と思い、何とか工面しました。

しかし、これが騒動の始まりでした。

借りる時ばかり異常にしつこく借りたらなかなか返さず

金を貸してくれと言ったら、何度も何度も、今日中に振り込んでくれとうるさく、銀行は明日でなければダメということを2時間後にようやく納得するというしつこさ、更に、2回目の時も、前日には何度もメールをよこしてくるしつこさです。

ちなみに、翌月の20日に給料が入るのでその日に返すという約束でした。

しかしながら、その返して貰う約束の日になって、なかなか連絡がきません。

そして、こちらから何度も電話をしたら、しばらくして、彼の母親から電話が掛かってきました。

それで、彼の母親は、何とか責任を持って返させるから明後日まで待ってくれと言うのです。

「私に免じて」というので、一先ず信じました。

しかしながらやはり、返ってきません。

その後も、○日には返すからと、延々と引き延ばされ、悉く裏切られています。

こちらも、だんだん腹が立ってきて、言葉もきつくなっていきます。

それから、当人から「今日、振り込みましたので、明日、確認して下さい。」

というメールが来たので、やっとその気になったかと思いました。

すぐにバレるような嘘はつくなかれ

翌日、言われた通り、口座を確認したら、やはり振り込まれていませんでした。

何度も電話をしましたが、電話には出ません。

それから1時間後に、「来週まで待って下さい。」というメールが来ました。

とうとう頭に来た筆者は、「お前、嘘をついたな。

振り込んだから確認してくれって言っておいて、今度は来週まで待てとはどこまで嘘つきなんだ! 俺をバカにしてるのか!」と返事をし、「お前を詐欺として警察に届ける!」と言って警察に連絡しました。

もちろん、金額が少額で、他に届け出がない上に、「当人が返すと言っているから」という理由で、警察も状況だけ把握という形で捜査には至りませんでした。

更には、その間も、何度も「親父が脳梗塞で倒れたから連絡は出来ません」と逃れようとしていたり、「くも膜下出血で倒れたから手術費用が必要」と言ったり、母親のふりをして自作自演をしていたりと、あの手この手で逃げようとしていました。

母親は心臓が弱いということも言っていました。

ちなみに、後には、「親父が脳梗塞で倒れた」というのも嘘であることが発覚し、実際は、彼の父親は、借金を作って夜逃げして行方をくらましたというのが本当のようでした。

実は被害者は多数存在していた

それから、彼とは、SNSではそのまま繋がっていましたが、事実上、絶縁状態が半年程続きました。

それから、こちらが態度をいくらか軟化させたら、再び電話が掛かってきて、向こうは、泣きながら「兄貴にはもう嫌われたのかと思った」と言ってきたので、ついかわいそうになり、その時は、お金のことは言わずに、しばらく話を聞いてやりました。

しかしながら、ある日、筆者とSNSで繋がっている他の人が、「金貸してくれと言われた~」という日記を書いていました。

「まさか、あいつじゃないだろうな?」と思い、確認したら、そのまさかでした。

更には、リアル友の人と、ひょんなことでその彼の話になって、「あいつは有名だよ」という話を聞いて驚きました。

なんと彼は、ちょっと親しくなったら、すぐに「金貸してくれ」と言って、一人当たりの金額は概ね1~3万円程度ですが、彼より歳上歳下限らず大勢の人から、そうやってお金を騙し取っていたのです。

中には、10万円くらい貸してしまった人もいるとか。

少額だから、「まあ、いいか」と諦めてしまうことが多いのにつけ込んで、少しずつそうやって、借りると称して騙し取る、いわゆる寸借詐欺の常習犯だったのです。

人と会っている時も、相手がトイレに行っている間に、その相手の財布からお金を抜き取るということもしていたという話も有名でした。

彼による寸借詐欺の被害者は、北は東北から南は九州まで存在していて、一人当たりの金額は少額ながらも、合計では数百万円にも達していたそうです。

お金がないからと言って悪いことをするとしっぺ返しは大きい

その話を聞いてからも、しばらくの間は彼とやり取りしていました。

しかし、相変わらず、彼による寸借詐欺の話は後を絶ちません。

とうとう、2ちゃんねるにまで名指しで書かれるようになりました。

そのうち、筆者にも、まだお金を返していないにも関わらず、しゃあしゃあと、「20000円貸して下さい。来月には24000円にして返します。」というメールをよこしてきました。

「この野郎、まだやってやがるのか!?」と思い、「お前、いい加減にしろ! いつまでやってやがるんだ? 俺が何も知らないとでも思っているのか!? お前が寸借詐欺やっているというのはもう有名になっているんだぞ。

何人の人間をそうやって騙してきたんだ!?」と返事をしたら、「すみません、これからは何とかします」というメールが来ました。

更には、「他の人間にも絶対にやるなよ。

寸借詐欺なんて絶対にやめろ!」と叱りつけてやりました。

それ以来、彼による寸借詐欺の話は聞きません。

しかしながら、一度蒔いた種は根強く、その後も、何かにつけて彼は2ちゃんねるで叩かれ、SNS上でも嫌がらせをされ続けました。

「中傷された」とぼやいていましたが、「お前は自分で蒔いた種なんだから、すぐにおさまらないことは覚悟しなければならん!」と言い、3年以上経って、ようやく何事もなくなったようです。

そうです。

お金がないからといって、悪いことを考えては、次々と嘘をつかなければならなくなり、大きな代償を得ることを彼は示してくれたと思います。

また、お金は貸すならあげるつもりで、ということと、どんなに親しくてもお金を貸すべきでないということも教訓になることでしょう。

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