どんなに借金の返済が苦しくてもヤミ金で借りてはいけない理由とは?

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誰も貸してくれないからヤミ金へ

もうどこからも、借りることが出来ない、自己破産してしまったがゆえに急な出費に何ともすることが出来ない、そんな時、ついつい頼ってしまいがちなのがヤミ金です。

しかし、一度手を出したら最後、あなたの精神と体は疲弊していくこととなってしまいます。
  

そもそもヤミ金とは

ヤミ金、闇金と言われ、漫画でも連載されているヤミ金ですが、いったい何を以てヤミ金というのでしょうか。定義自体は多くすることが出来ると思います。たとえば、暴力団が債権者である。取り立てが暴力的等々です。

ただ、共通する事項はただ1つ、出資法の制限金利を超えて貸す者は全てヤミ金です。(質屋等は除きます。)

つまり、10万円を無担保で貸してあげるから、10日後に11万円返すような契約を取り交わすような金融屋であれば、それはヤミ金です。

なぜなら10日で10%の金利で貸すという事は、単利で計算しても、年利120%という事になりますから、出資法の上限金利29.2%を大きく上回っているからです。

したがって、このように、暴利をむさぼる業者を以てヤミ金とここでは定義しましょう。

ヤミ金はとても優しい

ヤミ金の業者の方々は非常に優しいです。

ヤミ金と聞くと非常に怖いお兄さんが出てくるようなものをイメージなさる方も多いと思いますが、それは違います。

むしろ、非常に優しいです。借り手に同情的なそぶりを見せたり、物腰穏やかであったり様々ですが、決して恫喝などは「最初は」しません。それもそのはず、融資を受けようとしている方は彼らが骨の髄までしゃぶりつくそうとしている大事な大事な「エサ」なのですから。

ヤミ金は無担保、低額融資が基本

ヤミ金業者は無担保でお金を貸します。そして、決して大きな額を貸すことはありません。多くても10万円程度といったところでしょう。(30万円程度を貸す輩もいますが、それにはいろいろな事情があるのです。)

しかし、ヤミ金を頼らざるを得ない状況というのは、急な出費であることが多く、10万円も借りれれば何とかなるという事がほとんどですので、借り手としても十分な額といえることがほとんどです。

ヤミ金業者もビジネスですから、焦付くのは最も恐れる事態です。10万円を年利120%で10人に貸したところ、10人全員が失踪したとなれば、ヤミ金業者もビジネスとしてやっていけません。

それ故、リスクを最小限にすべく、3万円〜5万円を多くの人間に貸してリスクヘッジをするという事が多いのです。
  

ヤミ金の手口

ヤミ金の手口は巧妙です。彼らの一番の目的は元本の回収+多くの利息を取るという事です。となると、おのずと、手口がいくつかの方式に分かれるという事になります。

まずは、毎日弁済を行わせるやり方です。

仮に10万円を貸したらば、1日2000円ずつ2か月間返すというような方法です。

返済額は12万円ですので、やはり、年利は120%です。しかし、1日2000円ならば払えない額でもありませんし、2か月で終わるというゴールが見えていると、人というのは不思議なもので、論理的ではないにもかかわらず、返済をしてしまうことが往々にしてあります。

また、ヤミ金業者も非常に債務者の心を掴むのが上手で、毎日、集金に伺い、体を気遣ったりしてくれるので、だんだんと悪であるはずのヤミ金業者に感情移入してしまうという事もしばしばあります。

毎日集金に行くのは債務者の心を掴むという意味合いもありますが、銀行送金が怖いからという理由があることも忘れてはいけません。筆者の情報筋の警察関係者によると、この手のやり口の場合、被害者が被害者意識を持っていないことが多いとのことです。

 他の方法としては、「金銭消費貸借契約書」という、いわゆる借金の契約書に元本+利息分を『元本分』として、契約を締結させるという方法があります。

契約書には契約日、債権者、債務者、返済日、返還約束、金額等が記載されますが、この金額の部分を先の例で言えば本来『10万円』と記載しなければならないところを、『12万円』と記載するのです。

これによって、正式な消費貸借契約が形式上締結されることとなり、いざとなったら、ヤミ金業者は少額訴訟という簡易迅速な方法で執行を行います。この時、10万円しか借りてないと主張したいのはやまやまですが、裁判所が重視するのは書証(契約書)の方です。

したがって、裁判には負けてしまいますし、負けて敗訴が確定したらば、債務名義というものをヤミ金側はとることが出来るので、この債務名義といういわば水戸黄門の印籠のようなものを以て、債務者の給与等を差し押さえることが出来てしまいます。

すると、給与の差押えというのは、会社側に送付されるものですので、債務者が、借金をしているという事やその債務に対しての裁判に敗訴したという事が会社に知られることとなります。

これはこれで、債務者の会社での立ち位置等にも影響が出てくるでしょう。悪質な場合だと、ヤミ金側がそうとわかって、20万円出すのなら、給与の差押えはしないというような恐喝をしてくることも、しばしばあります。

このような恐喝に屈したら最後、ヤミ金側は「脅せばとれる奴」とみなし、次から次へと、あなたに対して優しい顔から一変、恐喝を続けることとなるでしょう。

ヤミ金への対処

 ヤミ金は違法なのだから、警察に相談すれば解決する。もしくは、弁護士に相談をすれば何とかなると考えるのが一般的でしょう。これは正しくもあり、間違いでもあります。

 まず、ヤミ金側は自分らの行っている行為は違法であることを重々承知して行っています。したがって、相応の覚悟が出来ているのです。それ故、弁護士が介入してきたところで、弁護士のいない時に債務者に脅しをかけるという事くらいは当然に行います。

 それでは、警察は逮捕してくれないのかという疑問が生まれるかもしれませんが、原則警察は民事不介入です。もちろん、出資法違反なので、民事ではなく刑事事件なので、動いてはくれますが、積極的に動いてはくれません。

 債務者は期待することでしょう、警察にこのことを告訴すれば、警察がヤミ金を逮捕・検挙してくれると。しかし、警察は、告訴を受け付けようとはせず、警告というのを行う程度にとどめることが多いです。そこで、ヤミ金側が引けばよいですが、引いたか否かはわからないので、精神的には不安な日々が続くこととなるでしょう。

一応、警告を無視して再度恐喝等を行えば、捜査として動いてくれることもありますが、考えているほどスムーズにはいかないという事がほとんどですので、留意するようにしましょう。

ヤミ金

以上の様に、ヤミ金には色々な事情があり、それを取り締まるはずの警察も事情があります。それ故、精神的な健康を目指すのであれば、ヤミ金には手を出さないようにしましょう。

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