お金を借りるタイミングを知っていますか?「借金するのに得な時期」

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お金は借りるタイミングがある

借金は負債?そう簡単に決めつけてはいけません。どんな会社も借金しているのです。それはなぜか?考えてみましょう。

会社はどこから借金しているのか

会社法が改正されて、世の中には有限会社がなくなりました。合同会社や合資会社は残りましたが、その他はほとんど株式会社になったわけです。

株式会社とは、資本金を出す「株主」に株券を預ける会社です。300万円出してくれた出資者には300万円分の株式を、1,000万円分出してくれた人には1,000万円分の株式を渡します。この株式、つまり株券は時価評価されます。5年、10年とがんばって、とうとう利益を出した会社は、一株あたり5円、7円と配当を出します。

つまり、これは会社が運営資金を出してくれたお礼に、出すものといってもよく、株主は会社に配当を要求し、そのために利益を上げるように尻を叩くわけです。世の中のお金は少しづつ株式に投資され、会社は株主から株式を発行するという手続きを経て「お金を借りる」わけです。

では、銀行は何をしている?

待てよ、お金を貸すことで商売をしているのは金融機関、とどのつまり銀行や信用金庫といった専門会社ではないか?そういう疑問が湧いて来るかもしれません。確かに、銀行や信金などはお金を貸し、その返済利息で食べているはずです。

ところが、昨今は金融機関がどんどん合併し、特に信金は広域合併を繰り返しています。また、メガバンクと呼ばれる三菱東京UFJ、みずほ、三井住友の各グループは、年々母体を大きくしています。いったいどういうことなんでしょうか?

企業が大きくなる理由は、小さいと生きていけないからです。これはダーウィンの進化論の経済版であり、金融業界はどんどん恐竜が現れて、それが大型化している一方で、ネット銀行などの新種が出始めています。大きくなれば、結果的にお金が集まりやすく、銀行自体も利息で食べられなくても株式投資や他国の企業への融資などでなんとか利益を確保します。つまり、今やお金を貸す人たちも借りたり投資したり…と、複雑にお金儲けをしなければならなくなったのです。

お金を借りるには、条件がある

個人でお金を借りる場合、その代表格は「住宅ローン」でしょう。頭金1,000万円で5,000万円の新築一戸建てを購入する場合、残金にかかる金利が1%と2%では数百万円もの差があります。

バブル時代までは金利が7%、5%などというのが当たり前でした。3%、1%と下がるにつれ、顔色を青ざめたのは高金利で借りた人たちです。バブル時代に5,000万円を、年4%で30年借りた人の場合(元利均等方式)、総支払額は約8,600万円。これが年3%の場合は約7,600万円と、1,000万円下がります。

ところが、これも賃金上昇率が借りるパーセンテージを上回れば、返済金額はなんていうことはありません。ところが、デフレになり、市中金利が下がってしまうととんでもない金利分の支払いが残ることになります。逆にいえば、借入金利が低い時に借金をして、インフレになった場合は、市中金利が上がりますので、預金金利の方が上回るわけで、結果的に返済額が下がってしまう恩恵に浴します。

と、いうことは、低金利で借りて高金利で預金?

ですが、実際に低金利の今の日本で借金をして、お金を返しながらインフレを待つ…そんなタイミングのいい話はやってくるのでしょうか?

日本の低金利を利用し、海外の高金利商品に投資して差額で儲ける…それが金融の本質的な儲け方になっています。難しいことはわからなくても、FXなどは日本円と米ドル、豪ドルとスイスフラン…といった変動為替のスプレッドで儲けが決まります。

株式では空売りといえば、ごぞんじでしょう。先に売ってから、安くなるタイミングで買う。これをしきりに行って莫大な利益を上げているのがアメリカの投資家で、中国の株式市場はその食いものにされてしまっています。ですが、これは自由経済では当たり前のことであって、お金は動かさなければ意味がないということなのです。ここで必要なのは、お金は預けておしまい…ではない、ということ。毎日変動する為替相場に対応して、ガソリンの販売価格が変わるのは田舎の主婦でも知っています。

今後こうした変動する価格は、あらゆる商品に関わってくるかもしれません。借りて返す、借りて投資して、差額で逆に利益を出す…こうしたことは、これからの世界では当然のことになっていくかもしれません。

借金は「借りる」て、どうするのか、をまず決めよう

住宅ローンは、住まいという一つの商品を手に入れる確実な方法です。ですが、借りてはみたが元も子もない…というものもあるでしょう。学資ローンは子供の大学準備資金を銀行から借りて、それを返済するもの。この類に奨学金というものがありますが、国の奨学金制度は大変な代物です。

国からお金を借りたら、絶対に返さなければなりません。そして遅れれば延滞金利が発生し、その金利は5%と10%です。銀行の預金金利の50倍から100倍もの借入金利が付くのですから、これほどとんでもない借金はありません。ですから、こういうものは絶対に借りないのが大学入学の条件なのです。

実際に、返済できずに自己破産してしまった元学生の数は激増しています。せっかくの大学入学もアルバイトで終わってしまい、なんのための学生生活だったのか、親も悔やみきれないですし、当人は奈落の底。ですから、お金を借りる場合は、借りたあとのこと(見返り)があるかどうかを考えて借りなければなりません。

まとめ

お金を借りる、ということは経済状況をよく睨んで決めないといけません。看護師になる場合、学費を全額出してくれる病院があり、資格取得後数年間その病院に勤めれば借入はチャラ、という制度があるように、世の中には貸してくれる場合に条件をつけて返還不要…という制度もあるのです。 お金を増やすのも借りるのも、要は金利次第。人はどんな状況でも生きていける力さえあれば、自分の世界を作ることができるのですが、金利だけはどうにもなりません。中国経済は共産党政権でもどうにもならないこと同様、お金には慎重に、大胆になって、タイミングを計っていくことです。

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