本当にあった!サラ金に絡んだ悲惨な話

絶対に手を出すな!家族も親戚も友人もいなくなる…

サラリーマン金融は、今の若い人はよく分からないかもしれません。ですが、漫画ではお金を借りる人向けのリアルなものがいくつもあります。それを読みつつ、金貸しの姿を考えてみましょう。

ナニワ金融道は面白い、が

青木雄二58歳、肺がんのため死去…その新聞記事を読んだ瞬間に「どこかで聞いたことのある名前…」と感じた人は多かったかもしれません。「ナニワ金融道」といえば、サラ金を舞台にしたコミックであって、そこにはありとあらゆる業種の人間が交錯します。

例えば、ある国会議員は金を借りまくって選挙で使い果たし、落選し家族と夜逃げ…、またあるビル経営者は破産したものの、抵当権を巡って様々なサラ金業者が暗躍し、最終的に一室に潜り込んだ一社が全てを手にする…、あるいは地上げをしていたところ、辣腕弁護士にひっくり返され、全て水の泡となったサラ金業者…。ひとつひとつが実に丁寧に描かれ、法律と実社会の盲点を付くうまさには、感嘆させられる読者も多かったに違いありません。

実際にナニワ金融道をモチーフにした、といわれるのが「ミナミの帝王」。

こちらは実写版で竹内力が好演していた萬田金融の萬田銀次郎が主役。高利貸しのなかで、任侠道を多少意識したところが泣かせますが、やはりそのアイデアの根本はナニワ金融道にあった、と言われるのは仕方のないところでしょう。

ナニワ金融道は非情な世界をそのまま出したため、人間的な温かさは金銭とは相反するもの…と描かれていて、作者が違うと、これほど金貸しのイメージが違うのか…ともいえるのです。

サラ金は本当にすごいことをしでかしていた…

サラ金に入社した人から言わせると、やはり取り立てが一番の花。全ての根本は「高利でも借りたい」人たちを探すことです。手形の商売を行っている人は、期日までに割れなければ、会社そのものが飛ぶことを意味します。

なんとしても400万円が今必要だ…手形は90日以後だから、今すぐ資金が必要なんだ、そういう人は自営業者に多かったのです。

手形割引ももちろん、サラ金の仕事として行われていました。このころは、あらゆるものに債券が発行されていて、有名なものは電話債券でした。

平成17年2月までは、NTTに電話を引いてもらうように頼むと、75,600円で債券を買うように指示されます。加入権の意味合いですが、要はこの金額を支払って電話が使える権利を得るわけです。

この電話債券を使ってお金を貸していたのが「マルフク」という会社で、田舎ではいまだにマルフク、と書かれた赤と白のブリキ看板を見ることができます。

電話債券は、電話を早く引いてもらいたい人にはいくら高くても購入する価値がありました。

むろん携帯電話がなかったころで、電電公社といわれた時代の名残からの話です。また、電話債券を安く買い取って、欲しい人に高く売ることで、商売が成り立った時代があったわけです。

ですが、こうした商売も、電話債券が3万円程度に引き下げられ、また、電話事業が民間に解放されて無価値になってしまい。マルフクは破産しました。

こうした商売が時代の流れで廃れていっても、なぜか高利貸しは生き残りました。

なぜでしょうか?お金を借りたい人は世の中にいくらでもおり、中でも銀行が貸さないために、事業資金をショートさせないために消費者金融で貸す…というケースがいくらでもあったのです。

中小企業の経営者は、給与支払いや仕入れ業者への支払いなど、様々な期限付きの支払い項目に、いつも金銭対策に余念がありません。

ですから、どうしても苦しい時は、フラフラと自分の体を犠牲にしても家族や顧客を守ろうと必死になるものです。その結果、サラ金には訪れた客にハンコを押させようと、無理やり睡眠薬を飲ませたり、軽く「暴力」を振るったり…と威嚇をします。

こうしたことで、沈んでしまった人々は数十万人できかない、といわれているのです。

怖いのは女性の敵と貸した男たち

サラ金の真似をして、人間の情も欠片も捨ててしまった男達が世の中には存在します。例えば、特定のホストと呼ばれる人種の中には、借金をさせて自分に貢がせるように巧みに演出し続けます。

女性の中でも、仕事に燃えて部下を抱えてステップアップしたエリートが、孤独になるにつれ、心を癒そうとふと訪れたホストクラブですっかりハマってしまい、サービス文句にほだされて数千万円も貢いだ挙句、これ以上は支払えないという女性を「サラ金」へ連れて行きます。

サラ金では、こうした女性に高利で数百万円をポンと貸し、彼女もそれをすぐにホストに差し出すようなトリックに引っかかっていて、結局彼女は会社の金に手をつけて、首になり、自殺に追い込まれる…という話も少なくないのです。

また、女性によっては、借金を背負わされた結果、ソープ嬢にさせられ、売り上げを毎日吸い取られるなどの虐待を受けます。これを「沈める」と言いますが、非情極まりない人種が、勝手に借金を計画し、サラ金業者とグルになるのです。

 

ツケは支払わねばならない

結局、サラ金はほとんどが整理対象とされ、トイチとよばれた業者も全てが対象となって、金貸し業者はグレーゾーン金利から足を洗うことになりました。つまり、この日本では表立ってお金を貸す職業は、遵法企業だけになっているのです。

これは当然のことで、その結果がここ数年「過払い金請求」業務の弁護士が儲かっていることでお分かりになるでしょう。

お金は借りたら返さなければならない、ですが、借りることが無防備なツケ、そして行政の怠慢がこうした社会を野放しにしてしまいました。だからこそ、現在は残ったサラ金は消費者金融となり、制限内での貸し出しを行って、親会社の銀行に利益を吸い上げられています。

つまり、サラ金はヤミの中の極ごく一部を除いて完全になくなってしまったのです。

時代は変わった

若い人たちに大きな影響を与えた人物に「堀江貴文」という人がいます。いわゆるホリエモン、ですが、彼はライブドアという会社を使って、様々な錬金術を重ねました。そのアイデアは部下がこしらえたものですが、要は、株や社債の仕組みをうまく使うことで、まずはお金を作ることに成功したのです。

お金を作れば、あとはしたい事業へまっしぐらと進めばよい。ですが、その序盤戦でなかなかうまくいかないの日本社会です。お金を作るのに、苦労する社会でなければ、サラ金は一世代を風靡しなかったに違いありません。現在株式会社が1円で起業できるようになったのも、サラ金淘汰に深く関係があるのです。

まとめ

サラ金は時代の落とし子として、暗躍しました。ですが、それはやはりそういう社会を築き上げていた社会整備の側、つまり政府や国会議員の怠慢でした。その反省から、今では誰もがお金を稼ぐための基盤整備が始まったのです。

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