審査が甘い消費者金融とは?「サラ金でお金を借りることとの違い」

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消費者金融には悪いイメージがある!?

サラ金といえば、武富士・アコム・プロミス・アイフル・レイク…と武富士以外はすべてカタカナの社名。

そして派手なテレビCMで、強烈なインパクトを与えます。

特に、20代前半のモデルを登用させて、気軽さをアピール。なんだ、簡単に借りられるのか…と安易に考えてしまう人も少なくありません。

それが社会問題化したバブル時代、消費者金融は法律改正で一気に崩壊させられ、その多くは銀行の傘下に入るか破綻していきました。

ですが、サラ金の仕事は本当はなんだったんでしょうか?

サラ金は人に貸すだけ?

バブル時代といえば、1990年始めの頃までの10年ほどの期間をいいますが、実はその頃の映画で「マルサの女」という大ヒット作があります。

1987年に伊丹十三が監督したもので、当時彼が持っていたロールスロイスやポルシェをそのまま「出演」させ、ラブホテル経営者のボスを山崎努が好演しました。

彼の仕事を追って、国税官(マルサ)が脱税の証拠を握ろうとするストーリーです。

逃げる男、山崎努は大富豪ですが、その資産は「地上げ」によって膨らんでいきます。

バブルとはなんだったのか…それは都心の一等地に昔からある古い長屋のような一戸建てをどんどん買い叩いて、住人を追い出し、更地にして開発業者に売る「ブローカー」が暗躍していました。

ブローカーの資金はどこから出ていたのでしょうか?実は、この資金こそがサラ金の運転資金であり、儲かるものならなんでも手を出していた金貸し業そのものが、ブローカーでもあったわけです。

つまり、サラ金は人だけでなく、土地にも手を出していたわけです。

現在の消費者金融は何をしている?

消費者金融は現在銀行系の子会社として再建されていますが、最近動きが激しいのは、やはりパチンコ店が密集する場所での出店です。

最近はコンテナのような無人貸し出し機が主流で、1店舗が立つと、他社も連ねて立ち並びます。

問題なのは、消費者金融が華やかだったことを知らない世代が、初めてサラ金の存在を知ることでしょう。

武富士やアイフル、アコム、レイク…すべての消費者金融は破綻し、現在は銀行系として継続しているか、消滅しているケースが多いのはなぜでしょうか?

それは「総量規制」と「金利の上限」という2つの重要な項目が、決められたことがきっかけです。

利息制限法では、10万円未満を貸す場合は「20%まで」、10万円以上〜100万円未満では「18%まで」、100万円以上の場合は「15%」まで、という縛りが設けられました。

さて、実際の例を見てみましょう。三井住友銀行傘下のプロミスですが、10万円を借りて、30日後に一気に返す場合の総額は、101,463円。

10万円を借りて、毎月返していく場合(1年間、12回)の総額は、109,894円。(金利は いずれも、17.8%)確かに、18%までの枠内に収まっています。

上の例だと、10万円を借りて、金利分は9,894円ですから「まあ、しょうがないか」と考える人もいるかもしれません。

何しろネットで審査して、すぐに借りられるわけですから、困った時には助かる…という人もいるでしょう。

ただし、問題もあります。毎月返すことにした方は、ある月に返済できなかった…となると、遅延金を追加で払わなければならなくなります。

10万円を借り、2ヶ月返済が滞った場合は、その日数分はさらに10万円に対して20%を加算して、返さなければなりません。

つまり、ペナルティは大きいということです。そして、もし延滞があった場合、その情報はクレジット会社などにも回ってしまうのです。

おまとめローンってなに?

銀行は住宅ローンを販売しています。バブル時代に5%、7%などと高金利でお金を借り、家を購入したりマンションを買ったりした人達が、バブル崩壊後にどんどん下がっていく貸出金利に目をつけて「借り替え」をしたのは誰でも知っている話です。

消費者金融の場合、1社だけでなく2社、3社と多数の会社からお金を借りていた人たちが多くいます。

普通、お金を貸す方の立場に考えれば、年収300万円の人が1,000万円の家を購入し、住宅ローンが700万円残っている…といった条件で、200万円、500万円も貸すのは「無理だろう」と思うのが普通です。

ですが、実際にはお金を借りてしまうことができ、そして貸す方も喜んで貸していました。

「総量規制」という法律改正があった前です(平成18年に法律改正)。

年収の3分の1以上は貸してはいけない!というお達しがあり、数社で年収の2倍、5倍などというおかしな借金はできなくなりました。

ただ、数社で借りていたものを返す金額が3分の1未満の場合、借金は残ってしまいます。

その場合、誰もが付き合う金貸しは1社に絞りたいものです。「返してください」という催促の電話が何社からも来ると、仕事になりませんし、友人知人も??と感じるでしょう。

銀行系消費者金融のプロミスでも「おまとめ」とありますが、非常に丁寧で親切な文面なため、助かるなあ…と感じる人はいるかも知れません。

ですが、よく考えてみてください。プロミスは三井住友「銀行」の傘下です。

つまり、消費者金融数社で借りている事実が、親会社の銀行にもしっかりと情報捕捉されてしまうことも知っておかないといけないのです。

銀行でお金を借りる場合は、審査が非常に厳しいものです。ですが、消費者金融は保証人も要らず、保証料も不要。生年月日と年収をネット上で入力するだけ。ですが、名前と生年月日だけで、なぜ簡単に審査が可能なのでしょうか?

 

審査が甘いということは…

消費者金融で数社お金を借りていたとします。その場合、一社で返済が滞るとその情報が消費者金融同士に回っていきます。

おや、このお客は返済が3ヶ月ない…そうなると、新規で借りる場合は問題があるな…そういう情報が一気に業界を駆け巡ります。

これを「ブラックリスト」といい、新たな借り入れができなかったり、他社で新しく借りるにしても、通常より高い金利になったり、借り入れ金額の上限が低くなってしまうことがあります。

問題は情報が丸裸になるだけではありません。

仮に、3ヶ月返済が滞って、その後術全ての借金が完済できたとしても、そうしたデータは5年間は残りますから、その間新たな借金ができないことを意味します。クレジットカードも使えない、銀行のローンも利用できない…そういうケースも出て来ないとは言えません。

銀行の傘下に入ってしまった…ということは、借金の情報が筒抜ということです。

信販会社も銀行系カードとして発行されているものがたくさんあります。ということは、情報の共有化が図られているわけです。

だから、簡単に借りられる消費者金融は、返せないと大変なのです。

世の中、お金を貸す方が一番強い

ソフトバンクの孫社長は「日本一の富豪」と言われています。

ですが、ソフトバンクの借金は8兆円とも10兆円(有利子負債)とも言われ、本当に返せるのか?会社は持つのか?と首をかしげる人が少なくありません。ですが、ソフトバンクにお金を貸す人たちは、何を考えてお金を貸しているのでしょうか?

スマホや携帯、プロバイダー料金など、様々な収入は毎月必ず集められます。

つまり、ソフトバンクは毎月毎年顧客数さえ確保できれば、お金が確実に入ってくる事業形態にしています。

顧客から見れば、毎月ソフトバンクにお金を払っている(あるいは機種代金を返している)わけで、まさに「バンク」状態です。

お金を貸す方は、結局日銭がきちんと入る人に貸しまくります。

それが保証されていれば、貸す方も借りる方もどんどん増えていきます。

結局、消費者金融は審査が甘い分、返せなくなると手のひらを返したように厳しい取り立てをしますが、それも当たり前の話、というわけです。

まとめ

消費者金融からお金を借りる場合は、小さな金額を1度だけ…その程度にしておくのがよいでしょう。 あなたの情報が丸裸でネット上を駆け回ることを想像してください。情報に安全というものは絶対にないのです。

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