借りるときは笑顔。でも返済が1日でも遅れれば怒り出す借金の取り立ての恐怖

そんなに借金して、大丈夫なのか?

お金を借り入れる相手、といえば銀行や信用金庫。そして消費者金融は信販会社と相場が決まっています。

ですが、実際には私たち国民から巨額な借金を抱えているのは、日本政府。いわゆる「国債」です。国債は国が保証するからこそ、信用力がありますが、返せない場合はどうなるのでしょうか?借り入れの不思議と理不尽さを書き留めてみましょう。

日本銀行は打ち出の小槌

日本は地震が多く、島国、そして山が多いことから、道路一本建設するのにもお金が非常にかかります。例えば、東京と名古屋の間を国道が走っていますが、こうした道路は主要道路ではありますが、場所によっては片側1車線になっています。

全国を走る一桁台の国道(1号…)は歴史も古いのですが、これを作るには巨額な費用がかかりました。

場所によっては刑務所に入れられていた囚人が道路を固める作業を行って、出来上がったものも少なくありません。ですが、静岡付近は海岸沿いにを走る国道1号線は、護岸工事も一緒に進めないといけなかったわけで、その費用もかかったわけです。

こうした費用を捻出するには、当然「国債」を発行しないとまかなえません。

「お前たちは、囚人だ!タダで働け」などというのは明治時代の初めまでで、今では人権問題になってしまいます。ですが、国にはお金がなかったわけで、発行した国債を買ってもらう相手も必要でした。

国債は借金。これを大いに購入したのは実は日本銀行です。日銀も政府の一部…のようなものですから、東京都千代田区の狭い範囲でお金がぐるぐる回って、道路が建設されていたわけです。

返済が遅れれば、延滞税!

現在の日本は100兆円で一年間の予算を組んでいます。

100兆円のうち、税収は大雑把に40兆円、その他は国債売却や国が持っている様々な金融商品の運用利益などです。

税収とは、つまり消費税や所得税、自動車にかかる重量税や揮発油税(ガソリンや経由)、そして関税なども収入になります。

こうしたものの合計が40兆円しかありませんが、残りの分の国債は必ず利息をつけて返してくれますので、安全な金融商品として、人気があります。

ですが、こうした予算の半分以上が借金というのは、いかにもおかしな話です。本当なら100%が税収とは言わないでも、80%ほどが税収で、20%程度は運用益だと、健全な財政といえるのです。はたから見て、放漫財政と言われかねない日本ですが、それでも世界では最も財政基盤の盤石な国と言えます。

その理由は、政府ではなく国民の「借金に対する返済能力と返済意識」の高さです。借金なんて、踏み倒してしまえ!という人もいないわけではありませんが、日本人にはもともとそういう考えはありません。そのため、国民健康保険の保険料を毎月支払うことでも、期限に遅れれば「延滞利息」を払うのが当たり前、と感じています。10%、16%と様々な延滞利息や延滞税の数字を見ても、非常に高いものがありますが、払うことが義務、というの意識は日本人が世界一、と言われています。

問題なのは、医療の世界

ところが、日本でも実におかしな業界があるもので、その一つが医療業界と言ってもよいでしょう。国家資格の中でも最も稼げる「医師」資格保持者は、全国に約30万人。彼らが開業か勤務かのどちらか、あるいは契約という制度に乗る人もいますが、総じて1,000万円の年収は必ずもらえる、と言います。

ところが、多くの開業医どころか、総合病院などでも、その実態は赤字。日本の病院は、8割が赤字経営で成り立っています。なぜ、そうなのか?そもそも病院を建てるには、1億、2億と小さなクリニックでさえその程度の資金は必要です。これをどこから調達するか…その財布は厚生労働省の医療関係の機構が独占しています。

ここでは10年返済などのものも用意しており、民間の信金や銀行が貸し出しをしたくても、なかなか有利な条件が提供できません。

国は医療に関しては独占的に診療報酬制度を維持しており、自由診療は基本的には認めませんから、胴元である厚労省の権力はものすごい力なのです。

だからこそ、医療行政では、国保で延滞利息にも目を光らせており、日本の医療は、3割サービスと、医師への過剰とも言える融資サービスを混合して、借り入れをどんどん増やすようにさせているのです。

 

国民には貸してくれず、公務員には簡単に貸す「国」という組織

もうひとつ、笑顔かどうかはわかりませんが、国は公務員に非常に甘いというのは常識です。退職金制度や年金制度、定年後の就職斡旋など、それは半ば民間企業に押し付けて老後の世話までさせる…全くもって国は民間企業にあぐらをかいているのです。

例えば、公務員向けの住宅ローンというものがあります。これは普通銀行でも行っていますが、一般企業の人たちよりも低金利で、審査もほとんどフリーパスです。なぜか?公務員だからです。そして、公務員の退職金制度は民間よりも利率のいいもので、民間企業は毎月お金を積み立てて、それを運用しているのに対し、公務員の場合は完全に給付金額が決まっています。

こうした制度は地方自治体の末端まで制度化されて、お金を借りるのもすんなり貸してくれる役所と、借りる公務員の関係は実にナアナアです。それは当たり前、他人が支払った税金ですから、お金のありがたみもよくわかっているはずもありません。

日本の財政が悪いのは、誰のせい?借金の押し付けで笑うのは結局公務員だけ

金貸しとお上ほど強いものはありません。銀行や信金が国に逆らえないのは、長年大蔵省の指揮下にあったため。そのため、彼らは自前で稼ぐスキルを全く持っていませんでした。国もそうです、国民から借りるだけ借りて、返すあてなどありません。返すには、経費を削ればいいのですが、公務員の給与を削るといった当たり前のことはやらない。

だから、少しでも一般市民が税金を滞納したり、国保の保険料を延滞すれば、高いペナルティを課します。それが権力というものなのです。

まとめ

借りるときは笑顔、でも返す気などさらさらない国。 逆に、返さないと搾り取られる国民。 金貸しと権力には絶対に勝てないのが、日本ですが、これはどの国も同じなのでしょう。

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借りるときは笑顔。でも返済が1日でも遅れれば怒り出す借金の取り立ての恐怖
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