麻薬よりもアルコールよりも大変なギャンブル依存と借金

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ギャンブルをするために借金をする。

日本では賭博が犯罪として挙げられているにもかかわらず、競馬やパチンコ等のギャンブルは極めて不可思議な法律の解釈を行うことで合法化しています。

この是非について論じるつもりはありませんが、少なくとも、これらのギャンブルが賭博と同列のものであるということは間違いないのではないでしょうか。そこで、ギャンブルと借金の強い関係性についてみていきます。

賭博はなぜ違法?

 そもそも日本ではなぜ賭博は違法なのでしょうか?立法論並びに法解釈の分野では、「射こう行為」を防ぐためというのがその趣旨であるとされています。射こう行為というのは、働かずにギャンブル等に熱中し自堕落化してしまうような行為のことを言います。

おそらく法にかかわらない人々にとっては一生聴くことの無い言葉の1つでしょう。

パチンコは賭博ではないのか?

競馬やパチンコは賭博罪に該当はしません。しかし、これらが射こう行為の一部を担っていることはおよそ否定できない事実です。

もちろん、趣味の範囲でギャンブルに興じている方にとっては、自堕落な生活に落ちていくということは無いように考えられますが、ギャンブルをすることが趣味の枠を超えて、離れられないほどまでに、夢中になってしまっては、まさに射こう行為を行っているといわざるを得ません。

 このような場合に、問題となるのは、お金がなくなったときの対応の方法です。

ギャンブルに中毒的な感知が無い限り、「今日はまけてしまったなあ」で終わりますが、中毒的な状況にある場合「なんとかして取り返そう」という考えに至ることがしばしばあります。

ギャンブル中毒になった場合

何とかしてまけた分を取り戻そう、ギャンブルをしていないと落ち着かない、とにかく現実から逃れるためにパチンコを行うというような行動習慣になっている方は、残念ですが、ギャンブル中毒症、厳密にはギャンブル依存症の可能性が高いです。ギャンブル中毒になってしまった方のとる行為は非常に簡単です。負けるまでパチンコをやり続け、資金がそこをついたら借金をするというスパイラルです。
 

ギャンブルによる借金の恐ろしさ

 ギャンブル中毒になってしまった人が借金をする場合、計画性というものは一切ありません。通常借金をする場合、次の給料日にいくら返してというように、返済の計画を一応は立てます。しかし、ギャンブル中毒者の場合、返済計画性を立てることなく、とにかくギャンブルをするための金がほしいという状況からのスタートラインなので、必ずと言ってよいほどに、すっきり返済することができるということはありません。

 そして、金はギャンブルを行うための手段と化しているので、消費者金融、キャッシング、家族からの借金等々、あらゆる策を講じて借金を行います。そして、最も悲しいのが、ギャンブル中毒者が対人との関係でお金を借りる場合、大方嘘をつくようになります。なぜなら、どのようなことをしてでもギャンブルをするためのお金が必要だからです。

 筆者には過去婚約者がいましたが、彼女はギャンブル依存症でした。ギャンブルを除いて最高のパートナーだと感じていましたが、ギャンブルをきっかけとして、婚約は破たんに終わりました。

ギャンブル依存症は治すことが本当に難しい病気です。筆者の知り合いの精神科医は治る病気だといいますが、筆者は実に懐疑的です。また、治療するには決して恋愛等はしてはいけないという、様々な制約に耐えねばならないのです。

それ故、子どもに会うためなどの非常に強い動機がない限り、依存症から永久に抜け出すという事はとても難しいのです。
 

行き着く先は

ギャンブル中毒者は借りられる場所がなくなると、違法な金融機関(闇金)にさえ手を出すようになります。というより、自分の融資限度額に達する前にパチンコ中毒から抜け出さない限り、99%の割合で、違法金融業者に手を出すようになります。

 闇金の利息は年利120%ということもざらで、トイチ(10日で1割の利息)というのもざらです。闇金からすると、ギャンブル中毒者というのは一番の獲物なのです。貸す額は3万円程度の融資で、貸す際には2.7万円、返す際には当日中に3.3万円というようなことを行うことができるからです。

加えて、一番の餌食になるのは主婦の方です。主婦の方々は夫等にばれないように、何とかしてお金を返済するよう心がけますし、その弱点を一番利用しているのは闇金です。「夫に知られたくなければ返済をしてくださいね」と闇金は言いますし、主婦の方もそのことだけは絶対に避けたいことなので、あらゆる方法を用いて返済を行います。

しかし、その主婦はギャンブル中毒者なので、お金があったらパチンコをしてしまうというような、八方塞の状況となり、最終的には体を売る等の仕事に従事する等して、返済を行うこととなります。

しかし、肝心のギャンブル中毒については感知していないので、異常のような悪循環が「一生」ついて回ります。闇金業者は全てこうなることを感知しているので、ギャンブル中毒者にはお金を貸したがります。特に主婦の方には。

 以上のように、ギャンブル中毒は100%借金を生み出します。そして、通常の多重債務者とは異なる、異常な返済・融資をするようになります。したがって、パチンコと借金を考える際には本当に慎重に考えなければなりませんし、周囲の人もよくよく考えてその人と付き合っていかねばなりません。
 筆者もヤミ金との交渉は数えられないくらいに行ってきました。しかし、全て無駄です。ギャンブル依存症の人はその場をしのいで、また借りますから。

ギャンブルで借金

ギャンブル中毒は非常に厄介な病気であり、完治するのも非常に強い忍耐が必要となります。 覚せい剤やアルコール中毒の場合は完治する可能性が少なくとも見込めるのですが、パチンコ中毒等のギャンブル依存症というのは完治するのが非常に難しい精神疾患であり、とにかく、沢山の借金を生み出し、周りに迷惑をかけてしまうので非常に注意が必要です。

 

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