借金の完済で一番苦しいのは最後の数ヶ月の理由

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人間、どうしても欲には勝てない

借金総額5億、10億…よく芸能人が背負ったものすごい境遇を、テレビで流すことがあります。歌手のさだまさしさんは、28億円の借金を背負ったのは、28歳のとき。長編映画を製作し、全国で上映すれど興行が赤字。

彼はその後増えた利息7億円も含め、実に35億円を30年で払いきったのです。その裏には、なにがあったのでしょうか?

借金は活力の源、という人生もある

さだまさしさんは、一家揃って音楽に携わることで知られています。妹もシンガーソングライター、弟は兄を支えているさだ企画の社長です。むろん、映画を製作する時代は、みんなが総力を挙げて取り組んだのは時代性もあります。

家族が一緒に夢を追う、という時代性の強いころですから、お金の面は心配するな…という勢いで作ってしまったのです。

借金はいったんつくってしまったものは、どうしようもありません。

それも、映画ともなれば当たるのか外れるのかは賭けに近いものがあります。

また、今では口コミがネットを通して広がることもありますが、1981年当時はネットはなかった、そしてテレビ全盛だったわけで、歌手の道楽と見られてしまった面は拭い去ることができませんでした。

彼はその後、4,000回ものソロコンサートを行いますが、そのたびに、運転手を勤めていたのが弟の佐田繁理氏。

フランス車シトロエンCX(三列シートのロングボディ)、二列目を外して後ろに兄が乗っていたのは、よく知られていますが、兄のために、弟は自分のサッカー人生を捨ててまで返済に協力しました。まさに借金は兄弟の人生を変えてしまったのです。

借金返済は苦しい

歌手の千昌夫、といえば1,200億円以上もの借金を背負っていることで有名です。彼はバブル経済よりかなり前から、土地転がしで儲け、新幹線が通る前に宮城県一帯の土地を買い占めたことから、歌う不動産王となりました。

かれの場合、ハワイの不動産ビジネスやホテルを買い取るなど、そのスケールの大きさもなかなかのもの。

特に、最初の奥さんがシェパード夫人、次も金髪のアメリカ美人アマンダ夫人ですが、これだけの借金を重ねても、生きたい人生を重ねていけるのは「定期収入」があるから。

完済まではあと数千万円ですが、名曲「北国の春」は、一世風靡してこともあり、人口の多い60代のカラオケファンが歌うだけで、収入は上がるとのこと。生の曲を聞きたい、あるいはトークが聞きたいというファンのを持つからこその、借金完済までの道、決して遠くはないものと思われます。

借金完済が苦しいのは、最初と最後、なぜ?

マラソン選手も、箱根駅伝の大学生ランナーも、同じことをよく言います。最初は飛ばすかそれとも先頭グループについていくか…かけ引きは最初から決まっていて、誰が登りに強くて、下に弱いのかもわかっている。だからこそ、自分の作戦を知られないように、淡々と走るのだ…と。

42kmを走りきるには、コースの特徴もよく知っておかないといけませんし、途中で受け取る水やジュースの場所も知っておかないといけません。2時間30分も走り続けるのは、持久力だけでは持たないものです。やはり脳に酸素が送られていなければ、完走は不可能。

走っている間は、正確に歩数を刻むコンピューターのような脳の計算力が同時進行しなければならないのです。これに対して、借金完済の場合は、決めてしまってからの耐性力しかありません。

耐える、耐える、ひたすら耐える…それが快感に変わるまでは、日々の生活でのあらゆる欲求が襲いかかってきます。

あれも食べたい、これも欲しい…それがあんなに簡単に手に入ったのは、簡単にお金が借りられたから。その経験がすっかり、脳を支配しています。そしてその反省はなかなか脳内から抜けることはできません。

快感は忘れることはないのです。最初と最後は、やはり上り坂です。もうすこしで完済だ!そう思った瞬間、我慢ができなくなるのが圧倒的な状況。大事なのは、いつまでも完済し続けることが「習慣化」することです。

完済し終わっても、今度はその金額を貯蓄としておく。そうしなければ、絶対にまた同じ目に遭います。

 

なぜ、最後の数ヶ月が苦しいのか

断食で苦しいのは食べない行為の次、よく次の日あたり。そして最終日前です。それは、断食という行為が脳になかったことからくる、同様が芽生えるのが二日後、三日後であることから。もし3週間の断食ならば、最後もまた苦しいのです。

よく、夏休みまであと1週間…という子供達は、最後の終業式の会でそわそわしてしまうものです。もうあと数時間で学校もおわりなのに、校長先生が長々と話す講話。

たった20分が4時間分にも感じられるじれったさ。そして、明日で終わる冬休み…これもがっかりのもとです。最後に何をしようか…結局迷っているうちになにもできず、翌日から学校再開…これこそが、借金完済できないことと同じものといえましょう。

人生は耐えることと、楽しむことの繰り返しだ

借金はいやなもの。ですが、誰でも住宅ローンは抱えるものですし、その額は少なくても、いずれは無くなります。払えないなら、払えないとあっさり引き下がる、そして完済するならあっさりと完済し続ける。一般市民は悩んでもどうしようもありません。芸能人とは違うのです。最初と最後の時期さえ頑張れば、うまくいくはず。完済は耐えだけなのです。

借金の完済

借金完済ほど、味わいたくないような話はありません。 そもそもがなければ払わなくていのが借金だからです。 ですが、払いきるには、ドラマがあります。だからこそ、学ぶべき借金完済の姿もあるわけです。

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