ネットワークビジネス関連はネズミ講と混同されがちで悪評も高いのはなぜ?

ネットワークビジネスはネズミ講か?

ネットワークビジネスというと、A社、N社、H社が有名ですね? これらはいずれも、簡単に言ってしまうと、自分が紹介した人が更に人を紹介して彼らもビジネスをやったり商品を購入したりすると自分の収入にも繋がるものです。マーケティングで、これの説明をすると大抵の人は真っ先に、「ネズミ講だろう?」と言います。まず、結論から言ってしまうと、それらは、ネズミ講ではありません。組織図を見てしまうと、ネズミ講のように見えてしまいますが、ネズミ講は違法であり、ネットワークビジネスは、一応合法です。では、次に、ネズミ講についてみてみましょう。

ネズミ講とはどういうものか?

そもそも、ネズミ講は、商品なんて存在しない、お金だけのマネーゲームです。時々、出会い系の掲示板にも、自分がいくらいくら振り込んでその紹介した人がまたその金額を振り込んで・・・、と、長ったらしい説明の書き込みを見たことがありませんか? 例えば、自分がここからメールを送って2000円振り込むと、そのメールを受け取った人がまた2000円振り込んだら一人あたりから200円が自分のところに入ってきて、またその人がっていうのですが、こういった感じにお金だけのやり取りです。こんなことをやっていたら、本当にその図式通りにいくなら、自分一人のところから発生した場合でも、あっという間に日本の人口を超えてしまいます。それこそ、単純に考えて、自分が2人の人に紹介してその人がまたそれぞれ2人に紹介すれば4人、またそれぞれ2人で8人とやっていけば、無制限に続くとするなら、24段階目で1000万人超えてしまいます。こんなことは現実あり得ませんし、これらは無限連鎖禁止法という法律で禁止されています。それでもネットワークビジネスがしょっぴかれないという点を見ても、ネズミ講ではない、違法ではないことは十分わかりますよね? そこで、次の手段として、マルチ商法というものが現れます。

マルチ商法は賞品を付けたネズミ講?

これらは、何十万円で布団を買わされたとか、実質1万円にもならない壺を8万円で買わされたとか、高額の浄水器を買わされたとか、そういった話が有名なものです。これらは、制限付きですが一応合法なのです。高額耐久商材を流通させることで、例えば、40万円の浄水器なら実質20万円にもならず、その差額が紹介した人に入り、そして、その下の段階の人が40万円で購入すれば、その差額20万円が10万円ずつ分配して収入になっていくというもので、これらは、クーリングオフをつけることが義務づけられ、それによって、法の抵触から免れています。しかし、耐久商材は、残念ながら、その時は大きな金額になりますが、買い換えとかは長期間或いは永久にない為、それで終了してしまい、多くに流通してしまいますから、いつかは行き詰まり、やがては破綻します。特に、遠い段階の人は、もう紹介する相手もいなくなり、行き詰まって、収入を得ることが出来ず、ただ40万円を失って終わりとなるので、この方法も大きな問題があります。更には、その勧誘のやり方に、「いい話がある」等といった感じに契約させたり、何かの試食会場のようなものを設けてそこに入った人を出させずに強制的に契約させたり、脅迫して契約させたりといった行為をすることから詐欺として警察の厄介になることが多くなってきます。更には、一応、クーリングオフを形式上つけていても、実際は、わざわざ手続きに時間が掛かるようにしたり、なんだかんだ理由を付けたりして、クーリングオフが出来なくなっていることも多いです。それらの問題を回避する為に、次のネットワークビジネス(MLM:マルチレベルマーケティング)といったものが生まれてくるわけです。

じゃあネットワークビジネスは問題ないの?

ネットワークビジネスは、通称、マルチレベルマーケティング(略してMLM)といって、元々、マルチ商法というのは、ここから生まれたものです。日本ではまだ認知されていない部分が多いですが、海外では、一応職業の一つと認められているそうです。これは、登録料(概ね8000~10000円)を支払ってユーザー登録をして、それによって同時にスターターキットの購入にもなり、その後、自分もユーザーとして商品を購入しながら、更にその商品を購入する人を紹介して、その人がまた商品を購入してといった形になる、いわば、会員制の商品の流通ということになります。商材は主に、洗剤や化粧品、健康食品等、比較的安価な消耗品です。これらは、品質の良さが命で、商品を気に入ればリピートするようになるものです。事業説明において、やはり、見た目はネズミ講ライクな組織図が書かれるから、「ほら、やっぱりネズミ講じゃん!」ってなるわけです。しかしこれは、無限連鎖禁止法によって、無制限に続くことはありません。日本では認められているのが6段階までなので、それより下の段階の人からのボーナスは入ってきません。取り敢えず、これで法的には問題ないのです。

問題がないのなら何故やっぱり嫌われるの?

まずはやはり、システムが故にやり方に問題がある人が出てくるからです。例えば、最大手のA社は、ボーナスがいわゆる代理店の人にグループの分が一括して支払われ、上から順々に下の段階まで支払われていく形になる為、途中で持ち逃げしてしまう人間が現れるからです。こういうことで、会社自体の信用を大きく損ないます。他のところは、どの段階でも全ての人に会社から直接ボーナスが振り込まれますが、上から指示されなくともポイントを上げる為に結局商品を買い込んで在庫を抱えてしまい、結果としてお金を失うことになりがちだからです。また、一定のピンレベルを維持する為に、ポイントを上げ続けなければなりません。これが行き詰まって、強引なやり方が出てきたり、やめてしまう人が出てくるのも大きな原因です。ある意味、事業家にもなるわけで、こんな凄い事業をやっているんだ、だから寝ている暇なんてないとばかりに24時間関係無しに電話をする等のデモンストレーション、事業説明会後のアフターミーティングではファミレスや喫茶店において大人数でドリンクバーだけで長時間占拠、ファーストアプローチでは、いい話があるからとファミレスへ誘い出してプレゼン等、メンバー自体に問題がある場合がほとんどです。更には、セミナーも無料ではないので、セミナー参加費もバカになりません。やっている間は、成功したい一心で、無理して遠方のセミナーに参加したり、交通費が掛かることで参加出来ないでいると「何故東京のセミナーに参加しないんだ」と叱られ、交通費がないからと答えると「それは逆だよ。セミナーに参加しないから交通費がないんだよ。では、貴方はセミナーに参加しないでいて変われましたか?」と強く言われる等、ストレスも多くなります。だから結局、悪いことではないとわかりながらも嫌気がさしてやめてしまう人も出てきて、そういう人が続出して結局グループの崩壊に繋がるわけです。更に、大量に商品を買い込んだり、耐久商材を買ってしまったりすると、ローンだけが残るといった痛手も喰らいます。しかし、上から特に指示されなくても、結果的にそうせざるを得ない状況になっていて、上から指示されていないという点で法的には問題ないから逆に泣き寝入りをすることになってしまいます。実は筆者も、このネットワークビジネスをやっていて、苦しくなってやめた人間の一人です。結局、成功出来るのは一握りの人間ですから、辛い思いをします。よって、やるやらないは個人の自由ですが、お金を失わない為にもしっかり吟味が必要でしょう。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でお金が無い.jpをフォローしよう!