子役のギャラは誰のもの?サラーリマンの生涯年収を数年で稼ぐ子供たち


子役のギャラは何故高いのか?

子役のギャラは時給換算すると自分よりも圧倒的に高い。

そう思う方は多いはずです。

アルバイトの時給で2000円なんてものがあったら危険なバイトを疑われますし、月収30万円の人でさえも週休2日として22日間で8時間労働すると換算したら大体1700円と言う時給換算。

それに対して子役のギャラは時給換算するといくらぐらいになるのかと言うとなんと平均2万円ほどで、更にそれを超えてくることもザラなのです。

子供とは言え子役は「役者」、つまり芸能人であるためにそうでない人と比べると高い収入を得ることが出来ます。

そう考えたら自分の子供に仕事をさせるために親が一生懸命にもなります。

そうした子役のギャラで家の収入を上げるためにマネージャーのような仕事を親がする。

その方が共働きで一人がパートにいくよりも、親が子供とは一緒にいてあげられるし、収入は高くなる。

実際そう言う親御さんがいるもの確かですし、効率を考えたらその選択はありだとは思います。

しかしそれが肯定されるのはあくまで子供の「そうしたい」と言う意思があればの話しです。

子役のギャラが高いのは、本来であれば仕事などしないで遊んでいたいと思うような子供が多いのに、無理して仕事をさせる代償としてでもある、という事までそうした方は考慮されているのかと言うと疑問符が浮かびます。

役者と言う職業を無理をして頑張っているからこそ高い子役のギャラ、そうしたギャラは一体誰の物なのでしょうか?

働いた子供のものなのでしょうか?

それとも働ける環境を作っている親のものなのでしょうか?

それを考えるためにも子役と言うものを理解し、改めて子役のギャラは誰のものなのかを考えたいと思います。

子供が何故働けるのか?

子供のギャラの話を詳しくする前に、そもそも一般的に「子供」と言うのは労働者になれませんし、企業も子供を労働者として雇うことは出来無いと言う話をまずしておきます。

それと言うのも日本には労働基準法と言う働く人に関する法律があり、これに則った就業をさせることを企業は求められますし、働き手にも則った就業を求めるからです。

その労働基準法の第56条には労働に携わるための最低の年齢についても明記されており、満15歳に満たない児童は、労働者として使用してはならない。

と書かれています。

満15歳の基準は細かく、雇用する側は児童が満15歳に達した日以後の最初の3月31日が終了するまで、雇うことは許されないとまでされております。

これよりも若い労働者と言う方ももちろん存在しており、一部例外として新聞配達等の非工業的事業で軽易な作業に関しては所轄の労働基準監督署長の許可があれば満13歳以上が働くことが出来ます。

しかし子役のギャラをもらっている子の中には明らかにそれ以下の年齢の子もいます。

もちろん子役と言う職業は違法なのかと言うとそんな事はなく、映画の製作又は演劇の事業については行政官庁の許可を得れば満13歳に満たない児童についても労働者として雇用が出来るとされています。

子役のギャラが発生するようなテレビ番組やCMなどに関してもこの範疇に含まれるため子役は当然合法です。

もちろん健康・福祉に有害でない軽易な作業に限られること、と言う条件と、所轄の労働基準監督署長の許可、の両方が必要でありかなり厳しい制限があっての就労となるのは言うまでもない事です。

何歳までが子役と言えるのか?

子供のギャラに関して話すのであればこの点も重要です。

最大の年齢に関しては明確な基準は先程紹介した労働基準法に照らし合わせて満15歳までならば子役と呼んで差し支えないといえます。

子役のギャラが高いとは言えその額は大人のプロのギャラの半分ほどが基準であり子役のギャラはテレビ番組で1本2~10万円くらいで、CMはメインでの出演ならばギャラは30~70万円。

サブとしてでも大手企業なら一本辺り6~10万円くらいが相場と言われています。

これは一般人にしてみれば高額かもしれませんが本職の芸能人の方からすれば安い方なのです。

それは子供であるために仕事の内容が制限されているからです。

先程触れたように「軽易」であることに限られますし、満13歳以下であれば「健康・福祉に有害でない」と言う基準もあります。

他にも労働基準法第57条、第60条、第61条、年少者労働基準規則 、学校教育法などで子役と言う存在は事業者側としてはその扱いに注意と制限がかけられるもので賃金に関しても引き下げることが妥当です。

そしてそれらの制限が解けるのが満15歳なのでこの年齢を基準として一般的に子役のギャラとは変わってくるのです。

いくつから子役になれるのか?

先程の逆で今度は「子役のギャラ」として収入を得ることが何歳から可能なのかと言うと「子役」の定義によっては生まれたばかりでもなることが出来るといえます。

一般的に子役とは「子供の役者」を指す言葉が多く、その役者と言うものは何らかのリアクション、演技を求められることになります。

セリフを言うだけ、歌を歌うだけ、笑うだけなどもちろん子役に期待されることは大人とは違うレベルのものですが子役のギャラと言うものが発生する以上そこには何らかの要求があるのです。

しかし今の世の中「赤ちゃんモデル」と言うものも存在しています。

ネットではもちろん新聞などでもそうした広告を目にする機会は多いと思いますがそんな年齢でもなんと「子役のギャラ」が発生することもあります。

例えば赤ちゃんオムツのCMは最大で50万円くらいと言われていますし、写真の採用で4万と言うお仕事もあります。

今では大人になって結婚までしている安達祐実さんは0歳から子役をやっていたと言われましたし、そうした年齢の子供も「子役」と言えば子役と言えるので子役にいつからなれるのかと言うと赤ちゃんの時からと表現することができるでしょう。

子供に役者をさせる問題はないのか?

例えば子役本人に「大きな収入を得られる=高い評価がなされている」と言う思考が養われやすくなり、全能感と極端なプライドを肥大化させる傾向も強いです。

テレビなどのメディアで取り上げられることから、過剰な自意識をもったり同じ年齢の子供はもちろん大人も含め他人を見下すような性格へ歪むといった傾向が強いと言う所も見受けられるそうです。

上記以外でも、例えば子供の頃についた経済観念が歪だったため多額の借金を抱える、自分の思い通りになるのが当たり前と思う傾向が強く離婚を繰り返す、など将来にも影響が出ていると見られる例もあり、子供と大人とでは求められる能力が異なることが分からないことや、多忙な生活から満足な教育が頭に入っておらず一般常識を知らないまま成長することなどが問題として考えられています。

そのため子役のギャラは親が管理したほうがいいと言う声も上がってきますが子役のギャラの大きさは親にも影響を与えます。

例えば子役には保護者、多くの場合親御さんのサポートが必ず必要です。

男の子であれ女の子であれ、多くの場合母親がその役を担うことが多く、そうした親御さんの中の一部は自分の子供がなしたことで、自分の世間的ステータスの上昇を投影するかの如く振舞う様から「ステージママ」と呼ばれる人も出てきています。

そうした親御さんは子役の将来やビジネスに関して所属事務所やテレビ局などとトラブルを起こすこともあり、自分の子供の評価だけでなく子役全般に対しての世間の印象も良くないものへとしています。

それに加え子役のプライバシーや将来における進路の自己決定権というものも問題視されています。

子役は幼ければ幼いほどプライバシーや肖像権などの概念を説明されても理解できませんし、親に生活を依存している以上自己の意思を主張することが難しく、人権が確保されているとは言いがたいこともあります。

以上の事から親が子役のギャラを管理したほうが良いというのも一概に言えません。  

子役のギャラはその子の将来のためのもの

子役のギャラは誰のもの? この問の答えとして回答としては子役のものです。 労働基準法にも「親権者又は後見人は、未成年者に代つて労働契約を締結してはならない」「未成年者は、独立して賃金を請求することができる。親権者又は後見人は、未成年者の賃金を代つて受け取つてはならない」と言う文言が記載されているのでそれは間違いありません。 しかし子役のギャラは金額が大きく、子役をしている子供に対してあまり良くない影響を与えている事も確かです。 そこで最も良い回答として「将来のその子のもの」と言う形にするのが良いでしょう。 日本国憲法第27条3項に「児童は、これを酷使してはならない」とありますように本来は子供に労働をさせるのはあまり誉められたものではないですが、必要とされてやったことには正当な報酬があってしかるべきです。 子供がその報酬を受け取るのは良くないのであれば第三者が預かり全うな教育課程を済ませ、心が歪まない年齢になった時にそれを受け取る形が最も望ましいと私は考えます。 そもそも子供に「子役のギャラ」と言うレベルの収入が必要になることがあってはいけないでしょうし、親がそのせいでよくない影響を受けてしまうこと自体に問題があります。 子供であった子役が成長し、子役のギャラを受け取った時、親がその子をしっかりと育てている事が出来たのならその時に親はその子役のギャラを手に出来ると言うのが健全な状態です。 そうした制度でないと親は子供に稼ぎを要求するようになる事だってあるでしょう。 売れっ子の子役の場合は平日も仕事に追われるため学校を休みがちになり、満足な教育を受けられない場合があるため、特に義務教育期間中において問題となることもあります。 そうした問題を抱えることからアルバイトや芸能活動を禁止している学校もある他、レッスンや芸能活動を休日だけに限定する事務所も増えてきています。 しかし周りの大人がいくらそうした配慮をしても親がしっかりと子供を育てることが出来なければ子供は歪んで育つものです。 子役のギャラは大人になったときのその子の物、今の段階では誰のものでもない。 そう考えて子役の親の方は子供に仕事をさせていただきたく思います。

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