アメリカ経済の強さの秘密を学ぶ「フロンティアスピリッツで支えられた生みだす力」

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アメリカは経済大国を追われるのか?

アメリカの経済状況は世界のどの国においても注意しておかなければならないもので世界経済の根幹に大きな影響を与えるものだと言えるでしょう。

現在様々な要因で各国メディアがアメリカの衰退を示唆するようなことを言っていますが、アメリカの経済状況に変動が起こったとしてもこれまで持ち直し続けてきた大国は多少衰退したところで揺るぎもしません。

アメリカは先進国の中でも世界最大の国民経済を有する国であり、アメリカの経済は、豊富な天然資源及び、高い労働者の生産性と大規模な農業により支えられ、脱工業化社会だと言われる現代社会の中でも世界最大の工業製造国としての面もあります。

更にアメリカは世界の軍事支出の37%を占め、世界最高位の経済大国であると同時に軍事大国であり、科学研究及び技術革新における最先端国です。

こうした特徴のどれか一つでもアメリカを上回っていればその国は大国として認められるとさえ言われるほどにアメリカは世界の中でも突出した存在だと言えるでしょう。

そんなアメリカの経済を一時期は中国が上回るかに思えたのですが志半ばで中国経済はその力を落とし、逆にアメリカの経済は持ち直しつつあります。

リーマンショックは皆様の記憶にも新しい出来事だと思いますが、あれと同規模の事が日本で起こったら恐らく国民に起こった被害と影響はアメリカの比ではなかったでしょうし、他の国で起こったとしてもこれほど早くに立て直してくることは出来なかったでしょう。

良くも悪くもアメリカの経済は世界の経済の行方を示唆する道しるべたるものであり、アメリカの経済の強さを知ることで、依然出口が見えず迷走する日本経済を何とかする方法に繋がるのではないのでしょうか?

個人の資産についてもアメリカの経済について知ることで今よりも何とかする方法が分かるのではないでしょうか?

今回はそんな今でも目が話せないアメリカの経済とその強さについて考察します。

アメリカの経済状況

日本では、アメリカの経済については景気回復が遅れているという報道をよく目にします。

実際、アメリカの中央銀行にあたる連邦準備制度理事会は失業率が改善しないことを理由に量的緩和策の縮小を延期しました。

しかし米国の景気は本当に良くないのでしょうか?

アメリカ商務省が発表した国内総生産実質GDPの成長率によるとこの四半期の成長率は年率換算でプラス2.8%となり、事前予想を大きく上回りました。

米国のGDPの7割を占める個人消費が順調に伸びたことと、住宅投資が活発だったことが大きく影響したと考えられます。

アメリカ労働省は最新の雇用統計を発表しましたが、代表的な数値である非農業部門の雇用者数は前月比で20万4000人の増加となり、こちらも事前予想を大幅に上回りました。

20万人以上の雇用者増加はアメリカの経済が堅調であることの証と他国では軒並み言われておりますし、製造業や非製造業の景況感の指数も好調だったことを考えると、少なくとも数字の上では、米国経済は大幅改善とは言いがたいものの確実な前進といった状況です。

しかしアメリカ本国では景気回復は不十分というトーンの報道が多く、日本の報道もその論調を引きずり「アメリカは景気回復が遅れ気味」となっているのです。

しかし日本は全くもって人の事は言えません。

2015年11月に発表された7月から9月の日本のGDPの成長率は0.2%、年率で0.8%とプラス1%にも満ちていませんし、総務省統計局が開示している労働力調査によると9月分での雇用者数は全体で39万人の増加ですが、完全失業率(季節調整値)は3.4%と先月と変化はありません。

アメリカで悲観的な報道が多いのは、経済に対する国民の要求水準が日本と米国では大きく異なっていることや、失業率があまり改善していないことが主な原因であり、日本よりもよほど景気は上向きになり出しているのです。

日本の経済は20年もデフレが続き経済が縮小していますが、アメリカの経済はリーマンショックのマイナスを含めてもここ10年で平均2%近い成長率を実現しています。

アメリカの経済は成長して当たり前、国民は所得が増えてくることは当たり前、その為成長が鈍るだけでも異常になるのです。

この段階で問題追求と徹底改善策を考え出すので日本のように20年もデフレが続く事がないのではないかと考えられます。

日本人が現状維持の事なかれ主義なのに対して、アメリカ人は維持は衰退と考える改革推進主義だと言えるでしょう。

日本経済とアメリカ経済の違い、これは国民性の問題でもあるのです。

アメリカの経済の根幹を成すアメリカの思想

アメリカの経済は当然アメリカ人によって作られています。

そうしたアメリカの経済を作るアメリカ人の考え方の原点にあるのは日本人に多い守りの姿勢ではなく攻めの姿勢、フロンティアスピリットであると言えるでしょう。

世界の資本収益率は経済成長力を上回っており、お金を持つ人のところにお金が集まり貧富の格差はどんどん広がっているのが現在の世界、現在の社会です。

市場に対して政府が規制を加えなければ、資本はひたすら蓄積の方向に向かい、日本人を初めとする、上から与えられた現状を享受するのが当たり前の人々にとってはどうしようもない現状となり、一部のお金持ちと多くの貧乏人を作る国の経済を作っています。

しかし今の市場にある資本が集まる一方ならば、市場を開拓していくことに最大の精力を傾けていくのがアメリカ人の発想で、アメリカの経済の発展の仕方です。

なにもないところにもの生み出す開拓の精神はアメリカの歴史と共にあったと言えます。

1942年コロンブスによるアメリカ大陸発見の知らせ以来、ヨーロッパ諸国からの入植が相次ぎ、自分達で作る新しい土地、新しい国を夢や目標にアメリカ大陸を自分達のものにしようとしました。

競合相手であった「ネイティブ・アメリカン」と呼ばれる先住民を戦力によって圧倒し居住地を広げ、時には同じ入植者同士で争い、自分のものは自分で作る、自分の事は自分で守る、自分の欲しいものは他人と争ってでも手に入れる、と言った精神を形作ったと言えるでしょう。

まだ開拓の行われていない地域は当時「フロンティア」と呼ばれ、それが西へ西へと広がっていきやがてはなくなりましたが、フロンティアを果敢に開拓していくことは、アメリカ人のあるべき姿としてとらえられ、「フロンティアスピリット」が称揚されることでその形作られた精神はしっかりと残りました。

フロンティアスピリットによる拡大はアメリカの市場の拡大であり、アメリカの経済の発展でもあります。

アメリカの経済はフロンティアと呼べるものの拡大、そしてアメリカに住む人たちのフロンティアスピリッツとともに発展をとげていったと言えるでしょう。

アメリカ大陸のフロンティアの消滅という事態は、アメリカ経済の発展を一時期阻むことになりましたがアメリカはハワイなど太平洋の島々に進出していくとともに、中米からスペインの勢力を駆逐していく方向で新しい「フロンティア」を生み出しました。

19世紀後半になるとヨーロッパにおいては農業革命によって食料供給が増え、それが人口の急増に結びつきそれまでいた以上にヨーロッパからアメリカへの移民が増え、アメリカ国内の市場規模自体も拡大していきます。

そうしたようにアメリカの人口が増え続けているのは、移民が続いているからで現在においても、アジア各国や他の地域などからの移民が続いています。

移民によって人口が増えればそれは市場の拡大に結びつき、市場の拡大が続けば経済の発展も続き、それを見て移民する人が生まれ、と繰り返し、今現在でもアメリカの経済は平均で年々拡大しています。

ただもちろん過去と比較すれば現在の成長速度は緩やかになっており、人口増加によるアメリカ市場の拡大とアメリカの経済の成長が限界に来ていることを意味しています。

しかしフロンティアと言われる開拓地さえ自体をも作り出すことさえあるフロンティアスピリッツは健在です。

アメリカの新たなフロンティア

アメリカ人が作り出したアメリカの経済を担うフロンティアは土地のみに限りません。

彼らのフロンティアとはあくまで経済活動を行える市場、新たなものを生み出し、新たな需要を確保しそこで影響力を持つ、これがアメリカの経済を巨大にしてきたフロンティアスピリッツによる考え方だと言ってよいでしょう。

パソコンを一家に一台置く事でインターネットと言うフロンティアを作りそこでビジネスを開拓しました。

スマートフォンもフロンティアだったといえるでしょう。

スマートフォン自体も商品ですがその普及によりそこにアプリや仮想通貨と言った新しい市場を作り出しました。

SNSというものだってフロンティアだと言えますし、アメリカを発祥とした最先端技術を使ったものは数多いです。

彼らはフロンティアスピリッツでアメリカの経済を支え、新しいものを作り続け、失ったものを別のもので倍以上に取り返すことで資産を作る人種だと言えます。

欲しいものは仲間内で奪い合うよりも敵から奪う、敵がいなければなにも無いところから作り出す、我慢するぐらいなら努力や知恵で我慢しなくて良い状況を作る精神があるのです。

では日本人はどうでしょうか?

他人と奪い合うことを恐れ時には仲間内から搾取しあい、そもそもないものは我慢し、あるもので何とかすることにこだわり現状維持で満足します。

これで国の経済を良くしようといっているのですからその道のりは遠く果てしないものとなるのも仕方がありません。

他の国ではそうした考え方が普通の人種の方が少ないのですから。

国の経済だけでなく個人個人でも同じことが言えます。

生みだす経済力

アメリカの経済がフロンティアスピリッツで支えられたものであるとしたら、これまで経済大国といわれた日本の経済は何で支えられていたのでしょうか? その答えは勤勉性にあったと言えます。 物作り大国や技術大国と昔は呼ばれていましたが今その分野は世界のトレンドからは大きく逸れてしまっています。 脱工業化社会と言われている今の世の中ではただ今ある「物」を作っていては売れませんし、経済状態の悪さが技術の進みを停滞させました。 そうしたものを作る分野では日本と言う国も、日本国民の殆ども生きていくことは難しいのです。 これから必要とされるのは競争力、開発力、そして世界の事を知るための情報力です。 国の改革には時間がかかるでしょうし、マイナンバー制度によって日本の貧富の差はほぼ確実に広がるでしょう。 せめて自分自身ぐらいはアメリカ経済を支えたフロンティアスピリットを参考に、欲しいものがなければ作る、仲間を大事にしつつも敵とは奪い合ってでも手に入れる、我慢するぐらいなら我慢しなくてはいけない状態をなんとかする精神で貪欲に活動していきましょう。

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