アウトビアンキとアストンマーティン車こそファッションであり投資商品だ!

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30年前の価格と同じで売れる?そんなイタ車を手に入れよう

ハイブリッド車、プラグインハイブリッド、電気自動車に、クリーンディーゼル … 世の中はエコで環境に優しい車が主流です。

その火付け役はトヨタの「プリウス」。

1997年に販売された、その小型セダンは 薄いトルコブルー のボディーをテレビCMで披露しました。

グリーンともブルーとも言えない、なんともそよ風をイメージしたようなカラーリング。

そして、そのCMの主人公は「手塚治虫」でした。

「21世紀に間に合いました」そのキャッチフレーズのあとで、天才科学者 お茶の水博士 が「プリウスは電気とガソリンで動くんじゃ」と解説した瞬間、手塚の描いた漫画のキャラクターが祝福するエンディング…

自動車がかっこよく、華やかで、モテる道具である時代に、敢えて一石を投じたプリウス。

ハイブリッド車が誕生した1997年、トヨタは、バブル崩壊後の会社再建の中、非常に静かな船出を果たしました。

むべなるかな、97年の販売台数は300台、翌98年は、18,000台。

10年目の2007年で累計130万台、それしか売れていなかったのです。

ところが、5年後の2012年の単年度販売は130万台に上り、累計も500万台を超えました。

モーターの寿命は半永久、そしてバッテリー交換だけが唯一のコスト…車に興味のない人たちが、いつの間にかハイブリッド車を乗りこなす社会であるからこそ、実は、昔のガソリン車に着目してみるエンスージアストが増えているのも事実なのです!

「間違いだらけの車選び」で有名、あの徳大寺有恒氏が、ぽつりと言った名言

「車っていうもんは、買ってしまったら金がかかるもんなんだよ…」

この言葉は、故 徳大寺有恒氏の有名な名言。

トヨタのレーシングドライバーから評論家に転じた、根っからのモータージャーナリストであり、日本で数人しかいない、「本物の自動車評論家」、徳大寺御大。

なぜ、彼が本物、と称されるには理由があります。

彼は評論した自動車は、全て自腹で購入し、実際に乗り込んでフィーリングを確かめたからなのです。

世の中の多くの自動車評論家は、自動車メーカーの宣伝部からご招待を受けて、おしゃれなレストランなどで接待を受け、お礼金を受け取って、その車の記事を書きます。

要するに「提灯記事」と言われるジャーナリストが多いのは、このせいです。

こうした自動車評論家を擁した、老舗のモーターマガジンはどんどん衰退し、現在はもっぱらメーカーの公式サイトから情報を入手するのが一般的。

徳大寺氏に言わせれば「自分の金で買って、実際に乗り味を確かめない輩が多いから、ネット全盛で偽評論家の仮面が剥がされたんだろう…」ということになるのでしょうか?

ならば、自動車を愛する人たちは、どこにいったのでしょうか?

ファッションとして乗る自動車、車内空間に広さを求めず、マニュアルシフトでギアチェンジをこまめに行いながら、車の癖を体全体で感じて、乗りこなす旧車。

こういった車に乗ったことも、触ったこともない今時の評論家が、目にも止めないようなアーティスティックなオートモービルたち…

そうした古い車、美しい車、個性的な車を愛し続けることで、人生を楽しく生きる姿を紹介しましょう。

アストンマーティン。世界でたった一つ、投資対象になる自動車の芸術品

イギリスの乗用車といえば、高級車 ローイスロイス や、高級SUVの レンジローバー、美しいセダンが有名な ジャガー、そして小粋な ミニ を思い起こす方も多いでしょう。

この国は非常に不思議な文化があって、自分の国で作られる車が、次々と他国資本になってしまっても、特段問題がない、という姿勢を取っています。

そのため、ドイツのVWとBMWは ローイルロイスと兄弟会社のベントレーを半分ずつ分割して買収し、ミニ はBMWの手に落ち、レンジローバーブランドで有名なランドローバー社は、BMW → フォード → タタ(インド)と経営者が変遷しています。

アストンマーティンは、ジャガーやデイムラーとともにフォードの傘下に入り、プレミアムブランドとして別格の立ち位置に存在することになりました。

スポーツカーしか作らない、アストン。

そしてその名を世界的に有名にしたのは、あの「007」のジェームズ・ボンドでしょう。

ボンドガールとともに、ボンドカーとして、常にアストンはスクリーンにその屈強さと優雅さ、スポーティさを見せつけてきました。

アストンが素晴らしいのは、ただのプレステージカーではないことです。

世界一過酷、といわれる24時間走り続ける耐久レース「ル・マン」では、1959年に優勝しているのです。

二人乗りのスポーツクーペしか生産せず、その製造過程は、1913年の創業以来不変。鉄板の打ち出しから、内装に至るまで、全て職人のハンドクラフトマシンです。

それでいて、マニュアルシフトレバーがなく、コックピットにあるタッチスクリーンによるチェンジ、という先進性もふんだんに取り入れたところが、永遠のボンドカー足り得るところなのです。

対するスポーツカーメーカーを見てみましょう。

ドイツのポルシェは、4ドアサルーン(パナメーラ)とSUV(マカン、カイエン)を製造、販売。

イタリアのフェラーリは、その歴史上すでに4ドアセダンを輩出しています。

同じく、イタリアのランボルギーニといえば、中東で活躍した オフロード車「チーター」や「LM002」が有名です。

これに比べて、アストンは、完全に一車種、スポーツクーペで勝負しています。

面白いのは、過去に売られた車を、完全にレストア(修理)して、新車同然としてオーナーに引き渡す、あるいは再販売する手法です。

そもそもが、生産台数が少なく、ボンドカースペシャルバージョンなどが出ても、生産台数はわずか50台から150台。

そして、世界の市場で90%が走行できる状態に保たれていること、所有者が限定されますので、希少価値から完全に投資の対象になっています。

骨董品として扱われる場合、いかに製造当時のスタイルが保たれているのかが重要です。

ですが、アストンの場合は、自社工場で旧車が新車に生まれ変わり、その製造方法は全く一緒ですから、価値は不変なのです。

ちなみに、お値段ですが、キャッシュで2,000万円ほど手元にあった場合、中古車が購入できる可能性が高いでしょう。

購入レンジをぐっと身近に!イタリアが産んだホットハッチの最高傑作、アウトビアンキ

アストンマーティンは、かっこいい…けど、やっぱり手に入れるのは難しいかな?

そう考えている方々に、もう一台オススメしたいのが、ラテンの逸品です。

その名は「アウトビアンキ」。

現在はイタリアで生産されていない「幻の車」の一つです。

アウトビアンキ、といえばA112、A112アバルト、Y10の3車種が日本でも中古市場で出回っています。

いずれも、1,000ccから1,300ccといった小型モデルで、2ドアタイプ。

ボディサイズは、先代のミニ同様、現在の軽自動車規格に入るか、若干小さめです。

ただ、車高が低いことから、車内に乗り込むと、目線が低くなり、並走する車の陰に入ってしまうほど、小さな印象になります。

実は、これは日欧米での「衝突安全規格」が基準化される前だったため、このサイズで車高も低いまま車が生産できたわけです。

重心が低く、左ハンドルにマニュアルシフト。

それでいて、小回りがきいてトルクの低い力のあるエンジンが、ボーイズレーサー憧れの車として君臨してきました。

こうした車を、ホットハッチ、と呼びます。

つまり、ハッチバックタイプ(ドア2枚にバックドア1枚)のスモールサイズのスポーツカーは、30年前の1985年から1995年の間、世界中で様々なものが生まれました。

特に、イタリアは「フィアット」「ランチャ」「アウトビアンキ」が全盛。

中でも、アバルトというチューニングメーカーが採用されたモデルは、WRCという国際ラリー選手権でもぶっちぎりのタイトルを6年連続獲得した「ランチャ・デルタ」が大ヒットしました。

アウトビアンキは、ホットハッチの中でも小ぶりで、走りが楽しいことで有名です。

現在の中古車価格は40万円台から200万円台と、30年前の車としては異例の高価格になっています。

中には、Y10のようにアルカンターラという人造皮革(東レが開発し、欧州の高級車がこぞって採用した。最近ではレクサスが採用)を真っ先に取り入れた、小さな高級車なのです。

こうした車こそ、エコカー、ハイブリッド車とは対極にあるのかもしれません。

ですが、買った時の価格を維持できたまま、再販できるのは、車の投資そのもの。

自動車への愛情もひときわ生まれるに違いありません。

自動車は、所詮鉄の塊。だが素晴らしい車は、芸術品であり、理解する人々の間で永遠に投資目的になる

イギリスのアストンマーティン、イタリアのアウトビアンキ。価格も大きさも全く違う自動車ですが、25年前、30年前の車は、バブル時代で車も手抜かりなくしっかり作られています。 そして嬉しいのは、ネット社会のおかげで、部品調達や、塗装の上手なリペアショップが探し出せること。 驚くことに、2015年が映画「Back to the Future」のモデル年。あの「デロリアン」は過去の車か、と思いきや、アメリカではデロリアンの中古車パーツをストックして販売する店もあるくらいです。 いかがでしょうか?車はただ、ガレージに置いておくだけで、エンジンもタイヤも劣化します。ですが、走らせれば、それだけ磨耗も早まります。ですが、走らせることで、人々の憧憬の眼差しを一身に受け、それがその車への興味へと、人々を駆り立てるのです。 マーケットとは、こうしてできてくるのであり、人生を楽しくするものは、単なる「エコロジー」からは生まれないのです。

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