ノマドワーカーと言う生き方と本当に定住できなくならないための注意

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ノマドワーカーと言う言葉を知っていますか?

近年少し流行った「ノマドワーカー」と言う言葉をご存知でしょうか?

自宅や会社のオフィスではなく、喫茶店やファーストフード店などでノートパソコンやタブレット型端末などを使って仕事をする人を指した言葉であり、遊牧民や放浪者を意味する「ノマド」と労働者をくっつけた造語です。

ノマド族などと言う風にも表現されることもあるこのノマドワーカーと言うものに憧れると言う人も多いそうで、最近はこの「ノマドワーカー」と言うものを自称する方もチラホラ見かけるようになりました。

実質フリーターと何が違うのかと言われると、はっきり言って違いなんてないでしょう。

ノートパソコンはもとより、スマートフォンやタブレットのような持ち歩きできるインターネットに接続できる端末の普及と、その端末を使って出来るインターネットビジネスの普及がこうしたノマドワーカーと言う新手のフリーターを生み出したわけですが、このノマドワーカーと言う仕事をする形は楽なものではないのです。

「ノマドワーカーだ」と自称することは実に簡単なことであり、なるだけなら誰でもなれます。

しかしそれで生活を支えていけるだけの収入を得ることができるのかどうかとなってくると話は全く変わってきます。

例えば月収でインターネットビジネスのみで20万円の収入を作ったとしても、それが収入の全てであったら正社員はもとより、一生懸命アルバイトをした方がお金になります。

一人暮らしを維持する生活費はギリギリ、しかもいつ仕事がなくなるのかも分かったものではない、そんな状態で憧れていたノマドワーカーに成れてはたして喜べるのでしょうか?

収入が2ヶ月10万円を切るような事態になれば、下手をすると本当に「ノマド」の名が指すように住むところさえなく生活するハメにもなりかねません。

そこで今回はこのノマドワーカーと言うものになるにあたっての「本当の意味でのノマド(放浪者)ワーカー」にならないためにどんなものが必要なのかを考察していきます。

ノマドワーカーとは安定とは無縁、それを限り無い自由と捉えることが出来るか?

最初の「本当の意味でのノマドワーカー」にならないようにするための話に入る前にノマドワーカーの適正について触れていこうと思います。

現代社会はストレス社会と言われることもあるように、非常に強いストレスにさらされながら私達は仕事をして生きているわけです。

そこから逃げ出したいと思う事は生き物として当たり前の事であり、ノマドワーカーのように自由を満喫している姿に憧れを抱く人もいるでしょう。

しかし自由と言うのは安定していないという事。

企業に勤める社員やアルバイトと言う形は結局のところベースは自分自身の時間を企業に売って生活していると言え、企業と言うものに自身を固定することで安定させていると言うことが言えます。

固定されるという事は「選択する必要が無い」という事であり、自由が無いと言うのは言い方を帰ると「何も選択する必要がない」という事でもあるのです。

人に決められてその通りの事をするだけのことがどれほど楽な事なのかは今の日本の社会の現状を見れば分かること。

自分で選択して自分で決める、それになれていない人が多いからこそ「言われたことしかできない人間」「だまされやすい人間」が溢れかえっているのです。

自己責任や成果主義と言うものを批判する人が多いくせに事由を欲しがるというのははっきり言って矛盾したことであり、ノマドワーカーになるための適正として「安定」を「不自由」、と思えてそれを肯定的に捉えることが出来ねば心労がより溜まることにもなりかねます。

普通、常識、当たり前が好きな日本人と言う人種で、安定をネガティブに捕らえられるぐらいの思考であるという事がどれほど珍しいことなのかはお察しの通りです。

一定以上自己責任や成果主義と言うものに対して肯定的であり、「保障」や「安定」を「つまらない」、「不自由」と考える事ができる人でなければ結局、自由を得ることによるストレスで苦しい思いをすることになるのです。

ノマドワーカーになるのに必要なもの

ノマドワーカーに成るために必要な適正があると言う方は次に必要なものについて考えていきましょう。

まずノマドワーカーとして生きるためには稼ぎがいります、稼ぐためには当然仕事が必要であり、仕事をさせてもらうためには知名度が必要です。

知名度と言うのは言葉を変えると信頼性。

お互い顔も見せずに仕事を頼む訳ですから信頼性が何より大事、スキルや値段なんてものは本当に大事な案件に関しては二の次になるのは自明の理。

こうして考えると知名度の高さがノマドワーカーをするにはどれほど必要な事なのか理解していただけると思います。

どれほどスキルが高かろうと、どれほど安く請け負えるとしても、存在を知らなければ、信頼してもらえなければ、誰も使ってはくれませんのでまず何らかの方法で知名度を獲得する必要がある訳です。

どうやって知名度をつけていくかと言うと王道としては勿論、良い成果物を作り出し、仕事で評価をつけてもらう方法をとるわけですが、ココで再び仕事を貰うためには知名度を必要とするわけです。

なので知名度を得るためにノマドワーカーでの仕事以外の事で何かをなさなくてはいけません。

芸能人であったり、大企業の社長や著名な研究者、あるいはいくつもの本を出版するだけの人物。

そうした人なら知名度なんていくらでも得ることが出来ますが、そうした人があえてノマドワーカーになろうと思うかと言うとそんな事は無いでしょう。

ではそうでない「普通の人」はどうするのかと言うと地道に何らかのネットでの活動で知名度を上げていくしかない訳ですので、いきなり仕事をやめるという前にインターネットでの活動をしていく必要があるという訳です。

あるいは一生懸命コネクションを作ると言うのも良いでしょう。

自分のコネクションの中で信頼できる人を頼りにそこから更にノマドワーカーとしての仕事をするために必要な仕事に関係するようなコネクションを作るわけです。

そうなってくると本業の仕事をしながら、知名度獲得の活動をする必要がある訳で、本業だけで手一杯という体力に自信のない人、もしくはそうしたコネクション作りなどの人間関係が苦手と言った社会性と言うものに自信のない人はどれほどスキルがあろうともノマドワーカーとしてやっていくのは厳しいものがあるでしょう。

ノマドワーカーでやっていくのに必要なスキル

適正、知名度、その二つをクリアしたならいよいよ仕事をしていくことになります。

ノマドワーカーの仕事をする上で必要となってくるスキルは大きく分けて3つあります。

1つ目は当然使っている端末とインターネットにおいての高いスキル。

仕事をする上で知識は当然の事ながら、経験を積んだことによるスキルが無ければ中々必要としてはもらえませんし、使っている端末に異常があったり、相手とのやり取りがうまく行かなくなったときに何が問題なのかが分からなければ対処することもできません。

ノマドワーカーは基本的に一人で行動することになるため一人で大体なんでも出来るゼネラリストの必要性があると同時に、スペシャリストとしての何らかの分野での腕前を求められる「普通とは違う人」でないとやっていけません。

2つ目は情報処理能力です。

仕事を請けるときにはその仕事が適正な価格での依頼なのか、妥当な仕事内容なのか、依頼者は信用できるのかなどと言ったことを分析できるだけの情報収集と、その情報を当てはめて判断する能力が必要です。

時には交渉する力も必要であり、交渉するためには多くの情報を自分の頭に入れておくだけでなく、相手とのやり取りをうまくやりきるバランス感覚が必要です。

そして物事の流行に関しても敏感でないといけません。

自分が今している仕事がいつなくなるかも分からない中、次に自分が手を出せそうなこと、今の自分の仕事よりももっといい条件のものをドンドン探していかないと未来の保証はないのです。

3つ目は法律や条令などへの最低限の理解です。

外部環境の中仕事をすることになるわけですから、情報流出に伴うリスクを専用の施設や自宅でやる以上に負うことになります。

そうした時に万が一があった時は誰の責任になるのかが分からなければ思わず軽率な行動を取る事だってあるでしょう。

また、自分の成果物にどこまで自分の権利があるのかをはっきりと知っていなければ、契約違反や権利侵害で訴えられたり、逆に自分が訴えることが出来ずに大損をしてしまうこともありえます。

一定以上稼ぎを作ることに鳴ったら確定申告をする必要もあります。

そうした時に自分がやっているものをどのようにして申告しなくてはいけないのか、あるいはどう申告したら「適切な」納税をすることが出来るのかが分からなければ、損をするだけでなく、下手をしたら脱税と言う犯罪行為をした犯罪者になりかねません。

取り分けノマドワーカーとして生きていこうと言うのであるならばこの三つは必要です。
 

本当の意味でのノマドワーカーにならないために

以上の「適正」「知名度を上げる準備」「仕事をする上で必要となるスキル」の全てをクリアすることが出来たのであればノマドワーカーとして生きていくことが出来るでしょう。 何かに憧れ、その憧れのもになってみたらわかる苦労や現実と言うものが世の中にはいくつもありますが、今少々持て囃されて、憧れを抱く人も出てきたノマドワーカーはその際たる例だといえるでしょう。 あなたがもし、住む家はなく、目の前の仕事をこなすことに集中し、明日の保障も無い毎日を送るような生活を送りたい人であるなら直ぐにでもノマドワーカーになると良いでしょう。 「本当の意味でのノマドワーカー」とはそうした状態の人の事、それを楽しむことができるというのであれば間違いなく高いノマドワーカーへの適正を持っています。 しかしそうで無いと言う方は一度そうした暮らしと今の暮らしのどっちが楽しむことが出来るかを比べてみて下さい。 他人の芝は青く見えても、自分の芝生は相手以上に青いことだってあるのですから

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