自分自身の「強み」を知って「稼ぎ力」を高めよう‐その1

正しい「戦略」と「フォーカス」の力を利用して「稼ぎ力」をつけよう

「稼ぎ力」とは何でしょうか?単純に考えれば「お金を稼ぐためのスキル」というイメージを持たれるかもしれません。

しかし真の「稼ぎ力」とは「正しい戦略のもとに利益に繋がる仕事をする」ことです。

今回は「お金儲け」に必須ともいえる「戦略」と「フォーカス」について掘り下げつつ「稼ぎ力」について考えてみましょう。

多くの起業家・事業家が失敗してしまう理由は「稼ぎ力」の欠如である

あなたが起業家や自分のビジネスを持っていたり、あるいはこれから会社を立ち上げようと考えているならば知っているかもしれませんが、世の中の95%以上の新事業が創業から10年以内に倒産や撤退の憂き目にあっているという事実があります。

なぜこれほど多くの企業が失敗に終わっているかといえば、多くの経営者が「戦略」を誤っているからです。

必ずしも経営者や従業員の人間的な「能力」の問題ではないのです。

たとえば最もありがちな戦略上のミスとして、目指すべき目的自体が明らかになっていないケースがあります。

まさかと思う人もいるかもしれませんが、実は多くの中小企業が漠然とした目的しか持っていないのです。

月々の売り上げ目標のような短期的な目標はあるけれども、大局的・長期的視点が足りないのです。

多くの失敗してしまう中小零才企業の経営や、スモールビジネスが抱えている問題は以下の2つに集約されます。

・事業を行う「目的」自体が明確ではなく、そのために現状と目指すべき目標の間のギャップを埋めるための有効な施策がとれない。

・利益を上げるための明確な「戦略」が曖昧、そのためにどうしていいかわからずに「余計な仕事」まで抱え込んでしまっている。
 
つまり総じて「稼ぎ力」が足りないために、沢山の中小零才企業が毎年何千社も倒産の憂き目に遭ってしまっているということです。

冒頭で「稼ぎ力」とは「正しい戦略のもとに利益に繋がる仕事をする」であると述べました。

言い換えれば「適切な戦略を立て、それを実行する力」こそが「稼ぎ力」なのです。

なぜこのような定義になっているかといえば、特にスモールビジネスにおいて顕著なのですが、経営者が「誤った戦略の基に行動している」ことがビジネスの失敗の最も大きな原因だからです。

無我夢中で働いて短期的に利益を上げられたとしても、それが長続きせず結局倒産してしまったという場合、その会社に「稼ぐ力」があったとはいえないのです。

決して社長や社員が怠けていたからではありません。

中にはそのような企業もあるかもしれませんが、たいていの場合、企業のトップが何もしなかったからではなく、「誤った方向に会社を導いてしまったこと」が倒産の最も大きな原因であるということです。

即ち「戦略」自体が曖昧で無きに等しいものだったか、あるいはその戦略が著しく間違っていたということです。

繰り返しますが「稼ぎ力」とは「正しい戦略を立てる力」のことです。

逆に言えば、正しい戦略のうえで行動しているならば多少のミスは取り返せますし、おまけに適切な戦略を立てるコツさえつかめればよいので、テストや資格試験などでよい点をとるような能力は必要ありません。

多くの成功した起業家の人々がほとんど学歴がないことからも、それはわかると思います。

つまり起業家や経営者に能力がなかったり努力が不足しているというよりは、むしろ利益に結びつかない「余計な事をしてしまっている」ことが失敗の原因であることがほとんどなのです。

「稼ぎ力」‐正しい戦略とは「何をしないのか」を明確にすることである

多くの起業家や経営者が日々忙しく働いており、努力を惜しまず勉強をしています。

しかしそれにも拘らず、余計な仕事ばかりしてしまっています。

これは何故でしょうか?

それは現代が「情報余り」の時代だからです。

巷には様々なビジネス手法を説いた本やセミナーなどがあります。

また、会社勤めをしていても企業内セミナーなどで様々なビジネス手法を学ぶ機会が多くあるでしょう。

しかし、それらの多くが「ノウハウ」を扱っているものです。

「稼ぎ力」に関する用語に当て嵌めていれば、それは「稼ぐ」ための「戦略」ではなく「戦術」を教えるものばかりなのです。

日々そのような情報を受け続けていると、無意識のうちに今目の前にある課題を「どのように実行するのか」という側面ばかりに注目してしまうようになるのです。

しかし、本当に必要なのは「何を実行するのか」ということです。大切なのは「戦術」ではなく「戦略」なのです。多くの「戦術」を学んだところで、望むべきところに辿り着くことはできません。

このような誤った考え方のために、多くの人が全くの無駄か効果の薄い「作業」に追われてしまっています。

経営者など企業のトップに立つ人や、自分のビジネスをやろうとする人は、自らの仕事のうちで「絶対必要なことだけ」に取り組む必要があるのです。

逆に言えば、自らの目的を明確にしたうえで、「絶対必要な事柄」を抽出し、「何をやらないか」を明確にしなければならないということです。

それこそが「戦略」であり、「稼ぎ力」をつけるために最も重要な要素です。

そして自分の仕事やビジネスにとって「絶対必要な事」を見極めるには、自分の今現在の状態と「目指すべき目標」の間に存在する障害を見極めなくてはなりません。

障害を見極めたうえで、それを取り除いて目的に近づくためには何が必要なのかを明確にすることです。

そしてそれ以外の瑣末な作業には目をくれないことが大切です。

 

「比較優位」を生かさない手はない

よく「器用貧乏」という言葉を使うことがありますが、自営業者や少数でビジネスをしている人はよくこの「罠」に嵌ってしまいがちです。

「稼ぎたい」のに「稼げない」のは、多くの場合、何でも一人でやってしまおうと考えているからです。

たとえ企業の中で、あるいは仲間内で自分があらゆる事に秀でていたとしても、自分一人で何でもやってしまうのは効率的ではありません。

自分の得意分野に特化し、それ以外は他に任せてしまうほうが全体のパフォーマンスが増大するのです。

このことをよく表している経済学の概念に「比較優位」があります。これはデヴィッド・リカードという経済学者が提唱した概念で、自由貿易において人や企業(経済主体といいます)が、自分達の得意分野に特化して生産活動を行うことで、互いにより高品質のモノやサービスをより多く生産・消費できる様になるというという考え方です。

これは私達が仕事をする上でも当て嵌まる概念です。

自分の最も「強み」を発揮できる分野に時間を投資し、残りは自分ではやらずに他の人にやって貰った方が全体としては効率が良くなることがわかると思います。

よく「マルチタスク」を好む人がいますが、実は心理学的にみてもパフォーマンスが低下してしまうという実験結果があります。

様々なことに気を散らされ集中力を欠いた結果、全体としても作業効率が下がってしまうのです。

「稼ぎ力」をつけるには何でも一人で行うことは直ちにやめるべきなのです。

 

「ひとり」でベストを尽くすことはできない

学ぶことや、やることが多すぎるような状態を維持してはいけません。それは非常に効率が悪いです。

たとえば、ある分野が大好きで得意な人が学ぶ時間を「1」とすると、その分野が嫌い、あるいは苦手な人が同じ分量を学ぶためには「3」から「4」もの時間がかかる場合があるそうです。

しかしビジネス全体から見ると、その学びはほとんど生かされないかもしれません。

たった数分しか使わないものに何時間もかけて学ぶというのは完全に無駄なわけです。

こういう場合、積極的に他の人の手を借りましょう。

またアウトソースを利用するというのも有効でしょう。

「時間」も立派なコストである以上、他人の力に頼るというのも立派な戦術であり、たいていの場合、自分でやるよりも安価で済むことが多いのです。

しかし、これは単純なようでいて意外とできていない人がほとんどだったりします。

なぜなら、多くの人は自分の仕事の全てに責任を持たねばならないという気持ちが強すぎるために、ビジネスのあらゆる分野の知識を持とうとしてしまうのです。

つまり、自分の関わる仕事で「知らない」ことがあるのに不安感を持ってしまうわけです。

それが期せずして「器用貧乏」となる人が後を絶たない原因でしょう。

ですが、心配することはありません。

たとえば有名なインターネット起業家と呼ばれる人々の多くは、システムのことやウェブサイトの制作過程についてほとんど知らないという人がかなり多いのです。

なぜならば、彼らはビジネスを回していくための「コア」の部分である、自らの得意分野に特化して仕事をしており、不得意な分野や嫌いな作業は他の人にやって貰っているか、外注してしまっているからです。

これは小規模なビジネスだけではなく、有名な大企業でも基本的に構造は変わりません。

たとえば「Apple」という企業は、「Iphone」や「Ipad」などスタイリッシュな通信機器を生み出していることで有名ですが、彼らがしていることはソフトウェア開発とデザインがメインです。それ以外のことは、ほとんど他の会社がやっています。

特に材料の調達や組み立てはほぼ全て海外に任せているのです。

そして「他の力」を使って出来上がった機器を「マーケティング戦略」に従って販売して利益を出しています。

無論、彼らは「戦略」を立てるだけであり、お客さんに面と向かって販売を行うのは携帯キャリアなど別の企業であることを私達は知っている筈です。

私達も苦手な分野は人に任せ、「稼ぐ」ための仕事に特化しましょう。

特に今の時代は、ネットで様々なタスク作業を行ってくれるサイトもあります。

ビジネスのあらゆるプロセスにおける作業がアウトソースできるような時代なのです。

これを生かさない手はありません。

あなたが最もうまくできることを特化してやり、残りは思い切って人に任せてみましょう。

そうすることで仕事全体のパフォーマンスを上げることができ、ビジネスも加速していきます。

「稼ぎ力」を圧倒的に上げることができるのです。

これからは「より多く仕事をする」という考え方を捨て、「より少なく、より本質的な分野で」仕事をしなければなりません。

つまり「利益」に直結する仕事に「フォーカス」しましょう。

それこそが「稼ぎ力」を磨くために最も重要なことです。

自らの「得意分野」にフォーカスしよう

「フォーカス」こそが「利益」を「稼ぐ」ための鍵なのです。自分の「強み」を発揮できる分野でなければ、どのみち人は長く仕事をすることができません。 続けられたとしても、日々必要のないストレスや不安感に苛まれることになります。 これでは満足なパフォーマンスをあげることができません。 ひとりでベストを尽くそうとせずに、周囲を信頼し、協力しましょう。 そして自らの「強み」を活かせる仕事で「利益」を出せるように戦略を練り直しましょう。

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