「独自性」の落とし穴‐まず「ボトルネック」を解消しよう!

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「独自性」獲得の前にやるべきことに気づこう

「独自性」という言葉は様々な分野でよく聞かれる言葉です。

日常的な会話でも、「私は凡庸だ」とか「アイディアにオリジナリティがない」など、様々な「独自性」に関する発言を思い浮かべることができます。

しかし「独自性」を追求するあまり、多くの人はある「罠」に嵌ってしまっています。

ビジネスをする上でも「お金儲け」をする上でもオリジナリティは必要となるわけですが、この「罠」に嵌ってしまうとなかなか抜け出すことができません。

そのような状態に陥らないために、ビジネスをしている人だけでなく会社勤めをしている人も知っておいて損はないでしょう。

あなたには「独自性」がありますか?

現代は他者にはない「自分らしさ」や「独創性」が求められている時代といえます。

これは個人レベルの話だけではなく、特に会社経営において最もよく考えられていることだと思います。

特にあなたが中小企業の経営者だったり、自分でビジネスを所有している人ならば常日頃から考えていることではないでしょうか?

また、企業に勤めていらっしゃる方ならば、企画会議などでアイデアを求められることもあるでしょう。

特に自分で商品を考えて販売するような自営業者や、ビジネスオーナーは他のライバルと比べていかに自分の商品に「独自性」をもたせるかに躍起しています。

特にインターネットを利用したビジネスの場合は、その傾向が顕著です。

ネットの世界では、同じ事だったとしても他人よりも素早く、そして賢く行う必要があるからです。

そうでなければすぐに真似されてしまいます。

しかし同じ事である以上、ネットの世界では成功するのが難しいのです。

これがオフラインにおけるビジネスならば容易に気づくであろう問題に、ネットでは気づきにくい可能性が高いのです。

たとえば、知らず知らずのうちにライバルと同じ戦略を使ってしまっていたり、違いの全くわからない似たような商品ばかり扱ってしまったりと、枚挙に暇がないわけです。

逆にいえばそれだけ「独自性」を担保するのは難しいことなのですが、一度「独自性」を極めてしまえば、それは強力な武器になることも確かです。

世の中に数多ある「ブランド」というものは、この「独自性」の追求に成功した例でしょう。

この世界で「あなただけ」という他者からの認識は、ビジネスをする上でも、望みの人生を生きるうえでも大きなアドバンテージとなることは確かです。  

しかし自分なりの方向性を追求する上で、注意しなければならないことがあります。

それは「独自性の罠」に嵌ってしまうことです。

「独自性」にこだわればこだわるほど「迷走」する‐「独自性」の「罠」

あなたもこんな店を見たことがないでしょうか?

様々な商品を扱っていて一体「何屋さん」なのかわからないお店や、あまりにも「マニア」な商品ばかりを扱っているためにほとんど売り上げが上がっていないお店があります。

たとえ「マニア」な商品であっても、当然そこにニーズがあって、継続的に儲かっているのならむしろそれは誇るべきでしょう。

しかし「独自性」しか考えていないお店は、得てして長い目で見ると経営が立ち行かなくなります。

彼らは別に怠けているわけでもなければ、やる気がないわけでもありません。

一生懸命仕事をしていたり、プライベートな時間を削って勉強していたりします。しかし一向に儲かる様子がありません。

「お金」が寄ってこないのです。 

よく「奇をてらう」という表現を使いますが、彼らは一様にオリジナリティを何とか見出そうとして失敗しています。

「独自なもの」「独自なアイデア」にこだわり過ぎるあまり、自らのアイデンティティというものがわからなくなってしまっているのです。

ビジネスの根幹が出来ていないにも拘らず、ただ無闇に目先の差別化をはかろうとすると、たいていの場合「迷走」してしまいます。

なぜならば、「強み」についての記事でも述べましたが、人間というのは「何をすべきか」については考えをめぐらせても、「何をすべきでないか」ということについて直感的にはわからないものだからです。

「何をすべきか」という視点ばかりに気をとられていると、本来取り組むべき重要な仕事よりも、目先の改善を優先するようになってしまいます。

ビジネス全体でもっと優先すべき事があるのならば、目先の差別化など、まさに「(少なくとも今は)すべきではないこと」になります。

その「すべきではないこと」を優先してしまった結果、お客さんのニーズとかけ離れた「独自性」を追求するだけのビジネスになってしまうのです。

そんなことよりも根本的に見直すべきビジネス上の課題が山積していることに気づくべきなのです。

自分のビジネスにとって最も重要なことを見逃してしまいがちになる。これこそが「独自性の罠」であるといえます。

 

「独自性」とは「ボトルネック」を乗り越えた先にある

ではどうすればそのような「罠」に嵌らずに、本当の「独自性」を得ることができるのでしょうか?

その答えとして、まず「ボトルネック」の解消が挙げられます。

先ほどの例で、ビジネスにおいて何とか他者と差をつけるための「独自性」が欲しいと考えている人を思い浮かべてみましょう。

彼は利益を出すための商品開発に四苦八苦しています。自分のいる業界で、どうしても「平均」レベルから抜け出せず、儲けもごくごく平均的です。頭一歩だけでも抜きん出ることができていない状態なのです。

しかし「平均」であるということは、周りの人もほとんど同じ状況におかれているということです。

皆が皆、周りと大差ないことに悩んでいるのではないでしょうか?

それは言い換えれば「皆が同じような問題を抱えている」といえます。

そう考えると、誰もが「共通して持っている問題」から抜け出すことができれば、同質の群れから一歩進むことができるとわかります。

そのためには「ボトルネック」を探すことが重要です。

つまり仕事でも人生全般についても、「障害」となっているものが何かを明確にし、それを取り除くことを考えることが非常に重要なことなのです。

たとえば、新幹線は時速300~320キロもの高速で走ることができます。

しかし仮に運転手が所々でブレーキを入れながら走らせたとすればどうでしょう?

または、これも時速300キロ以上も出せるスポーツカーがありますが、常にサイドブレーキを引いたまま走らせたらどうなるでしょうか? 

どちらも本来のスピードを出せないということはすぐにわかると思います。

このような状態では、いくらすばらしいポテンシャルを持っていたとしても、それを十分に発揮することはできません。

このように最高の力を出せていない原因を排除しない限り、その結果はたかが知れているということです。

これは当然ながら「お金儲け」やビジネスでも同じです。いくらよい知識やスキルを身につけて実践したとしても、最もあなたの足枷となっている「障害」を取り除かない限りは、成

果を上げることはできないのです。

望む結果を得るために、まずあなたのビジネスで障害になっている要素を正しく見つけなければなりません。

そしてここが重要なのですが、実は「独自性」というのは「既存の延長線上にある」ものであり、「ボトルネックを乗り越えた先にある」ものなのです。

「独自性」を見出すために・・・今現在の状態と「成功」の間に立ちはだかっている障害は何だろうか?

目指すべき「独自性」とは「ボトルネック」や「障害」を抜け出した先にあるといいました。

つまり「独自性」を追求する前に、自分にとって最も重要なビジネス上の課題を乗り越えることが必要なのです。

それによって他より一歩前に進むことができ、さらにそこからボトルネックを破壊した方法をさらに洗練していくことで、それがオリジナリティに繋がっていくこともあります。

初めから「独自性」だけを追求しようとすると空回りしがちですが、目の前にある最も大きな障害に気づき、それを解決していくことで他とは違った「独自性」が勝手に出てくるといったケースも多くあるのです。

たとえば目の前に巨大な山があって向こうに行けない状況を想像してみてください。

そんなとき、私たちはどうするでしょうか?

おそらく大変な労力をかけて徒歩で山を登って向こう側へ行こうとする人はほとんどいないでしょう。

たいていの人は山を迂回する楽なルートを探そうとするでしょう。

もしくは車で行ける山道がないか探すかもしれません。

このように、目の前にある「障害物」さえ特定してしまえば、目標までのショートカットも発見できるようになります。

しかし仕事や自分のビジネスに行き詰っている人の多くは、自らの目の前にある「障害物」が何であるか正しく認識していないのです。

例えるなら、目の前が断崖絶壁なのか未開のジャングルなのかすらわからず途方に暮れてしまっていたり、それらの「障害物」を「障害」であると認識せずに一番苦しいルートを進んでいたりするわけです。

これは別に仕事やお金に関する問題だけでなく、人生全般にもいえることです。

ビジネスの例でいえば、新規顧客を惹き付けるためのよい商品がないのかもしれません。それ以前に、自分のビジネスが世の中に全くといっていい程認知されていないのかもしれません。

このように何が最も大きな「障害」となっているのかは人それぞれ違うわけですが、重要なのは、その「障害」を正しく認識することです。それが最初のステップです。

実はたいていの場合、私達は自らの足枷となっているものに気づいていることがほとんどです。

立ち止まって少し考えてみるだけで、かなりの数を洗い出すことができる筈です。

しかし「障害」を明らかにして、乗り越える施策を考えるというプロセス自体が「習慣化」されていないために、いつまで経っても自らの行く手を阻む「障害」のまま放置されてしまっているのです。

重要なのは、これらの「障害」を「目標」に変えることです。それが次のステップとなります。

ポイントは「その目標が既に成し遂げられている状態を考えてみる」ことです。

たとえば先の例でいえば、多くの新規顧客を惹き付けられる魅力的な商品があるとか、自分は業界でも広く認知され一級の人間である知られているというように、あたかも「達成された目標」であるかのごとく考えます。

そうすることで、どういう状況が自分にとって理想なのかということがより鮮明にわかるようになります。

そして、次にそれらの書き換えた「目標」に順番をつけるステップに入ります。

どれを最初にやるのか?次は何か?というように順番をつけていくのです。

こうすることで、頭の中で達成するためのプロセスが明確になってきます。

そして本当に辿り着きたいゴールを目指すうえで、それらの目標が「本当に達成する必要があるのか」を見極めることができるようになるのです。

これらのステップを乗り越えていくことで、仕事やビジネスにおける最も大きな「障害」を破壊することができます。

「独自性」を追求する前に、自分の仕事あるいはビジネスにおいてやるべきことがあることに気づきましょう。

そしてそのボトルネックを破壊する過程で徐々に自分の「独自性」が出てくるのです。

次回は、その「ボトルネック」を越えた先にある「独自性」について、より詳しくみていきたいと思います。

「ボトルネック」や「障害」を乗り越えよう

「独自性」を獲得するための第一歩として「ボトルネック」を解消することが必要です。 その過程を経ずに「独自性」だけを追求してしまうと「独自性の罠」に陥ってしまいます。 そうなると本来の目標も達成できないまま「迷走」することになります。 そんな状態を避けるために、まずは「ボトルネック」の解消から始めましょう。その過程で「独自性」の芽も掴む事ができるのです。

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