やっぱり正社員がベストなのか?多様化する現代の働き方とお金

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「ひとつの会社に固執するのが美徳」はもう古い!?

かつての日本は、「終身雇用」「年功序列」が当たり前でした。
 
高校、ないし大学を卒業して企業に就職すれば定年までその会社で働き続けるのが当然で、よっぽどの事がない限り転職を考える人はいなかったように思います。

「終身雇用」の時代は、新卒の時からしっかりと教育された社員が多数在籍している為、ノウハウが蓄積されます。
 
そして、ノウハウが蓄積されるという事は企業としての価値も高くなり、また「年功序列」に関しても給与体系も分かりやすく、無駄なコストがかからなかったというメリットもありました。
  
しかし、最近では転職も珍しくなく、「終身雇用、年功序列」の時代はもう終わったと言っても過言ではありません。
  
それはいったいなぜなのでしょうか。

多様化する現代の働き方。それぞれのメリット、デメリットとは

正社員を始め、契約社員、派遣社員、パート・アルバイトに加え、フリーランスやクラウドワーカーなど、年々働き方が多様化する日本。
  
一般的に安定やお金の事を考えるならば正社員がベストと考える人が多いですが、果たして本当にそうなのでしょうか。
  
それぞれのメリットとデメリットを順番に見ていきたいと思います。

1.正社員  

  
①メリット
    正社員の一番のメリットはやはり長く安定して働ける事です。倒産などよっぽどの事がない限り、会社側から解雇される事がありません。
  また、昇給や賞与についても毎年1回ないし、2回は見直しされます。
   やはり、年に2回のボーナスは正社員の醍醐味とも言えますし、モチベーションアップにも繋がりますよね。
   その他、社会保険や福利厚生も充実しており、年末調整や育児休業取得の際の手続きも会社が全て進めてくれます。
    このような手続きは専門的な知識が必要な分、会社側で負担してくれると、本来の仕事に集中できるのでとても助かるのではないでしょうか。

  
②デメリット
    逆に、正社員のデメリットとして挙げられるのは拘束時間が長い事です。
    全国に支店がある企業の場合は転勤を避けられなかったり、サービス残業や異動等を命じられる事もあります。
  また、職種によってはノルマが課せられること等が正社員のデメリットと言えます。

2.契約社員  
  
①メリット
    正社員に比べると雇用に期限がある為、入社時のハードルが少し低くなり、正社員として入社するには難しい企業にも、契約社員としてならば入社できる場合があります。
    また、専門性の高い仕事を任される事もあり、月々の給与で見ると正社員よりも手取りが多いという場合も考えられます。
    実力のある人や、経験豊富な人には良い働き方と言えるのではないでしょうか。

  
②デメリット
    しかし、契約が終了し、更新がない場合もあるのが契約社員のデメリットでもあります。
    また、就業時間や業務内容は正社員とさほど変わりはないのに、退職金やボーナスが出ない・・・と、待遇面で不利になる場合もあるようです。
 
3.パート・アルバイト  

①メリット
    パート・アルバイトのメリットは何といっても時間や日にちを自由に選べる事です。
    正社員の場合はダブルワークが禁止されていますが、パート・アルバイトの場合は、週に40時間以内であればダブルワークをしても問題のない事がほとんど。
   主婦や学生などに嬉しい働き方と言えますね。

  
②デメリット
    しかし、やはり自由な分デメリットとして挙げられるのが「お金」です。
    正社員や契約社員に比べると低く、また任される仕事に限りがある為、勤続年数が長くなればなるほど不満も出る・・・というデメリットもあります。

4.派遣社員  
  
①メリット
    派遣社員の最大のメリットは、何といっても登録時に自身の希望をしっかりと伝えればコーディネーターが相談にのってくれ、希望通りの仕事に就きやすいという事です。
   また、派遣社員に対しては即戦力を求められる事が多い為、条件さえ満たされていれば時給換算すると正社員よりも高いという可能性もあります。

  
②デメリット
    一方、派遣社員の最大のデメリットは安定感がないという事です。
企業側の都合によって契約更新されない場合も多く、また次の派遣先を探すにも年齢が高くなればなるほど経験やスキルが問われる為、再就業が難しくなってきます。

以上が、雇用形態別に見たメリットとデメリットですが、転職も珍しくなくなったここ昨今。
 
それでもやはり正社員がベストなのでしょうか。

一概に正社員が最善の選択とは言えない!?

  
ここからは私個人の考えになりますが、正社員が正しいか否かは独身か既婚か、どのような生活スタイルか・・・等によって変わってくると思います。
  
例えば、学校を卒業したばかりの新卒社員として働くのであればやはり正社員が良いのではないかと思うのです。
  
やはり、正社員と学生時代のアルバイトとでは、任される仕事の重みが異なります。

時には理不尽な事もあるでしょうし、仕事が終わらずに頭がパンクしてしまいそうになる事もあるかと思います。
  
しかし、この先長い将来ずっと正社員で働くにしろ、アルバイトに転向してプライベートな時間を優先するにしろ、そう言った経験があるのとないのとでは大きく違ってくると思うのです。
   
ただ、結婚し、家庭を持った後では一概に正社員が正しいとは言えないとも思います。
 
それについては、事項で私の体験も含めてお伝えしていきたいと思います。
 

お金だけではない。目先の雇用形態より先の事を考える

  
ここからは、私個人の考えと実体験を交えた話になりますが、私もかつては「何が何でも正社員」と考えていました。
 
四年制大学を卒業し、新卒で地元大阪の企業に正社員として就職し、結婚を機に東京へ移る事になりました。

 その際、東京にも支店があった為、退職する事なくそのまま「転籍」という形で4年間東京で正社員として業務内容も大阪時のまま働きました。
 
しかし、その後に主人の仙台(宮城)への転勤が決まり、退職せざるを得なくなってしまいました。
 
すぐに就職活動を始めましたが、やはり転勤族の正社員としての転職は予想以上にハードルが高かったのです。
 
当時は正社員としての転職しか考えておらず、主人の会社の奥様方を見ても転勤に同行しながら仕事をしている人が周りにいなかったので、同じ境遇の人がおらず、悩んだ時期もありました。
  
けれど、その際、偶然人材派遣会社に就職した友人と会う機会があり、私の考えはがらりと変わったのです。

主人の転勤のサイクルはおよそ3年。
 
もし、仙台で何とか正社員として再就職できたとしても3年後の次の転勤の際には、また同じように仕事を探さなければいけない。
  
今回上手く仕事が見つかったとしても、転職はやはり年齢が上がるにつれて不利になります。
 
それならば、雇用形態に関わらず、全国に拠点を持っている派遣会社に登録する方が賢明ではないのか。
 
こうして、私は全国に拠点を持つ派遣会社でフルタイムとして働く事を決めたのです。

 

ペースダウンをするのはいつでもできる。今しかできない働き方を考える

  
仙台へ転勤が決まった際、私は翌日から東北地方での職探しを始めました。

 周りの友人や家族には「早すぎではないか」「仙台での生活が落ち着いてからでもいいのではないのか」という事を散々言われましたが、今になって早すぎるぐらいでちょうど良かったとしみじみと感じています。

 今はその場に足を運ばなくてもインターネットだけでもある程度のところまでは仕事探しができる時代です。
 
仕事のペースダウンをする事はいつでもできます。
 
しかし、少し休んで後から頑張ろうと思っても求人が終わったしまったり、年齢的な問題だったり・・・とやり直しが効かない場合もあります。
 
もしかすると急いで行動する事で失敗する事があるかもしれない、でも「あの時行動しておいたら良かった・・・」という後悔よりはずっと良いというのが私が仙台での仕事探しで学んだ事でした。

どの働き方が正しいかはその人次第。自身の目指すところに合う働き方を

多様化する現代の働き方、いかがでしたか。   いまや、「終身雇用」「年功序列」という制度が消えつつある日本。   自身の置かれた立場と環境によっては、必ずしも正社員が最善の働き方とは言えなくなってきています。   私自身、転勤族という立場でフルタイムのアルバイトとして働きながら、フリーランスのライターをしていますが、転勤族でなければ何の迷いもなく正社員として働き続けていたと思います。    転勤族という立場を変えられない、だからと言ってこの環境を理由に働く事を諦めたくはない為、アルバイトではありますがフルタイムで働く事を選びました。   確かに正社員で働いていた時と比べると、業務の制限等はありますが、それも自身のとらえ方次第で如何様にもプラスに転じる事ができると思うのです。 また、私の場合、今後の転勤生活を想像し、何が一番のストレスになるだろうと考えた時に出た答えが「仕事がない」という事でした。   その時の為に、場所にとらわれずに持っておける仕事を・・・と思ってたどり着いたのがフリーランスのライターという仕事でした。 正直、大変な事の方が多い転勤族ですが、転勤族でなければこのライターの仕事にも出会えていなかったかも知れません。 お金の事や安定を重視するのであれば、やはり今も正社員がベストと言えるのでしょうが、何を重視するかはその人次第。   ご自身の環境と目指すところにあった働き方で、働く事を楽しみましょう。

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