「大きなトレンドが発生しやすい!」FXの取引時間帯を理解する7ポイント

shutterstock_189056270

FX取引を深く理解するための時間の考え方

『テクニカルダマシ』にうんざりとさせられるトレーダーは多いはずでしょう。チャートにラインを引き、熟考した上でチャレンジしてみるものの失敗してしまう。こんな経験を繰り返さないためにはどのような考え方が必要なのでしょうか。テクニカル分析を補っていくFX取引の時間帯を知ってだまされないトレードをしていくポイントを紹介します。

オセアニアタイム

日本時間では早朝であり、流動性の極端に低い時間として知られています。スプレッドが拡大傾向にあり、根本的に取引不可能なFX業者もあるほどです。前日のニューヨークタイムから中断明けの時間になるため、窓空きが出来ていることも多い時間帯です。多くの場合この時間帯での取引は好まれず、一部で窓空きトレードをしているものいます。流動性が低すぎて約定拒否されたり、変則的な動きでトレーダーを悩ませます。この時間帯では先んじてポジションを取ることも可能なため、早朝を狙うトレーダーも存在します。オーストラリアドルやニュージーランドドルなどのオセアニア通貨が動きやすい時間帯でもありますが、クロス円にも変化が出ることもあるでしょう。続く東京タイムに入ってもオセアニア通貨の取引が続いていくため、この時間帯だけの動きだけでは一日の為替レートの動きが掴みにくいものです。

東京タイム

日本時間の9時前後から東京市場が幕を開けます。それまでのオセアニアタイムとは正反対の動きをすることも多く、企業が特定の価格に注文を入れておくことでレジスタンスラインやサポートラインを作り出します。『日中の東京時間ではレンジ状態になりやすい』と言うのも企業の注文であり、それに便乗しようとするインターバンクディーラーが抵抗帯を作り出しているとも言われています。しかし、日中は毎日レンジ状態にならないことは明白であり大きく上下することもしばしば見られます。クロス円が動きやすいと言われますが、欧州通貨にも変化が出ることがあります。前述したように為替相場がこう着しやすいため、クロス円取引でも見た目上は全く動かない時間にも見えます。

アジアタイム

香港やシンガポールなどの市場が開くのが10時前後。株式市場も変化が起きる事があり、為替相場でもこの時間になった途端に変化が出ることがあります。この時間帯では中国やオセアニアの経済指標が発表されやすく、要人発言も起きやすくなり急変要因となるでしょう。東京やオセアニアなどアジアの各市場が混在としている時間帯でもあり、不規則な動きになるなどテクニカル分析を裏切る動きをすることも少なくありません。通説で『午前中は円安になりやすい』と言われますが円をドルに替える取引が多くなるため、根拠のないアノマリーとも言えないでしょう。ゴトー日などのように明確に円安へと進行するケースもあり、それに便乗しようとする投資家も存在する時間帯でもあります。

ヨーロッパタイム

ドイツやスイスなどが市場に参入してくるのが15時から16時ごろ。この時間帯でもアジアの各市場は取引を行なっているため、混在した取引が展開されます。中東やロシアなども関与していると言われ、欧州経済指標も発表される難解な時間帯となっています。続くイギリスロンドンタイムへのポジション取りを行なう投資家など、複雑な思惑が交錯して相場が動かないこともあるでしょう。逆に経済指標で急変するなどラフで荒れた動きをすることもあります。クロス円の値動きが少なくなる時間帯でもありますが、投資信託など一部がトレードを行なうと言われており、ドル円などが大きく動くこともあります。ユーロやポンド、スイスフランなどの欧州通貨に変化が出やすい時間でもありますが、ロンドンタイムほどの大きく急激な変化をすることは稀で、嵐の前の静けさのようでもあります。

ロンドンタイム

日本時間で17時前後からイギリス・ロンドンタイムが始まります。世界でも最も取引が多いとされる時間帯で、テクニカル分析があたりやすい時間とも言われています。それまでの荒れた値動きから直線的に動き出すなど明確な変化が出ることもあるでしょう。ボラティリティが高まり、多くの投資家が注目する時間帯でもあります。そして東京やアジアの市場が閉まり、欧州勢と中東などが参加する時間です。欧州通貨が動きやすい時間帯でもありますがオセアニア通貨が急変することもある気の抜けない時間です。FXは『通貨ペア』であるためペアとなるユーロやスイスなどが活発に動けば、ペアとなる豪ドルなどもつられて動き出すのです。テクニカル分析を主体とするトレーダーにとっては参戦しやすい舞台になっています。ボラティリティが大きくなり一度のトレードで値幅が大きく取れるからです。ダウ理論やラインを使ったトレード、サインツールなど様々な投資手法が見られます。テクニカル分析が当たりやすいのも、それを目安としてトレードをする投資家が多くなることを意味しているのでしょう。サポートラインやレジスタンスラインが強固なものになり、移動平均線やMACDなども参考にしやすくなります。それまでの時間帯で見られた『レンジ状態』が崩れやすく、短期間の偏ったトレンドを形成することも多くなります。これも投機筋の便乗と言われ、逆張りではなく順張りが成功しやすくなる時間帯として知られています。

ニューヨークタイム

日本時間で22時前後からアメリカ勢が市場に参加します。この境目で為替相場に変化が出ることもあり、注目されるポイントでもあります。アメリカの経済指標や要人発言での急変が大きなトピックスでもあり、中でも月に一度の雇用統計が一般人からプロの投資家までに影響するビッグイベントとなっています。投機筋の中でも大きな勢力を持つと言われるシカゴ勢が参入してくる時間です。彼らもレートの動きに順張りしてくるもので、ロンドンタイムから引き続いて順張りが優勢となりやすくなるでしょう。為替相場での影響力は、日付の変わる午前零時頃の『ニューヨークカットオプション』が大きいものです。欧米が夏時間か冬時間かで変化が出ますが、スプレッドが急に拡大したり急変することもある時間です。ここから早朝にかけてリクイデティ(流動性)が低下していく傾向にあり、ポジションを持ち越す場合にはリスクが付いて回ります。次の日の取引までに時間が空き、注文が約定されないこともあるなど危険な時間帯となります。

ロンドンフィキシング

為替相場でフィキシングというと東京時間にも存在しますが、ロンドンフィキシングが規模も大きく変化が起きやすいものです。日本時間で日付の変わる1時間前後の狭い時間ですが、大きな取引が行なわれやすくなり、欧州から日本、アジアなど多くの通貨が動きます。仲値が固定されるので、レートが上昇しても上げつづける事もあり順張りしやすい傾向が強まります。しかし、その日にどのような取引が行なわれるかは決まっておらず、毎回順張りが成功しないため注意も必要でしょう。

まとめ

・オセアニアタイム
・東京タイム
・アジアタイム
・ヨーロッパタイム
・ロンドンタイム
・ニューヨークタイム
・ロンドンフィキシング

編集後記

お金がない人が成功する手段の一つが投資。FXは誰にでも参加できる身近なものですが、一方でギャンブル的に利用する投資家も多いといいます。雇用統計で急変し不安定化するものもそうしたギャンブル性のためかもしれません。プロの投資家は警戒するという
事情も経済指標にはあります。時間を理解することでトレードの判断基準は高まるので是非参考にしてみてください。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でお金が無い.jpをフォローしよう!