なぜレートが動くか?ブルを理解して投資に役立てる5つの視点

ブルとは何か?トレードにどう生かしていけるか?

ブルベアファンドというファンドがありますがこちらは別物。ブル=買い手であり多くの投資家を意味しています。

「買い手」が何を考えているか、どういった行動を取るかでトレードが全く違ったものに見えてくるものです。レートの上昇下落の一因「ブル」を理解するチェックポイントご紹介しましょう。

ブルはレートが下がるのを待っている


どこどどう買うか?FXでも株式投資でも投資家の選択肢はそれぞれ異なります。

▽買いポイント一例

  • 平均線の上抜け
  • 押し目買い
  • 100円など特定の価格
  • 他のテクニカル分析

サインツールブルはストップロスを巻き込んでレートが下げていく時に買いを入れる傾向があります。これは押し目買いですが「落ちるナイフをつかむ」ような危険に満ちた行動でもあります。売りを得意とするトレーダーが気をつけるポイントは、このブルの押し目買いです。レートが下げていく時には買いのチャンスをうかがう投資家がいることを考える必要があります。為替レートの場合なら企業も「下げてきたら買う」事を考えているものです。同じようにレートが下げていく時に上昇する原因を作っているために注意すべきポイントということができるでしょう。

ブルは上昇トレンドを好んで追いかける

トレンドフォローは利益を上げる手法として確立されたものがあります。上昇トレンドでも下降トレンドでも、利益を上げるチャンスを含んでいるものです。ボックス状態ではレートが不規則でランダムウォークするように予測不能です。それがレンジブレイクをしてトレンド発生することで多くの投資家が参加するようになります。ブルは上昇トレンドが起きると執拗に買いを入れる傾向があります。トレンドが終わりを迎えたかのように見えてレートが下げてきても再度買うのです。そのために上昇トレンドは続き、ダウ理論やラインブレークが起きてもレートは上げていくことが多いものです。トレードに慣れてきて逆張りを覚え始めるとこのトレンド継続の買いで負けるパターンが多くなります。主にブルは巨額の資金を運用するため、レートが下げ止まり上昇していくことが多く見られます。

ブルは底で買いたがる

下降トレンドがあったときでもブルは虎視眈々と「買いのポイント」を探しているものです。画像のような原油相場のダウントレンドの最中でもヘッジファンドや機関投資家は「どこで買うのか」を考えています。初心者トレーダーが負けるパターンの一つに下降トレンドを追いかけて売り、ロスカットされることがあります。「レートが下げていくのでそのまま売りだろう」そう考えていると、ブルの買いによって含み損が膨らんでしまうケースがあるのです。これにはショートスクイーズといって売り手のストップロスでレートが上昇していく部分もあるのです。下降トレンドの中でどこでレートが底づくかが分からないまま売るものも危険性があるということです。

ブルは仕掛けを行なう

相場は需給バランスや企業の行動でも動いていますが、もう一つの側面を持っています。それは投資家同士の争い。ヘッジファンドや機関投資家、証券会社やインターバンクディーラーに個人投資家などが入り乱れてレートを上下させています。その中でブルは大きな資金で一挙に買うことでレートを上昇させようと企んでいるのです。2014年10月末日、日経平均株価は一日にして大きな上昇をしました。これもファンドの買いによって急騰したと言われていて、仕掛けにあたる行動です。こうした争いごとが日常的に起きているのも相場の特徴です。仕掛けることでレートを上昇させようという意図を持っているため、個人投資家が負ける一つのパターンにもなりえます。

ブルはレートを急落させる

上昇トレンドの最中に謎の急落を演じるのもブルの仕業です。ヘッジファンドや機関投資家が決済をすることで大きな下落をするケースがあります。数時間、数十分の間に大きくレートが下げてきてストップロスになってしまうこともあるのです。週明けの月曜日や時間外取引の明けた時に原因不明の下落をしていることもありました。見かけ上上昇トレンドに見えてもその後下落していくケースは多いものなのです。上の画像の金相場なども上昇し続けるかに見えて反転し下げていきました。原因は不明ですが、下がる時にはブルが関わる場合があるものです。大きな資金を持つ買い手が一挙に決済をすることで為替も株も大きな下落をするものです。これはストップロスであることも多いものですが、ヘッジファンドの解体などでの保有資産手放しでも起きることです。近年ファンドの成績が悪くなり唐突にファンド閉鎖が起こることが問題視されています。こうしたことで株価が急落することがあるのです。

まとめ

レートが上昇していくのも買い手がいるからで、つまりブルの行動なのです。ヘッジファンドや年金など長期資金系が買い行動を取るものでレートの上下動が決まります。GPIFや著名投資家が買うからといって株価や為替レートが上昇するとは限りません。短期的な動きでは相場は不安定で予測不能な動きになってしまうものです。ブルの行動だけでは相場は理解できないものです。それでも買い手の事情を考えていくことでトレードに役立つ考え方が身についていきます。ちなみに売り手のことは「ベア」と呼ばれています。これはアメリカでの投資用語といえます。ブルベアについてはアレキサンダー エルダー著作の「投資苑」に詳しく解説してあります。相場を長く観察してきた著者の含蓄のある見解が閲覧できます。トレードをする人には必須の書でありベストセラー作でもあるものです。

編集後記

トレードする時に頭をよぎることはブルの事情だったりします。ファンドの決済期限はいつか?長期資金のポートフォリオ見直しでどうなるか?そんなことが気になりながらチャートを見ています。お金がない著者としてはチャートよりも気になることは多数存在し分析よりも仕事に追われる毎日です。

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