「材料出尽くし」とは?株やFXでよく聞く言葉の意味まとめ

マスコミ報道から相場を理解する

ロイターや日経新聞でよく目にする言葉。
「材料出尽くし感から日本株は下落」
この意味とは一体なんでしょうか。
これを知って投資にどう役立てたらいいのか。
ここで調べてみましょう。

ファンダメンタルズと相場

為替でも株式投資でも、ファンダメンタルズ分析が大切と言われます。相場を理解するのにはテクニカル分析も必要ですが、どんなインディケーターで見てもテクニカルだましが発生することがあるのです。そのためにファンダメンタルズ分析が重要となります。ファンダメンタルズ分析では経済指標の結果やマスコミ報道など情報が相場を左右します。重要指標の数値の遷移を比較検討することも大切ですが、相場というものを理解するのに必要なことは他にもあるのです。相場の格言というものもあります。「もうはまだなり。まだはもうなり」「押目待ちの押目なし」など株式投資や為替相場の本質を言い当てた格言もトレードに非常に役に立つのです。その中の一つに材料出尽くしがあります。相場は投資家や投機家の同行が大きく影響するものです。そのため、彼らトレーダーが何を基準にして投資を行ない、そして決済していくのかを理解する必要があります。材料でつくしとは、追加投資を行なう理由が存在しなくなったということを意味しています。次にこの言葉の意味を考えてみましょう。

材料出尽くしはどんな状況か

日経平均株価指数があります。これは1990年頃のバブルの崩壊以前には4万円に届くほどでしたが、2015年2月現在では1万8千円前後で推移しています。株式投資の世界でも青天井に株価が伸びていくことはありません。日本のバブル崩壊以前の時のような価格へと進んでいくことは容易ではないのです。高度経済成長期と今の低迷する日本経済とでは状況が全く違います。一般の個人投資家であっても機関投資家であっても、投資を行なう理由が必要になります。GPIFのポートフォリオ見直しのニュースは日本の株価にとって好材料と考えられ株価は急騰しました。上昇する理由があるなら投資家のリスク志向が高まり、株価の上昇や為替レートの変動が大きくなるのです。GPIFや投資信託などは円売り投資を行なっていると言われます。これは円安方向へのポジションであり、円ショートのポジションです。ドル円でいうなら「買い(ロング)」であり、ミセスワタナベなどとも言われた個人投資家の買いと同じ方向です。この投資を行なうのには資金も必要であり、長期的計画に基づくためにレートがいくらまで伸びるかを見立てて投資を行なう必要があるのです。金融緩和や好材料で株価は伸びる傾向があります。ただ伸び続ける材料がなければどこかの価格で止まることになるのです。過去にリーマンショックやバブル崩壊などの経済危機、金融危機を経験しているため投資家のリスクテイクは慎重にならざるをえないのです。日経平均株価指数は上昇を続けながらも1万8千円でもみ合いを続けています。この価格はちょうど2008年頃の高値をつけたときと同じです。この後にアメリカの金融危機から急速な円高が進み、株価も同じように暴落してしまいました。

材料出尽くしで相場がどうなっていくか

◆ユーロドルのケース画像はユーロドルの日足チャートです。2014年10月ごろの期間です。長い間続いてきたダウントレンドが黒い矢印の方向にあります。このトレンドもいつかは停止してしまう運命にあるといえますが、やはり「どこでトレンドが反転するか」は誰にも理解できないものです。為替相場でもトレンドが進行し続けることはありません。このユーロドルのケースでは度々レートが停止しながらもユーロ安ドル高へと進んでいきました。その都度、材料出つくしが起きながらも1.25という価格までトレンドが進んでいったのです。そうした一進一退の状況の中、トレンドは一服することになります。画像の緑色の丸のところにあるようにEUR/USDはレンジ状態となりました。大きなユーロ高への買戻しで損失を出したFXトレーダーも多く存在するはずです。この部分ではアメリカ経済の独り勝ち状態に疑問が投げかけられ、ユーロの価値の下落も終わりを迎えたようなムードがありました。これ以上、ユーロ安ドル高へと進んでいく材料が必要だったのです。それが存在しなくなればレートは反転してしまい、売りにさらされたユーロも買い戻しが大きく進んでいくことになります。ただ、このあとのユーロはレンジ状態が長く続きながらも再び下落するのです。レートが動く理由=材料が出てきたためにユーロは大きく下げることになりました。

まとめ

何事も起きなければ為替相場も安定傾向にあります。ただ経済状態や金融問題から急変するのがFXなのです。ランダムウォークし始めることでトレンドができていないことも確認できます。材料が出尽くされることでトレンドのこう着状態が出来上がるのです。しかし、トレンドが終了したとも言い切れないために投資家の悩みの種となるのです。この状態から更にトレンド進行していくためには相応の理由が必要です。つまり「動く材料」がなければなりません。材料出尽くしとなることで株価でも為替相場でもレートが停止し反発します。そのためにニュース情報でのファンダメンタルズをチェックするのです。テーパリングや金融緩和のニュースも動意として受け止められますが、ここから考えられることは「それがどこまで続くのか」というテーマです。好材料が出ることで際限なく相場が上昇し続けることは原則的にありえません。

編集後記

人間が行動を起こすのには理由があります。
これといって何もすることがないときに「材料出つくし」だから何もしない・・・。というのが人間の本質かもしれません。
動く理由がなくなったら何もしなくなるものですから投資家たちもチャートやニュースを見ているだけなのでしょうか。

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