移動平均線を使ってトレンドを見分ける3つの手法

shutterstock_77618725

移動平均線を使ってトレンドを見分ける3つの手法

移動平均線はFX投資だけでなく株式投資や金などの投資にも使われている最もポピュラーなテクニカルツールです。今回は知っているようで知らない、移動平均線の意味や使い方について説明したいと思います。それではどうぞ。

1.移動平均線とは?

移動平均線とは過去一定の期間の終値の平均値を線で結んだテクニカルツールのことです。

例えば、20日移動平均線と言うと、過去20日間の終値の平均値を線で結んだことになります。

ここで注意が必要なことは、移動平均線の計算には終値が使われているということです。終値とは、取引時間の最後にマーケットがつけた価格のことになります。1時間足なら1時間ごとに終値がつきます。

それでは、なぜ終値が使われていることが重要なのでしょうか?それは、移動平均線は未来を予想するテクニカルツールと誤解されやすいからです。終値を使っているという事は移動平均線が後追いの指標である事を意味しています。

つまり、移動平均線は未来を予想するテクニカルツールではなく、今現在発生しているトレンドに連いて行く、トレンドフォロー型のテクニカルツールということになります。移動平均線はトレンドフォロー型のテクニカルツールのため、トレンドが発生していない時には使えない事が多くなります。

2.ローソク足と移動平均線の位置関係が重要である。

『移動平均線とは?』で、移動平均線は過去一定の期間の終値の平均値を線で結んだテクニカルツールと説明しました。移動平均線を理解するためには、この名前の意味をもう少し考える必要があります。

移動平均線とは、言い換えると「過去一定の価格の『平均』を計算して線で結んだテクニカルツール」ということになります。つまり、過去一定の平均値なので、ローソク足が移動平均線よりも上で推移しているということは、現在のマーケットが平均値よりも上であるということになり、上昇トレンドの可能性が高くなります。

また逆に、ローソク足が移動平均線よりも下で推移している場合は下降トレンドの可能性が高くなります。以上をまとめると、

ローソク足が移動平均線より上→上昇トレンドの可能性→買いから入る
ローソク足が移動平均線より下→下降トレンドの可能性→売りから入る

になります。

3.移動平均線の傾きに注目する。

移動平均線を用いた手法で最も大切と言っても良いことが、移動平均線の傾きになります。過去一定の期間の『平均』を結んだ線が上向いているということは、平均値が伸びているということになります。

つまり、傾きが上向きの時は上昇トレンドになります。逆に傾きが下向きの時は下降トレンドになります。また、横向き時は揉み合い相場でトレンドが発生していないというこになります。以上をまとめると、

移動平均線が上向き→上昇トレンド→買いから入る
移動平均線が下向き→下降トレンド→売りから入る
移動平均線が横向き→揉み合い相場→様子見

になります。

4.短期、長期の移動平均線を使ってトレンドを判断する。

今回最後にお伝えする手法は、チャート上に短期と長期の2本の移動平均線を表示させてトレンドを判断する手法です。

2本の移動平均線を使う事により短期的にも長期的にも相場を観察する事ができるので、1本だけで使うよりもダマシに合う可能性が低くなります。

そして『ローソク足と移動平均線の位置関係が重要である。』で説明したように、移動平均線とローソク足との位置関係についても注目します。

まずは2本の移動平均線の見方について説明します。相場は大まかに見ると、

上昇トレンド→揉み合い相場→下降トレンド→揉み合い相場→上昇トレンド→……と移り変わって行きます。

それに合わせて移動平均線の傾きも上向き→横向き→下向き→横向き→上向き→……と移り変わって行きます。

この移り変わりの規則はタイミングは違えど、長期移動平均線だろうと、短期移動平均線だろうと同じになります。そのため、長期移動平均線と短期移動平均線が両方とも上向きの時はかなり信頼の置ける上昇トレンドのサインになります。

また逆に、長期移動平均線と短期移動平均線が両方とも下向きの時は下降トレンドのサインとなります。そして、揉み合い相場の時は、長期移動平均線と短期移動平均線が両方とも横向きになり、絡み合うように推移します。

また、移動平均線の特徴として、短期移動平均線の方が長期移動平均線よりも先に動き出し、ローソク足により近い位置で推移します。

そのため、上昇トレンドの時は上からローソク足、短期移動平均線、長期移動平均線の順に並びます。

逆に下降トレンドの時は順番が逆になります。そして、揉み合い相場の時は短期・長期移動平均線とローソク足が絡み合って推移します。

以上をまとめると、

ローソク足>短期移動平均線>長期移動平均線=上昇トレンド
長期移動平均線>短期移動平均線>ローソク足=下降トレンド
短期・長期移動平均線とローソク足が絡み合っている=揉み合い相場

になります。

まとめ

1.移動平均線とは?
2.ローソク足と移動平均線の位置関係が重要である。
3.移動平均線の傾きに注目する。
4.短期、長期の移動平均線を使ってトレンドを判断する。今日は移動平均線を使ってトレンドを見分ける3つの手法について説明しました。ありがとうございました。

編集後記

如何だったでしょうか?移動平均線は世界で最も使われているテクニカルツールと言われているのに、使い方が曖昧だった方が多かったのではないでしょうか?これから移動平均線を使う時は、傾きやローソク足との位置関係に注目してみてください。きっと相場の見方が変わるはずです。最後までお読み頂きありがとうございました。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でお金が無い.jpをフォローしよう!

移動平均線を使ってトレンドを見分ける3つの手法
Reader Rating 1 Vote