国債を購入する前に、最低限これだけは知っておきましょう。

あなたは国債の真の姿を知って、買いますか?やめますか?

ジェームス・スキナー氏は日本に親交の深いアメリカ人なのですが、彼の著書「略奪大国」の中で「国債はネズミ講のようなもの」だと、痛烈に国債が批判されています。それに対しては賛否両論、いろいろな意見が出ていたようです。

この本が書かれたのが2011年末で、本の帯には「(日本の)破綻まであと4年!」と書かれています。今のところ日本は破綻に至っていませんが、国の財政が厳しいのは間違いないようです。

そもそも国債ってどういうものなのか、そして日本がギリシャのようにデフォルトしてしまう可能性はないのか、などについてまとめてみました。

その上で、国債を購入するべきかどうかの判断材料にしていただければ幸いです。


 

そもそも国債って何?

わたしは学生時代、社会の授業で「国債は国の借金です」と教わり、その仕組みがいまいちよく分かりませんでした。

どうして国が国民から借金をするのか、税金とは別のものなのか、などなど、疑問が頭の中で渦巻いていました。

大人になって改めて国債というものに接し、子どもの頃の疑問が全て解けたわけではありません。

ジェームス・スキナー氏がおっしゃるようにネズミ講のようなものなのかもしれませんが、ではそもそも通貨とか株式とかはどうなんだろう?と考えると頭がこんがらがってきます。

先述しましたが、国債は国の借金ですので、国が借用書を発行し、国民がそれを買います。

そして一定期間が過ぎたら国民は利子を含むお金を受け取るのです。

国債は正確には「国庫債券」というらしく、種類もたくさんありますし、募集する期間なども決まっているのです。

ではまず、国債はどこで買うことができるのかについて見てみましょう。

国債はどこで買えるの?

ここまで読み進めていただいた方の中には「国債に興味がある、買ってみたい」という方もいらっしゃると思いますが、そもそもどこで国債を買うことができるのでしょう?

国債は、証券会社、銀行等の金融機関や郵便局などで購入できます。

意外と身近だなと感じられたかもしれませんね。

銀行などに行けばたくさんの金融商品があり、それぞれのパンフレットやポスターがたくさんあるので、もしかしたらあなたもこれまで目にしたことはあるけれども、それが国債だとは気づかなかっただけかもしれませんね。

代表的なものとして、個人向け国債(「固定3年」、「固定5年」及び「変動10年」)というものがあり、これは毎月募集及び発行を行っているようですので、詳しくは問い合わせてみられるとよいでしょう。

発行日以前の一定期間(募集期間)に購入申し込みが可能だそうですよ。

基本的に証券会社、銀行等の金融機関・郵便局のどこで国債を買っても同じだそうですが、それぞれに特徴があるようです。

証券会社:取り扱いの数が多く種類が豊富なので、もし国債についてあまり理解が進んでいない初心者さんは避けた方が無難かもしれませんね。

銀行:取扱量や種類は少なめですが、口座をもっていればそのまま買えるので簡単です。

ネット証券:主に個人向け国債を扱っているようで、言うまでもなく直接窓口に行かなくてもインターネットで国債を購入することもできるのがメリットですが、それなりの知識がないままだとリスクもありますので、最初はやはり面倒でも窓口に赴く方が良いと思いますよ。

 

国がどんどん借金しても大丈夫?

国債を購入する上で一番心配なのが、その安全性ですよね。

一般には世界的に見た日本国債の安全性は極めて高いと言われています。

ギリシャが経済破綻し、その影響がいまだにヨーロッパ全土に渦巻いていますが、日本も借金しすぎてギリシャと同じようなことが起こるのでは?という心配もあるかと思いますが、それについては後で述べたいと思います。

ここでは日本の借金がどの程度で、今後どのように返していくのかについて考えてみましょう。

借金をしたら返す、これは当然ですよね。

国だからといって踏み倒していい、ということはありません。

そう考えると日本なら安全だとも思われます。

ですが、例えば会社は倒産することもありますよね。

そしていったん倒産してしまったら、債権の回収が不可能になってしまう場合もあります。

「日本が倒産することんなんてあるわけない」と思われるかもしれませんが、今の日本の国債発行額を聞かれるとびっくりされるでしょう。

日本の国債発行額は、なんと1,000兆円を超えているとのことです!

そしてこれはさらに増え続けていますので、今後インフレなどの国家政策がうまくいかない限り、歯止めが利かない状況にあるります。

この事実を踏まえた上で国債の購入を検討されるべきでしょう。

国債を発行し続けた日本はギリシャみたいにデフォルトしない?

さて、国民に対してこれだけ多額の借金をしている日本ですが、これからも国債を発行し続けたら日本はギリシャと同じようにデフォルトしてしまうのでは?と不安になられたかもしれません。

しかし、その心配はあまりしなくても良いと思います。

理由は、「日本国債の購入者はほぼ日本国民」であるということです。

対してギリシャの方は、EU各国(ドイツが多かったそうですが)からの借入金が多く、それを返還することができなくなったことがデフォルトに繋がったのです。

もちろん油断をしていたら日本も同じ轍を踏まない、という保証はないですが、ギリシャと状況自体が異なりますので、そこは安心できると思います。

国債が紙切れになる、そんな可能性は?

ここまで、国債についてやや不安にさせてしまうようなことも書いてきましたが、投資である以上、そのメリットだけでなくデメリットも理解しておかなければなりませんので、あえて書かせていただきました。

特に国債は、償還期限が一年未満の短期国債もありますが、5年、10年単位の長期国債もあります。

個人で投資される程度であれば短期国債を購入されるでしょうが、それでも他の投資に比べて比較的長い期間とり出すことができませんので、その分じっくり検討するべきだと思います。

さて、先ほど日本がデフォルトする可能性は低いと書きましたが、その前提で考えると国債がただの紙切れのように価値がなくなる可能性も低いと言えます。

なぜかと言うと国債は、一般企業の借用書とは違い国の後ろ盾があるからです。

結局、買うべき?やめるべき?

あなたは「国債を買うべき?それともやめるべき?」と悩まれることと思います。

最終的にはあなたの判断に委ねられているのですが、わたしの考えでは、要は日本という国を信頼して投資するか、それとも信頼しきれないかということにかかっていると思います。

マスコミの報道などでは日本の政権をバッシングする論調が目立ちますし、確かにうまくいっていない側面もあると思います。

ただ、他の新興国や途上国と比較した場合どうでしょう?

東南アジア諸国などは経済発展が著しいとはいえまだまだ不安定ですし、アフリカや南米などは治安の問題や不正問題が深刻だと言われています。

ヨーロッパも、安定していたと思われていたドイツの信頼性が、VW問題などで揺らぐなど、こちらも不安要素は大きいですね。

そう考えると、日本は世界的に見ても安定している国家だということができると思います。

もちろん、日本にも災害のリスクや高齢化問題、その他数多くの問題を抱えていますので、それらは見過ごせませんが、それが即、国債の信頼性に関わるかどうかと問われれば、そうとも言い切れないでしょう。

国債を買うことで、日本の将来を考えることがメリット

最後に国債に対する考え方を簡単にまとめたいと思います。 国債を資産運用として購入するというのは良いと思います。 そして更に積極的な意味合いとして、国債を買うことで日本の将来をより深く考え興味関心を持つことができる、というメリットがあると思うのです。 つまり、国債を購入してただ償還期限までタンスの奥に入れておくだけでなく、自分の国債がきちんと返されるのか、などを気にかけることも大事だと思います。 あまり気にしすぎるとストレスになるだけなのですが、少なくとも日銀総裁の談話や国会で行われた審議、または外交問題などに、今まで以上に敏感にはなりますよね。 税金だと「強制的にとられた」という意識が強いと思いますが、それに対し国債はこちらが能動的に国に貸している、という優越感のようなものを感じることもできるのです。 このように、国債を購入することに積極的な意味を持たせれば、「自分は国の財政を支える一翼を担っているんだ」という意識を持つことができると思います。

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国債を購入する前に、最低限これだけは知っておきましょう。
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