通貨よりも安心な貴金属への分散投資を考えよう

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経済の先行きが不安定な今こそ、貴金属に投資しよう!

「有事の金(きん)」と言われる通り、金(きん)などの貴金属に投資することは安定につながります。

今の資本主義社会がこのまま続くという保証はないですし、資本主義においても大きな経済の変動があることはこれまでの歴史から明らかですからね。

例えば戦争や紛争、大規模な災害や事故があった時にはお金の価値は大きく上下動します。

第一次世界第戦では、敗戦したドイツはハイパーインフレーションと呼ばれる極端なインフレに苦しみましたし、ハンガリーでは貨幣価値が1垓(がい)3000京分の1になるという世界最高のインフレ率を記録したそうです。

近年でも、アルゼンチンやジンバブエのハイパーインフレーションがありましたね。

だからこそ、貴金属に分散投資することは有事に対応できるという意味で大事なのです。

ただし、貴金属への投資はあくまで分散投資、つまり貴金属ばかりに投資しすぎない、ということをおすすめします。

あくまで「いざというときの備え」と考えるべきでしょう。

さっそく貴金属の代表格とも言える「金(きん)」を中心に、貴金属の歴史について探ってみましょう!


  

金(きん)投資を例に貴金属の歴史を探ろう

金(きん)の歴史を調べて見ると、想像以上に古く、有史以前から貴金属として重宝されていたようです。

鉄などと違い精錬する必要がなく、加工も容易な反面、採掘量はとても少ないので重宝されたのですね。

その他の貴金属も続々と発見されますが、金(きん)の価値はずっと色あせることなく現在に至っています。

時には権力の象徴になり、戦争の目的にもなった金(きん)。

ツタンカーメンの黄金のマスクなど、多くの装飾品に金細工が施されているのは有名ですよね。

時代は流れやがて通貨が現れます。お金の価値を表すために金貨が使われるようになり、これは金兌換制が廃止されるまで続いていたようです。

日本でも大判小判などと呼ばれ、江戸時代まで使われていましたよね。

また、自然界に数少ない金(きん)をなんとか人間の手で作り出そうという「錬金術」が研究されたのも、金(きん)の価値を考えれば当然と言えるでしょうね。

さて次に、日本において金(きん)はどのような存在だったかについても詳しくみてみましょう。

黄金の国ジパング

実は、日本は昔から貴金属の宝庫だったようです。

マルコ・ポーロが「東方見文録」にアジア諸国を旅した様子を記述していますが、その中で日本のことを「黄金の国ジパング」とヨーロッパに紹介したことは有名な話です。

ただ、マルコ・ポーロの記述が正確な日本の姿を現していたかというと、かなりの誤解や偏見もあったようですが、それでも実際にマルコ・ポーロが日本の黄金を見たのは事実でしょう(奥州平泉に訪れたのであろうと言われています)。

古くから奈良の大仏などの巨大な仏像を作るなど、金(きん)を代表とする鉱物が盛んに掘り出されていたのは事実でしょう。

江戸時代になると、幕府は金・銀・銅の価値を統一し、金貨は「大判」「小判」や「一分金(いちぶきん)」、銀貨は「丁銀(ちょうぎん)」「豆板銀(まめいたぎん)」などとして整備していきました。

時代劇などを見ると、小判がでてきますが、一般庶民には縁遠いものであった反面、悪徳商人が代官にわいろとして贈るというようなものであったようです。

明治時代には、江戸城無血開城の際に江戸城の金蔵が空っぽだったことから様々な憶測が説かれました。「江戸幕府の隠し金が赤城山に埋められている」と信じた人々が発掘を試みるなど、徳川埋蔵金伝説が生まれました。

わたしが子どもの頃に「徳川埋蔵金は本当にあるのか?」として発掘を試みる様子を特集したドキュメンタリーが放送されたのですが、現在まだ徳川埋蔵金があるということは証明されていません。

でも、そのぐらい金(きん)には人々を惹きつける魅力があるということなのでしょう。

また、幕末から明治にかけて、日本とヨーロッパとの金(きん)と銀の交換レートの違いなどから、日本から大量の金(きん)が流出してしまいました。

 

レアメタル

以上見てきましたように、日本においてもなじみの深い貴金属は、これまでは権力者や貴族などの特権階級に独占されていましたが、現在は庶民でも投資の対象にすることが可能になっています。

そして、金(きん)など従来に取引されてきた貴金属だけでなく「レアメタル」と呼ばれるものも近年投資対象としてシェアを拡げてきています。
レアメタルにもいろいろな種類があり、その中でもリチウムが有名でしょう。

その最大の理由は携帯電話やスマートフォンを製造するときにレアメタルが欠かせないからです。

現在の日本人に携帯電話やスマートフォンは欠かせません。

日本はレアメタルの最大の輸入国の一つなのです。

レアメタルを豊富に産出する国として中国が挙げられます。中国は日本にとって大きな取引先ですが、日中の歴史問題で中国側が「日本にレアメタルを輸出しない」という声明が発せられたことがありました。

でも、中国にとっても日本は最大の取引先なので、本当にレアメタルを輸出しないわけではなく、外交上の方便だったのだと思います。

経済が混迷する今、投資すべき貴金属は?

日本経済はもとより、世界中で経済が混乱を極めている今、やはり「有事の金(きん)」ともよばれる金(きん)の安定性は抜群だと思います。

金(きん)は、実は火事などの災害にも強いのです。

貨幣や紙幣はもちろん、不動産も災害に遭っては価値が激減してしまいますが、金(きん)は「燃えない」という性質があるので、そう言う意味でも「有事の金(きん)」なのです。

ただし金(きん)は保有しているだけではインカムゲインを得られない投資ですので、先にも述べましたように分散投資の一つとして考えるのがおすすめですよ。

ちなみにインカムゲインとは、株の配当や不動産の家賃収入にあたるものとお考え下さい。

金(きん)以外の貴金属はどうでしょうか?

プラチナはよく、金(きん)の相対する関係として語られます。

わたしが投資について学んでいるメンターからは、「金(きん)を買うときにはプラチナを売り、プラチナを買うときには金(きん)」を売ると良い」と聞きました。

そのメンターのお言葉を信じるなら、プラチナは今は買い時期ではないかもしれません。

貴金属は分散投資しよう!

投資として貴金属に取り組む上で注意してもらいたいのが、ぜひ分散投資の一つとして考えていただきたいということです。

もちろん投資全般に言える原則ではあるのですが、特に貴金属においては大事な考え方です。

以前テレビで、自分の持っている全財産をビットコインという仮想通貨に交換した外国人男性の話が取り上げられていました。万が一大きな値下がりをしたり、仮想通貨が無価値なものになってしまったらどうするのでしょう?

また貴金属とは少し話題がそれますが、現金を持つなら日本円だけでなくできれば複数の外貨に交換しておくことがリスクヘッジになりますので、ぜひ試してみて下さい。

比較的安定している米ドルや中国元などがおすすめです。

さて、貴金属への投資ですがただ単に貴金属を買うというより、貴金属投資には様々な種類があることを知っておいて自分にあったものを選択すべきでしょう。

貴金属投資には

・金鉱企業の株や投資信託
・金塊(もしくはまとまった重さの金属の塊)を会社を通して取引する
・アンティーク硬貨
・新しく作られた硬貨

というように様々な種類があるのです。

特にアンティーク硬貨への投資は日本ではあまりなじみがないですよね。

でも、欧米ではアンティーク硬貨のコレクターも数多くいるようで、そのコレクターを対象にした市場がかなり有望なようです。

ただし、これはあなた自身がアンティーク硬貨の知識を持っていないと難しいでしょうね。

ブランド品と同じく、目利きが必要になってきますからね。

また新しく作られた硬貨も将来、持っていたら大きな値上がりがあるかもしれませんよね。

ヤフオク!を見ていても、たまに普通の硬貨に驚くほどの高値がついていることがあります。

これは硬貨の貴金属としての価値というより、ナンバーや製造工程などでレアになっているものが多いようですが、広い意味で貴金属への投資として考えて良いと思います。

貴金属の最大の魅力は、その安定性!

以上見てきましたように、貴金属の最大の魅力は、金(きん)に代表されるような安全性です。 FXや先物取引のように一気に巨額な資産を得るというのは難しいかもしれませんが、かわりに貴金属を保有しているという安心感があるため、生活にもゆとりが生まれると思います。 人類が古来からずっと宝物にしたり財産にしたりしてきた貴金属は、不動産と並んで、いやそれ以上に安定した投資だと思います。 でも、繰り返しになりますが、あくまで分散投資の一つにしてくださいね!

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