あなたの先物取引に対する考えが一変するかもしれないお話

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リスクを補ってあまりある先物取引の魅力、大公開

わたしが先物取引について初めて知ったのは、大学の経済学の講義でした。

もちろんその頃は自分が投資の世界に足を踏み入れる以前のことだったので、純粋に理論として学んだのですが、なかなか優れたシステムだな、という印象を持ちました。

当時、わたしの父は自営業でラーメン屋を営んでいました。するとある日突然、先物取引の会社から営業電話がかかってきて、かなり強引に先物取引を迫られ、警察官に来てもらうほどの事態になるという出来事がありました。

警察官の説得もあって営業マンは引き下がったのですが、その後の警察官の話によると「素人が先物取引に手を出したらこの店を売り払わなければならなくなるよ」とのことでした。

しかし、その時の警察官の言葉は、先物取引の本来の意味を語っていたわけではないのだなと、先物取引を詳しく学んだ今では思います。

ついでに言えば、我が家にやってきた先物取引の営業マンも正しい知識を持っていたかどうかは疑わしいですが。


先物取引にまつわる誤解

先物取引には悪いイメージを持っている人も多いですが、実はそれは我が家でもあったような営業マンの強引な売り込みのせいではないか、と思います。

そのためには、まずは先物取引の正確な知識を得る必要があります。

実は、世界初の公認の商品先物取引は1730年に開設された大阪の堂島米会所なのだそうです。

なんと、江戸時代の大阪にすでに先物取引があったとは驚きですね。

天候不良などで年貢米の値段が大幅に変わることのリスクヘッジを、大阪の商人が行っていたということで、さすが天下の台所と呼ばれた大阪だな、と感心してしまいました。

そして、金融資本主義の発展に伴い、先進国を中心にした世界各国で数多くの先物取引が行われるようになりました。

投資の中でも先物取引は分かりにくく、その分かりにくさが多くの誤解を生む原因になっているような気がします。

ですので、その先物取引について、できる限り分かりやすいように簡単に解説してみようと思います。

先物取引を簡単に解説

先物取引は、デリバディブとも呼ばれる商品の一つです。

これは未来の売買について、現在の価格での取引をするものです。

分かりやすいように、仕入れ値1本1,000円のゲームソフトを例に考えてみましょう。

A社がそのゲームソフトを3ヶ月後に100本購入する約束をします。

1,000円×100本=100,000円の仕入れになりますね。

ところが、そのゲームソフトがCMの効果などで人気が急上昇し、仕入れ値が2倍の2,000円になったとします。

そこでB社がA社に1本2,000円で100本買いたいと言ってきたとします。

A社は買うと約束したゲームソフトを仲介業者に仲介してもらい、B社に200,000円で売ることができます。

A社は100,000円で仕入れたゲームソフトをB社に200,000円で売ったわけですから、100,000円の利益を得られたと言うことです。

簡単に言うと先物取引の仕組みとはこのようなことなのです。

 

こんなにある、先物取引で使われる商品

実際に先物取引で行われているものは、金融先物取引、商品先物取引などがあります。

わたしが大学で学んだ時は、商品先物取引のうち小豆やトウモロコシなどが例に出されていたので、先物取引というとどうしても小豆やトウモロコシがうかんでしまいます。

その他にも、金銀などの貴金属、原油やゴムなどの原料、そしてもちろん小豆やトウモロコシなどの農作物がありますね。

貴金属や原料は安定した採掘できるかどうかは運やその国の情勢にも左右されますし、農作物であれば天候にも左右されてしまいますので、そのリスクをなるべく少なくしようと考え出されたのですね。

金融先物取引だと、金利や株価、国債の変動に対して取引をするものです。

アメリカでは、ものすごくたくさんの先物取引があるようで、中にはギャンブルのようなものだなと思ってしまうものもあります。

取り組むときの注意点

先物取引をするときにまず注意してほしいのは、電話などで持ちかけられた営業マンの営業トークを鵜呑みにしてはいけないということです。

序文にも書いたように、我が家での経験からそう思います。もしその時先物取引で大損失を被っていたら、わたしの今の生活はないかもしれません。

わたしも父も他の家族も、だれも先物取引はおろか投資について何の知識もなかったわけですから、確実に損をしていたでしょう。

そして、営業マンにとってみれば手数料が入れば良いので、契約した相手が儲かろうが破産しようが関係ないのです。

この記事で書いていることは基本中の基本なので、これだけで先物取引の全てが分かったということではありません。

そして、いくら値動きをしっかり把握しても、災害や戦争など予期せぬ事態が起こる可能性はありますので、そういった影響を他の投資に比べてダイレクトに受けてしまう怖さが先物取引にあることは知っておかなければなりません。

それでもやってみたい!という人にはこれがおすすめ

とはいえ現代ではインターネットで得られる情報を通じて、先物取引の情報を集めることは容易ですし、チャートも見ることができますし、ネットで取引が完結しますので電話勧誘でだまされる可能性もかなり低くなっていると思います。

ですので、まずは正しい知識を持つことが大前提ではありますが、その上で先物取引をやってみるというのであれば良いと思います。

そして、いきなり多くの利益を得ようとしてはいけないと思います。

どの投資でも言えることですが、高いリターンには高いリスクがつきものです。

特に先物取引は最初にお金が必要ないため、あまりレバレッジをかけてしまうと、大きな利益が得られる反面、一気に破産に追い込まれてしまう可能性もあるのです。

ですので、初心者のうちはローリスクなものにチャレンジして、経験を積んでいくのが一番確実で近道だと思います。

そこでおすすめなのが、「金」または「金ミニ」と呼ばれるものです。

金の先物取引は、世界中で行われていて取引量も多いのが特徴です。

取引の絶対量が多いので、仮に大企業が大量に買いや売りを入れたとしてもその影響はそれほど大きくないので、相場への影響が比較的少ないのです。

さらに、金自体が安定的に取引されている貴金属であり、さらに不況の際にも強いということもおすすめのポイントです。

逆に言えば大きな利益を生み出すのが難しいとも言えるかもしれないですが、先物取引はギャンブルとは違いますので、自分が想定した利益が得られればよしと考えましょう。

さらに、「金ミニ」と呼ばれるものはまさに先物取引の初心者のために生み出されたような商品です。

わたしももちろんこの「金ミニ」から始めました。

「金ミニ」の特徴は、取引の単位が少ないということです。

100グラム単位から取引ができ、取引本証拠金が10,000円~20,000円程度で済むので、経験を積むにはもってこいだと思います。

まずは「金ミニ」で経験を積んで、慣れてきたら他の商品にも手を出していくと良いと思います。

そして、過去極端に大きな値上がりや値下がりをした商品は、個人投資家が手を出すのを避けるべきだと思います。

過去の値動きは、先物取引会社のホームページなどで調べることができます。実際に取引する前に少なくとも1回は過去の値動きを見ておくべきです。

先物取引には冷静な判断が必要です!

わたしの若い頃にはいろいろと誤解が多かった先物取引。 今はかなり業界も改善されていますし、インターネットを通じて一般の人にも安全で手を出しやすい商品になってきたように思います。 しかし、その分リスクを考えず安易に先物取引に手を出し、自己破産、という結果も招いているようです。 ですので、冷静な判断で取引ができる人にはおすすめなのですが、過去パチンコや競馬などで負け続けても「次こそ大丈夫」と損失を取り返そうとして負け続け、手持ちの現金がなくなったという経験がおありの方には向いていないかもしれません。 先物取引は投資の中でも不確定要素の大きいものだと思いますので、必ず利益が得られるというものではありません。 それに、「上がるか下がるかのどちらかだから、50%は勝てるだろう」というのも安易な考え方です。 そういった考えの初心者をカモにするベテラン投資家がたくさんいるのだ、ということも頭に入れておいて下さい。 結局先物取引をやって勝てるのは、自分でルールをしっかり決め、そのルールに忠実である人だと思います。 わたしもまだまだその域には達していませんので、ルール通りにきっちりできるように修行中なのです。

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