途上国で流行の小口融資

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途上国向けの小口融資の金融機関が現在世界で広がっています。

少し前に、途上国向けの金融機関、グラミン銀行がノーベル経平和賞を受賞しました。

さて、ノーベル賞の受賞理由は、貧困層の経済的社会的基盤の構築に対する貢献に対して授与されました。

  

グラミン銀行

グラミン銀行とは、バングラデッシュにある銀行で、マイクロファイナンス期間と呼ばれている。

銀行名のグラミンは、「村gram」に由来している。

本部は、バングラデッシュの首都ダッカにある。

1983年に創立者、ムハンマド・ユヌスにより創設された。

グラミン銀行は、おもに農村部の貧困層を対象とした融資を行っているので、「貧者の銀行」の別名をもつ。

歴史や恵まれない国々では、戦争、革命、飢饉、貧困といった人間個人の運命を翻弄するストレスが存在する。

このようなストレスに対して、対処するための社会組織や多くの人が取り組んでいます。

マイクロファイナンスは社会利益だけでなく、事業の拡張性や持続性を維持するために利潤も追求します。

グラミン銀行ユヌス総裁は、社会的利益の最大化を目指すビジネスをソーシャル・ビジネスとしています。

マイクロクレジットとは

古来、貧しいものに融資することはタブーでした。

貧困者の返済率が低かったからです。

1970年代の中頃に、融資の対象にならなかった品構想を対象として、生産活動、所得創造のための資金を少額で無担保で提供するという取り組みがバングラデッシュで始まりました。

アジアやラテンアメリカ各国でも同じ時期に同じような試みがそれぞれの独自の手法で試みられました。

「担保なんて裕福な人しか持ちえないのに、それを前提としたサービスしか提供できないのでは、いつまでも貧困にあえぐ人々の自立を促すことはできない。

彼女たちは最初の一歩を踏み出すためのわずかの資金さえあれば、経済的に自立した道を歩めるはずだ」という信念のもとに、単なる融資以上に、地道な活動が繰り広げられました。

マイクロクレジット誕生から30年が過ぎ、そのサービス内容が、預金や送金、保険などにも広がっていきました。

これらの金融商品は、経済活動で必要不可欠なものです。

貧困層の経済的自立支援のためには、融資だけでなく、預金・送金・保険などの金融商品の提供が必要であることが認識されるようになり、マイクロクレジットよりもマイクロファイナンスという言葉が使われるようになっています。

グラミン銀行がマイクロクレジットの原型を作ったので、ウラミン方式(グラミン・クラシック・システム Grameen Classic System)と呼ばれます。

マイクロクレジットがはやるバングラデシュ

バングラデシュとインドの西ベンガル地方を「ベンガル地域」と呼びます。

昔は、「黄金のベンガル」と形容されていました。

1948年にインドとパキスタンがイギリスから独立しました。
パキスタンはインドをはさんで、東パキスタンと西パキスタンとなっていましたが、1971年に、東パキスタンがバングラデシュとして独立しました。

パキスタン政府は、東パキスタンに対して、米やジュートが豊かなので、農業中心の政策をとっていあんした。

農産物市場の価格下落に対して弱い産業構造になっていました。

サイクロンの被害に1970年、1987-1988年にあっている。

1970年は港湾部の高潮で死者22万人。

1987-1988年の洪水では国土の40-85%が冠水して4500万人が罹災した。

バングラデシュでは治水工事が十分に行われていない。

植林がおこなわれているが、ダムがあるが電力のためで治水ではないなど、十分な対策が取られていない。

工業化が全く進んでいないために、貧しい状況が続いている。

グラミン銀行の概要

最初に、血縁関係のない5人でグループになり、グラミン銀行の考え方、16の規則、手順について1~2週間の研修を受けることになる。

口頭試験で、真剣さ、誠実さが認められると貸し付けが承認されるが、各グループのリーダーを選出し、リーダー以外の二人に最初の貸し付けが行われ、6週間で返済がなされた場合に、次の二人に貸し付けが行われ、返済されるとリーダーに貸し付けが行われる。

これが繰り返されて、与信枠が増えていく。

融資が、借り手との信頼関係に基づいているため、担保はなく、法的契約を結ぶことはない。

信頼関係構築のために、スタッフは借りているグループのもとへ足を運び、ニーズや状況を細かく把握している。

小額かつ短期の融資で、すべての貸付金は毎週、2週間ごとにへんさいされている。

このような、グループに課すことには、ふたつの効果があるといわれています。

ひとつは、グループを組む時に互いに信頼できる人を選ぶことになるので、信頼できる人と信頼できない人の選別が自動的に行われます。

ふたつ目は、メンバーが相互に監視することになるため、返済遅延を防ぐ効果があります。

二つ目のことを相互監視(peer-monitoring)といわれます。

グラミン銀行の成功により、グループレンディングは、マイクロクレジット機関の事業モデルの原形となりました。

マイクロクレジットの利用者は、Entrepreneurial Poor「起業家精神にあふれた貧困層」と表現されています。

事業を行う意思があるが、貧困であるがゆえにすることができない。

また、できたとしても貧困から抜け出せないという意味で理解したほうがいいでしょう。

利用者の特徴として、女性が多いです。

全世界のマイクロファイナンスの利用者は1億5000万人を超えますが、うち8割が女性です。

グラミン銀行の場合には、女性の比率が97パーセントです。

開発途上国では女性の社会的な地位が低いので、マイクロクファインナンスは、貧困削減、女性の社会的地位向上、経済的自立にも社会利益に貢献しているといわれています。

マイクロファイナンスを行う組織

マイクロファイナンス機関(Microfinance Institutions, MFIs)と表記します。

世界で10,000の期間が存在していて、そのうち、100から150機関ほどがフォーマルな組織形態の下、成熟した事業モデルを確立しているといわれています。

マイクロファイナンス機関の多くが、開発途上国に拠点を置いています。

Microcredit Summit Campaign Report 2009で報告をしたMFIs3,552期間の地域別内訳は、アジア・太平洋地域が727機関(全体の49%)、サハラ以南のアフリカが935機関(26%)、南米・カリブ諸国が613期間(17%)、中東・北アフリカが85機関(2%)となっています。

先進国にもMFIsが存在しています。

アメリカ合衆国のアクシオン(ACCION USA)は、1961年に民間NPOとして設立されました。

1973年にブラジルでマイクロクレジットは生まれましたが、世界各国の開発途上国に身ならず、米国でも活動するようになっています。

マイクロファイナンス機関の財源は、国際機関や政府系金融機関からの援助や民間からの寄付に依存していました。

このような資金源は、限定的かつ不安定なものであり、事業拡大の持続的な資金ではありません。

そのような状況だったため、通常のビジネスと同じように、効率的なオペレーションを行い、自らの事業収益を財源とする努力がなされました。

1960年代になると、事業規模を拡大したNGO形態の機関から銀行へと業態変換するところが現れました。

預金は貸し出しと小名以上に、貧困者の経済的自立を促す重要な金融サービスであるだけはなく、MFIs自身にとっても安定的な財源の確保ができるようになるというメリットがあります。

このように、マイクロファイナンス機関の業務内容が、マイクロクレジットからマイクロファイナンスへと拡大したことは、援助資金に頼らないようになるという非常に重要なステップでした。

最近では、マイクロファイナンス投資ビークル(MIVs Microfinace Investment Vehicles)と呼ばれる先進国の投資家とマイクロファイナンス機関をつなぐ投資ファンドや投資法人等の総称です。

マイクロファイナンス機関への直接投資は、一般投資家には目利きが困難なうえ、事実上できません。

しかし、1990年後半に、マイクロファイナンスへの投資を専門とする器がマイクロファイナンス機関へ投資する期間が登場し、欧米金融機関の参入が相次いだだめ、新しい投資カテゴリーを形成し始めました。

マイクロファイナンスの限界

貧困層は、小さな企業家であるが、所有権のない財産を保有しているために、貧困から逃れることができない。

世界の貧困者が保有する、自宅や事業所など未登記の財産は9兆ドルもあるという見方をエルナンド・デソトは示している。

エルナンド・デソトは、90年代に世界銀行がペルー経済を救済するときに活躍した経済学者である。

「投資」がいかに経済に対して重要な要素となっているかが理解できたと思います。

投資は、金融の一部であり、金融はお「金」を「融」通することからきています。 マイクロファイナンスは、名前が小さいように聞こえますが、とても古くてスタンダードな融資を途上国の貧しい人たちに、ビジネスとして行うことで自立した会計、集金機能を持っています。 そしてマイクロファイナンスは、途上国経済を回す小さいビジネスを継続できるようにするビジネスを継続的に行うことの大切さなどを知って、投資の本来の形を改め見れたのではないでしょうか。

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