お金はあるのに貧乏と言う日本人

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お金持ちなのに貧乏?

日本人の多くはお金持ちに憧れています。

苦しい生活、見通しが立たない未来におびえる生活を好むと言う人がいるはずもなく、お金持ちになりたいと思うのは実に普通の事です。

そして日本の経済状態が良く無いと言うのもあってその傾向は過去よりも一層強く、今後の消費税増税やマイナンバー導入によりお金と言うものの価値はこれからも益々上がっていくでしょう。

多くの人はそうしてお金を求め続け、一部の人はお金持ちへとなって行きますが、自分では貧乏だと言ったり、思ったりしているお金持ちと言う人たちがいます。

別に貧乏だと思いこんでいると言うわけでも、貧乏だと謙遜や皮肉で言っている訳でもなく、実際にお金はあるけれど普段の生活がかなり苦しいと言う人たちも日本にはいらっしゃるのです。

月収30万円あってもスーパーの所謂お勤め品やタイムセールの商品を狙って食品を買い、普段から節制を心がけ、贅沢とは無縁の生活を送る人がいると言って信じることが出来ますか?

あるいは昼夜を問わず働き、休日なんて月に一度あればいい方で、家で寝ること以外は殆どないという生活をする月収100万円の人がいると言う事実をどう思いますか?

お金があれば一応お金持ちという事は出来ますが、そうしたお金を使えない、あるいは実質そのお金を自由にすることができないと言うお金持ちと言う人も日本には結構いらっしゃるのです。

今回はそうしたお金持ちなのにまるで貧乏な生活を強いられている人と言う存在について考察していきたいと思います。

日本社会の今の構造とこれからの未来、どうしたらただのお金持ちではなく、楽しく楽に過ごせるお金持ちになることが出来るのか、そうしたことに興味はありませんでしょうか?

何故自分のお金を使えないお金持ちが出るのか?

お金持ちなのに低所得者と同じ生活を強いられている人と言うのは大きく分けて3タイプいると言えます。

最初の一つは物理的にお金があるという訳ではなく資産価値では持っていると言う人。

例えばマンションや土地などの不動産、あるいは株や債権などで資産価値は大変高いものを持っていてもそれを直ぐに所謂通貨に変えるという事ができない人たちです。

そうしたお金以外の資産の多いお金持ちと言う人たちはその資産を手に入れる時に少なくない金額を投資している事が多く、現状でも確かにお金持ちと言われるだけの価値がそうした資産にはあっても、それを手放す、お金に換えると投資した金額の回収が出来ないばかりか結果的に大損をすると言う人がいるのです。

もし例え持っている不動産や株を全て売り払って現金化すると1億になったとしても元の投資が2億だったら1億の損失。

それでも1億あったらいいじゃないかと言う人もいると思いますが、万が一借金によってそうした資産を作っていたら返済することも出来ないこともありますし、価値が下がるまでにつぎ込んできたお金がなくなることを容認することは中々出来ないものです。

こうした人はどうするのかと言いますと当然今ある手元の現金通貨を使って生活するという事になるのですからいくら高額資産を持っていようともその生活の実態そのものは庶民となんら変わりないという事が起こるわけです。

実際にある程度の利益が出たらそれでいい、あるいは損切りしてでも手を引こうと思ってそうした資産を手放したとき起こるのは高額の収支による税金の徴収と言う現実が待っています。

またそうした高額資産を喜んで高額のまま買い取る人も多くはなく、大概は売ろうとすると更に低い金額での売買となるケースが圧倒的多数です。

こうした現状こそが資産は持っているお金持ちがお金持ちに憧れる人たちが思っているような生活をしていないと言う事を起こします。

今あるお金が大金に思えないと言う現状

お金持ちで庶民と変わらないかそれ以上に苦しい生活を強いられる人の中には今手元にあるお金がとても大金に感じることが出来ないからとそうした生活をしている人がいます。

どういうことかと言いますと例えば100万円と言う金額を大金だと思えますか?

確かにぽんと手元にもらえる金額としたら100万円は確かに大金ですが1000万円の借金を持っている人からすれば焼け石に水、そして一年間を通して稼げる金額だと考えるなら大金とは言いがたいでしょう。

その為、お金持ちだと言われたり、思われたりしている人の中には実際に生活しようとすると所謂「お金持ちらしい」生活を出来ないレベルのお金持ちと言う人が存在するのです。

日本の物価は徐々に確実に高くなり、多くの人の収入自体は変わらないか労働形態の移り変わりや資本収益率の高さから逆に下がっていっている現状が日本にはあります。

物価が高くなるのはご存知の通り増税や不景気のせいで企業が値段を安く出来ないのに物の原価が上がるからです。

日本人の庶民と呼ばれる私達の平均収入が下がるのは、正社員をクビになったり、やっていけない状況に追い込まれた人がパートやアルバイトで働かないといけなくなることや、雇用する企業が条件を厳しくせざるを得ないからだと言えるでしょう。

資本収益率というモノは簡単に言うとお金を元にお金を生み出す行為の方が儲かるため、ある程度資金がある人とそうで無い人の手に入れられるお金に差が出来て貧富の格差が広がる度合いの事です。

一般人も手を出すようになった株にしろFXにしろ元から大金を持っているほうがリスクを避けてリターンを狙うという事ができるものですし、基本的に投資と言うものはどうしたって手元にお金があるお金持ちの方が有利なものです。

そうした日本の現状の中、確かに年収200万円以下と言う人から見たら年収400万円の人は自分の倍以上の金額を稼ぐお金持ちだと思えるかもしれませんが、実際のエンゲル係数や最終収支がわかるような貯金できる金額はあまり変わらないと言う現状があるのです。

将来の不安で使いたくても使えないお金持ち

貯金の金額が100万円あると聞くとお金持ちだと思いませんか?

日本の現状貯金を一切持っていない人と言うのは実は珍しいことではなく、30代を超えて40代に入ると言う人の中にもそうした貯金が無いと言う人はいらっしゃいます。

10代で100万円の貯金があれば相当に立派なものであり、20代のうちにそれだけの貯金額を作れたら中々お金持ちだとえ言えるでしょう。

しかし老後の事を考えたときコレでは全く足りません。

今の現状の日本で既に2000万円の貯金と年金があって、仕事をしていたときよりもワンランク落としての低所得生活を余儀無くされると言われているのに今後更に上がると考えられる消費税を初めとする税金。

そうした増税により生活ランクを下げる人々による経済の停滞で悪くなると考えられる日本経済と企業の衰退と私達の平均収入の低下。

そうしたものを考えたなら10年後に老後を迎える人たちに求められる老後を安定した生活で迎えるために必要な貯金は3000万円を超える恐れもあります。

お金持ちであっても、寧ろお金持ちであるだけ働くことが出来た人だからこそ老後に対する不安と言うものは大きいもので、老後の苦労を今しておこうと考える人は多いでしょう。

若いときの苦労は買ってでもしろ、と言う言葉があるように日本人は良くも悪くも将来の苦労を減らすため、効率がどうとかを度外視して先に苦労をする事を選ぶ傾向が強い人種です。

老後に対する不安から貯金を作るために一生懸命身を粉にして働いたとしてなんと1000万円の貯金を作ったとしましょう。

コレならば充分お金持ちと呼ばれるレベルであると思われますが老後の安定には届きませんし、作った貯金はマイナンバーで税金として吸い上げられると言われています。

コレを考えたらお金持ちであっても理想とされるお金持ちには遠いのです。

100万円と言わずとも10万円も1万円も大金と言えば大金ですが、必要とする規模を考えると1万円も千円も足りないと言う事では一緒なのです。

私達が理想とするお金持ちと私達がお金持ちと表現する人たちの間には意外と大きな違いがあるといえるでしょう。
 

お金持ちより「生きる方法持ち」を目指そう

現状日本の経済状態から考えてお金持ちを目指しても中々理想のお金持ちの生活をするのは難しいという事は分かってもらえたと思います。 多くの人にお金持ちと言われる人も必要とする金額を考えたなら相対的にお金持ちではないと言え、億万長者クラスでないとそうした意味でのお金持ちには成れませんし、億万長者クラスにはコツコツまじめに働いて貯金してでは成れません。 ではどうしたらいいのかと言うと生きていくために必要なものを得られる先を多く持つことが大事です。 今の現状では「お金」を持っているとは言い難いけれども生活をすることは出来る。 と言う状態を長く維持できる方が最終的には安定した生活を送ることが出来ます。 ライフラインを繋ぎとめ、最低限度のものをお金以外で確保できたらお金は欲しいものを買うためだけに使えますし、税金の対象となるものはお金だけです。 安定した生活に必要なのは収入と貯金では実はないのです。 お金持ちと言うものへ抱く理想が安定した生活であるとするならば、そうしたお金としての資産を求めるよりも安定した生活に必要なものをどれほど手に入れておけるかこそを求めた方がいいのかもしれません。

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