証券投資の基礎の基礎‐そもそも証券投資とは?

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証券投資の基礎を考えよう!

「証券投資」という言葉は、私達が日頃耳にすることがありますが、実はわかるようで、よくわからない言葉だったりします。

もちろん証券会社などに勤めている人や、その手の話に詳しい人、あるいは既に証券に投資をしている人は「なんでわからないの?」と思うかもれません。

しかし、日頃から「お金」を「稼いで、使って、貯金する」ということしか考えていない人にとっては意外と知らない世界だったりするものです。
 
そこで、今回は「証券投資」について基礎の基礎から考えたいと思います。

そもそも証券投資って?


証券投資」とは、一言でいえば「紙の資産」に投資をすること全般をいいます。

「証券」なんて言葉を聞くと、知識の全くない人はなんだか難しそうなイメージを抱きやすいのですが、要は紙に「お金などに関する何らかの契約」が書いてあるものです。

その「契約」の内容が場合によっては専門家でなければわからない程複雑なため、「証券」と聞くとアレルギーのように「面倒な事が色々書いてある」と思い込んでしまいがちなのです。
 
そしてそれらの「証券」を組み合わせたり、証券自体を取引の材料として使ったりして資産を運用していくわけですが、そういうことに興味が無かったり面倒だと思う人の代わりに投資信託などのプロに運用を依頼するという仕組みも多く存在します。
 
「証券」の一例を挙げると「プットオプション」や「コールオプション」などの「オプション」があります。

「オプション」とは「ある証券を、決まった時に、決まった値段で買う(売る)ことのできる権利」のことです。

そして「買う」権利が「コールオプション」、「売る」権利が「プットオプション」と呼ばれています。

これらはいわゆる「金融派生商品(デリバティブ)」の一種ですが、より広い意味では「証券」で間違いありません。

なぜならば「証券」とは当事者同士の「契約」が書いてある紙なわけですから「決まった時に決まったモノを決まった金額で買ったり売ったりする」契約が書いてあるならばその時点で「証券」として扱われるのです。

よく経済の本には保険や株式、あるいは上記で挙げた投資信託、先物や金融派生商品(デリバティブ)などが例として記載されていますが、別に法的効果が発生するような約束事が書いてあるならば「証券」で間違いありません。
 
また「証券投資」に関しては非常に多くの理論があり、その分野も多岐にわたります。 

たとえば投資理論の分野においては、近年教育から実務の面にいたるまで、実に様々な変化を遂げてきたといえます。

その背景としてコンピューター技術の発展が挙げられます。

これによって新しい「証券」のトレーディング技術が創出されました。また大学などのいわゆる「アカデミック」な業界においても多くの投資理論が生み出され、それが急速に実務の分野で応用されることにより簡単なものから複雑怪奇なものまで、非常に多くの投資戦略が生み出されてきたのです。

ただ、その副作用として実務家と学者の双方が負う負担も相当なものとなってきているようですが、それは別のお話です。
 

いずれにしても「証券」を巡っては実務の世界からアカデミズムの世界に至るまで、多くの人々がこの「契約の世界」に携わっているといえるのです。

では次に、「証券」が取り扱われる「マネー経済」についてみていきます。

「実物経済」と「マネー経済」。「証券投資」の本質とは?

「実体経済(実物経済)」とは、モノを売ったりサービスを売ったりと、実際に目にすることのできるモノで成立する経済のことです。

それに対して「マネー経済」とは、通貨や今回のテーマである「証券」といった目に見えない、または目に見えづらかったり捉えにくいものにおける経済のことです。

マネー経済の規模は実体経済(実物経済)の10倍以上の規模になっています。
 
簡単にいえばある財(ざい)の売り上げが1000万円ならば、実物のない「約束事」に関しての取引で1億円以上のお金が動いているということです。

多くのお金持ちが、このマネー経済で成功を収めて富豪と呼ばれる存在になっています。代表例が有名なウォーレン・バフェットです。

彼は11歳にして初めて株を購入し、その後数々の投資を繰り返すことで自己資金を増大させ、最終的には世界有数のお金持ちになりました。

今では世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイのCEOとなり、多くの人から「オマハの賢人」といわれ、尊敬されています。
 
彼の投資戦略の特徴として、とにかく長期的に考えるということが挙げられます。

つまり長期的に伸びる会社に投資をすることで、間接的によい企業を資金面で支えるということです。

言い換えれば、私達の生活に直接的に関わってくる「実体経済をよいものにするためにマネー経済が存在する」のだという基本を忘れずに投資を続けてきた人物ともいえます。

たとえば彼の名言の中に「今日や明日、来月に株価が上がろうが下がろうが、私にはどうでもいい。

その会社が10年、50年経っても欲しいと皆が思うものを作っているかどうかが重要だ」というものがありますが、これこそが彼の投資に関する確固たる信念を表したものといえます。
 
本来の投資というものは長期で考えて運用するものです。

なぜなら、元々は自らの資産を守るために考えられたものなのですから、慎重に投資先を選ぶのは当然のことです。

そしてその投資先が世の中の役に立つ財やサービスを提供しているか見極め、よい企業には積極的に投資をして間接的に社会に貢献するのが投資の本来の役割なのです。

その目的を忘れてゲーム感覚で金儲けに走るのは本筋ではありません。

そのような投資は「本質」から派生したいわば「遊び」の要素にしか過ぎない筈です。

ただ、短期トレードなどで一時的に大金を稼ぐことを目的とする人達が前面に出ているために、投資の世界は「マネーゲーム」という印象が持たれがちであるのは否定できない事実です。

しかし、本来の「証券投資」というものは決してゲームではなく、私達の生活にも欠かせない要素なのです。

 

「証券」にみる「実体経済」と「マネー経済」の関係

 
元を正せば「実体経済」で「余ったお金」が「マネー経済(資産経済)」に流れ、徐々にその金額を拡大してきたのが歴史的には正当な解釈だと思います。

しかし、これほどまでに肥大化してしまったマネー経済は、逆に実体経済の動向に大きな影響を及ぼしています。

たとえば、多くの起業家がマネー経済から資金を調達して実体経済を支える様々な財やサービスを生み出しています。

そしてその起業家がつくった会社の株式がマネー経済において取引されるようになるのです。

先のウォーレン・バフェットの例でも触れましたが、その一連の流れをつくるキーワードが「投資」なのです。
 
私達日本人としては、「投資」といわれても実はピンと来ない人も結構いらっしゃるかもしれませんが、世界的に見れば「投資」をして儲けるというのは当たり前の話になっています。

欧米諸国はお金を銀行に黙って預けておくよりも、株式などの投資を盛んに行い自らの資産を増やそうとします。

一方、私達日本人は、資産を守るといえばなんと言っても「貯蓄」を思い浮かべます。むしろ、貯蓄以外の選択肢を碌に知らない人も大勢います。 
 
そのこと自体は決して悪いことではないと思いますが、たんに自らの資産を銀行預金に預けっぱなしにしておくだけというのは勿体無いという側面もありますし、近年のようなデフレの状況では国民の資産が銀行に預けっぱなしになっていたり、いわゆる「タンス預金」されたままでは国民所得が徐々に小さくなってしまっていく状態を抜け出すことはできないのです。

詳しい話は別の記事に譲りますが、金持ちがその莫大な貯金を眠らせたままで動かさないことも経済が停滞している理由の一つでもあるのです。
 
そしてこれは蛇足になりますが、昨今話題の金融緩和は、まずお金を刷ることで「マネー経済」に影響を及ぼし、徐々にその効果が「実体経済」に及ぶことで徐々に景気を回復させることを狙ったものです。

アベノミクスの目玉だったといえるこの金融緩和について、多くのマスコミは「金のばら撒き」でしかなく、私達の生活を支えている実体経済には影響がないのだというネガティブキャンペーンを盛んに行ってきましたが、金融緩和の影響はまず株価などのマネー経済に影響を及ぼし、そして徐々に実体経済に影響を及ぼしてきたのは確かです。

失業率は改善し、私達の所得も徐々にではありますが改善されてきました。

実はその背景には、今回のテーマである「証券」が再びマネー市場で盛んに取引されるようになったという事実があるのです。
 
 

「証券投資」を学んで「挑戦」しましょう

「証券」について学ぶうえで大事なのは、実際に「挑戦」することだと思います。

なぜならば「証券投資」においては自分で学んで自分で試してみるという経験が重要だからです。

そうすると必ず投資に失敗するという経験をすることになります。

あるお金持ちは、少額の失敗を積み重ねることが、後の成功のために必要なプロセスであるといっています。何も失敗しないまま全財産を失って再起不能になることを避けるためにも、まずは少額で少しずつチャレンジしていけばいいのです。

人生全般にもいえることですが、投資の世界においても、小さな失敗をしてそこから学び続けることが大事なのです。

ですから、単に理論を学ぶだけでなく、どんどん「挑戦」していきましょう。
 

「証券」について勉強しよう

  「お金」に関して興味があるならば「証券投資」ついても勉強しましょう。 そして「投資」について理解することで自分自身の「お金」を守るだけでなく、いかにして「お金」が私達の社会に影響を及ぼしているかも理解しましょう。

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