機関投資家などで今流行のスマートベータ投資

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GPIFが採用しているスマートベータ投資ってなんだ

年金として積み立てられているお金が運用されているのはご存知でしょうか。

金融リテラシーのない雑誌などが、株価が少し下がった程度で「年金が消えた」などといっているし、巷でも投資は怖いからいやだし年金は運用してほしくないなどという声が聞かれる。

この国の金融リテラシーの低さにはあきれるばかりではあります。

スマートベータとは

スマートベータは、金融危機などで痛手を追った投資家たちの「もっと安定的に超過収益を得る方法」を求める声により、アメリカから広まりました。

スマートベータの、「スマート」は、「賢い」を意味する英語で、「ベータ」は「市場平均連動性」ということを意味する英語です。

指数算出会社がさまざまな戦略を考えて運用している機関投資家に提案していますがそのひとつの提案です。

年金積立金管理運用独立行政法人、いわゆるGPIFが株式投資の基準のひとつに採用してから注目を浴びています。

スマートベータは、特定の指数やルールにより組み入れ銘柄や比率を機械的に決める点ではインデックス投資とあまり差はありません。

しかし、スマートベータ型投資はアクティブ投資に分類されるように、市場の平均のインデックスを打ち負かすことを目標としています。

市場平均のTOPIXよりもいいリターンを出さないと年金がシステムとしてなくなりそうだとか、年金で株式を購入する決断をした政治家の責任がとか、などという話になります。

でも、そうでしょうかね。

違うと思いますが、まあいいでしょう。

年金機構はこのような重圧にさらされながらも株式投資を行っています。

想像を絶するような責任の重さを感じていることでしょうし、個人投資家とはリスクの感じ方が根本的に異なると考えられます。

彼らはそのような重圧の中でどのような株式投資の戦略を立てて、利益を出しているのでしょうか。

GPIFに乗っかれば、損が出ていると政権に何とかしてもらえるかもしれないなどという考えを持ってそういう運用をするのもいいでしょうし、GPIFが採用しているような投資手法を自分もやれば儲かるのではないかと考えるのは自然なことでしょう。

では、GPIFが導入しているスマートベータ投資とはどういった投資手法で、どういう銘柄やどういった指数に対して何を考えて何を実行しているのかをみて、自分の投資千りゃkにも反映させて市場インデックスよりもいいリターンを目指しましょう。

スマートベータ指数

従来の時価総総額のトピックス(TOPIX)のような、時価総額であらわす指数、時価総額加重平均型ではありません。

また、日経平均株価のような修正株価平均型でもありません。

スマートベータ指数は、財務指標、たとえば売上高、経常利益、営業キャッシュフリーなどや株価の変動率などの銘柄の特定の要素に基づいた指数のことです。

中長期的には市場の平均のインデックスを上回ることを期待されて、年金運用のGPIFや金融機関などに採用されています。

スマートベータ指数の日本で代表的なものといえば、「JPX日系インデックス400」です。

JPX日経400ともいいます。

これは自己資本利益率(ROE)が高い銘柄の400銘柄が選ばれています。

スマートベータ型投資信託

スマートベータ型投資信託と呼ばれるものでは、日本国内の金融商品として販売されている投資信託は5つの種類があります。

「企業規模型」、「低リスク型」、「クオリティ型」、「高配当型」、「等金額型+高配当型」の5つのタイプがあるとして紹介されています。

まず、「企業規模別」と呼ばれるものは、利益や株主資本などの時価総額以外の指標で企業規模をあらわすものとします。

その値を銘柄ごとの投資ウェイトとしているものです。

いわゆる、「ファウンダメンタル・インデックス」と呼ばれている投資商品と同様のものとなっています。

株価が戦い銘柄を多くポートフォリオに組み入れる時価総額方のインデックスよりも、利益でポートフォリオに組み入れる量を決めるほうが投資する投資家たちの納得ができるというただそれだけの納得さが人気の秘訣らしい。

「低リスク型」は、ポートフォリオのリスクをもっとも小さくさせる運用法の、ミニマム・バリアンス(最小分散)の運用法を用いています。

過去のある特定の時期のデータ、株価のデータに対してもっともあてはまりがよいように、リスクを小さくすることを主目的においたポートフォリオを構築することを目的としています。

リスクあたりの超過リターンで図ったときにはパフォーマンスがよいという計算になるため、クオンツ運用の一種類です。

マルチファクター・モデルがあるとすぐにポートフォリオができるので、運用をするのは容易です。

次に、「クオリティ型」と呼ばれているものは、「ROEが高く経営が効率的な企業」を選択的に選び、その銘柄でポートフォリオを構成するというものです。

日本では、JPX日経400などと連動するように投資を行うという投資信託と同じようなものです。

ROEが高いというただ、それだけのことを持ってクオリティ型としてクオリティがさもいいように行っているから一部からは批判などが出ています。

注意しなくてはならないのは、JPX日経400は、機械的な指数ではなくて人間が最終的には介在しているのでそこに注意が必要です。

「高配当型」や高配当銘柄に、一定期間ごとに投資銘柄の比率をリバランスして同じ比率にそろえる「等金額リバランス」は、1980年代から「フォーミュラ・プラン」や「システム運用」として呼ばれていたものを、ルールに従って機械が売買するようにしたという運用商品の再登場ということです。

スマートベータ型投資信託の注意点

スマートベータ投資信託を購入する際には注意すべきいくつかのポイントがある。

まずは、想定しているリスクプレミアムが短期のリターンとして実現するというわけではないということです。

実際の過去のデータで見てみても、スマートベータ型の指数は市場平均に負けることがあるため、投資タイミングを見極めることが必要です。

多くの人がスマートベータ投資を行えば行うほど、そのスマートベータ戦略は投資家たちの平均に近づき、ゆくゆくはトピックスと同じようなものになってしまうこともありえなくはない話です。

二つ目には、投資信託なら投資信託のパフォーマンスの席因果投資家に来ることが問題になります。

普通のアクティブ運用の投資信託ならばパフォーマンスがベンチマークよりも低くなったときにはアクティブ投資信託の運用をしている人がその状況を改善するためのインセンティブが働いて、改善しようとします。

しかし、スマートベータ投資の場合にはこういったインセンティブが働きません。

指数提供会社が指数の一貫性に責任を持っているので、指数のルールの変更を行えないことが原因となっています。

パフォーマンスが振るわないアクティブ投資からスマートベータに移ってもパフォーマンスは振るわないことは多々あります。

しかし、アクティブ投資の投資運用の責任者にインセンティブがあるからといって、悪いパフォーマンスが改善するかといえば、改善するかもしれないし、悪化するかもしれないしということでわかりません。

どうせわかりませんが、責任者がどうとか思えないで自分のせいになります。

ただ、運用者の責任にしているような人は投資は向いていないので投資信託も全部解除したほうがいいのでは似でしょうか。

投資は自己責任は常識ですし。

最後に、市場インデックスのTOPIXなどの市場指数と比べて作るコストが高くつきます。

大体は買って持っていればそのまま再現することができる市場平均にあわせる市場平均連動型のパッシブ投資とは異なり、スマートベータには定期的なトレードが求められて、取引コストがかかってしまいます。

その取引コストが実際の運用が指数より劣る原因となってしまいます。

そのコストを払うのは投資家、投資信託を買った人たちになります。

GPIF、年金機構が採用したことからにわかに人気となっているスマートベータ。

そのスマートベータはまだあまり認識が広がっていないため、調べて掲載しました。 年金機構が重圧の中、市場平均を上回るパフォーマンスを達成してこの国の年金システムを崩壊させないために努力した結果としてのスマートベータ採用がありそうです。 そのスマートベータを利用すれば、財務省か日銀に困ったときは年金基金ごと救助されるかもしれないので、狙ってもいいかもしれません。 また、GPIFが導入した投資手法だからあまり間違いはないだろうということで投資信託を購入する方もいらっしゃいますが、アクティブ型でも、インデックス型でもない新しいかたちの投資信託型で面白いかもしれませんね。

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