「レバレッジ」と「お金」‐その切っても切れない関係を知ろう

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てこの原理

一般的に「レバレッジ」とは、他人の資本(リソース)を利用することで自らの資本(リソース)に対する利益率を高めることを指し、投資理論などでもよく利用されます。

また、単純に「てこの原理」の意味としても使われることもある言葉です。

しかしビジネスにおいてはより広い意味で使われることが多いです。

即ち、いかに限られた「時間」で最大限のパフォーマンスを上げるかを考えるうえで言及されることが多い言葉であるということです。

「レバレッジ」についての考え方は広く利用することができ、特に「お金」や「資産」を増やすための「鍵」ともいえる考え方ですので、この機会に普段の仕事やビジネスに取り入れることをお勧めします。

「お金」が儲からないのは「レバレッジ」が効いていないからである

冒頭でも述べましたが、「レバレッジ」は仕事をする上でも自分のビジネスをする上でも非常に重要な考え方です。

特に「お金」に関する目標をもっている人ならば、この非常に便利な考え方を活かさない手はありません。

たとえば、あなたが今の収入に不満足であっても、それ以上労働する時間を増やすことができないとします。

それでも何とかして収入を上げるには、時間当たりの単価を増やすしか方法はありません。

では、どうやって単価を上げるのか?

そこで重要になってくるのが「レバレッジ」という考え方なわけです。

多くのビジネスでは、この「レバレッジ」を上手く活かせていないために、なかなか利益を出せなかったり、無駄な作業を抱えて経営者が四苦八苦していたりします。

無駄な作業を減らし順調に利益を上げるためには、この考え方をよく理解しておく必要があるのです。

「レバレッジ」を活かすことを覚えよう

これは経営者だけの話ではありません。

多くの人が自分の目標とする収入や資産状況に近づくことができない最も大きな理由も、この「レバレッジ」の考え方がないためなのです。

私たちがなかなか利益をあげられないビジネスをもっていたり、貧乏から抜け出せないと考えている場合、その理由として「知識やスキルが足りないからだ」と思ってしまいがちです。

無論、それが真実である場合もあるでしょう。

ですが、たいていの場合、お金持ちになりたいとか金銭的な成功を収めたいという人は、日々一生懸命勉強をしています。

しかし残念ながら多くの場合結果に結びつかないのは、それが「利益」に結びつきづらい知識だったり、努力の方向性が間違っているからなのです。

忙しく働いていたり、頑張って知識を吸収していたとしても、それが結局自分の「資産」を増やすことに無関係だったり、効果が遠回り過ぎるものだった場合、当然ながら金銭的な目標を達成することはできません。

そのような状態から抜け出すためにも、「レバレッジ」についての考え方を日々の行動の中心に据えることをお勧めします。

もし、あなたの目的がビジネスの成功であるならば、その目的に沿ったプランを立てなければ意味がありません。

ビジネスの目的とは、当然ながら「利益を増やす」ということでしょう。

あなたの持てる時間を増やすことなく、より多くのお金を稼ぐようにするには、どのみち「レバレッジ」を効果的に使うしか方法はないのです。

 

「レバレッジ」を大きくするためのポイント

それでは、具体的にどうやって「レバレッジ」を大きくすればよいのでしょうか?

そのポイントは3つあります。

それは即ち、
・「時間対効果のある仕事を優先する」
・「仕事の単価を上げる」
・「レバレッジを生み出しやすいプランの開発」
の3つです。

まず、「時間対効果のある仕事を優先する」ことについてですが、これは『稼ぎ力』の記事でも取り上げたように、自分が最もパフォーマンスを上げられる仕事だったり、最も利益を上げられる仕事に最優先で取り組むということです。

些か極端な例ですが、クライアントからの「メールをチェックすること」と、「新商品のマーケティングのシステム作り」では、どちらが時間対効果のある作業でしょうか?

これはほとんど全員が「システム作り」と答えるでしょう。

クライアントのメールに関しては、緊急の場合や内容によっては稟議を要する場合などもあるでしょうが、特定の場合を除いて一日に何度も確認する必要はない筈です。

一方、マーケティングシステムは正しく構築されることによって永続的に利益を生み出す「装置」を作り上げることと同義です。

「資産」が「将来的にキャッシュを生み出し続けるもの」であるという定義を思い出してください。

言うなれば「レバレッジ」の効いた仕事というのは、あなたの会社やビジネスにとっての「資産」を構築する仕事ともいえるのです。

スティーブン・R・コヴィー氏が、その名著『7つの習慣』で提唱している「優先度は低くても重要な仕事をせよ」というのは、言い換えれば、自分の真の目的にとって重要な仕事を優先しましょうということです。

まさに「レバレッジ」を前提とした考え方です。

なぜならば、ほとんどの場合、重要な仕事というのは「今行う」ことで、将来的に何倍ものリターンを得られる仕事であることが多いからです。

そして早いうちに行えば行うほど、相対的に時間的コストが安い作業になる場合が多いからです。

しかし残念ながら、多くの人がこのような事実を知ってはいるものの、日々の業務に忙殺されていたり、マルチタスクが日常化していたりするせいで忘れてしまっているのです。

そして、ついつい惰性で重要度どころか優先度すらも著しく低い作業や、利益に結びつかないような作業に時間を割いてしまっていることが多くあります。

これではいけません。

一度立ち止まって、今現在行っている作業の「時間対効果」について考えてみましょう。

次に「仕事の単価を上げる」ということですが、これこそが「レバレッジ」の考え方を体現するものであるといえます。

つまり、重要度の高い仕事のうちでも「少しの改善」や「少しの工夫」で変化させることのできる要素に時間を使うということです。

「レバレッジ」とは簡単にいえば「てこの原理」なわけですから、いかに「時間」という資源を使わずに「最大限の効果」を上げるのかを考えることです。

一番わかりやすい例でいえば、事業や作業の一部をアウトソースすることが挙げられます。

ビジネスを拡張するうえでは、他の人や企業のリソースを利用させてもらう必要が必ず出てきます。

その際に、いかに外部資源を有効利用するかが鍵なわけです。

そのためには、日頃から自分の持っていない専門知識を持つ人々と長期的な関係を築ける体制を整えておく必要があります。

外部資源を使うことで、あなたが自分ひとりで作業をする何倍ものパフォーマンスを同じ時間で上げることができるのです。

最後に「レバレッジを生み出しやすいプランを開発」することです。

これは事業全体に関わる場合が多いのですが、一人ひとりの仕事に関しても十分に当て嵌まる考え方です。

たとえば継続的に行うものや、複数にわたってやる必要があるものは、それを行う効率的な「システム」を作ると非常に便利で効果も高いのがおわかりいただけると思います。

実は、これは「起業家」の仕事そのものといっても過言ではありません。

「起業家」とは、厳密に仕事の内容を定義するならば、利益を上げる「システム」を開発しそれを改善していくことで永続的に利益を上げていくことです。

それはいくつかの「プロジェクト」を回してくことに他なりません。

その「プロジェクト」を上手く設計し、確実に利益を生むようにすることこそが、ビジネス全体の「レバレッジ」となるのです。

「レバレッジ」が「独自性」に繋がる

『独自性』に関する記事では、「独自性」を追求することの注意点と、その代表例である「差別化」の戦略について取り上げました。

実は、「差別化」においても「レバレッジ」の考え方が重要な役割を果たします。

なぜならば、同記事でも述べたように「差別化」にはスピードが要求されます。

その際には、必ず達成目標を設定する筈です。

そこで「これらの目標を半分または4分の1の時間でできるようにするにはどうすればよいか」を考えるのです。

そのために必要となる考え方が「レバレッジ」です。

これはビジネスだけでなくあらゆる分野においてそうなのですが、他のほとんどの要素が変わったとしても、全体のパフォーマンスにはさほど影響しない場合がほとんどなのです。

そして、最大の成果を与えてくれる要素は、多くの場合、たった1つか2つ程度しかありません。

そこだけを改善すれば、結果は目に見えて現れるようになるのです。

これを「レバレッジ・ポイント」といったりします。

つまり、「差別化」戦略を実行するうえでは、この「レバレッジ・ポイント」を見つけ出して効率的に「差別化」をはかることで、ライバルに差をつけることが可能になります。

さらにそれを繰り返すことで、他にはない「独自性」が出来上がっていくわけです。

 

「時間」だけは平等である

よく「時間だけが万人に平等である」などといわれますが。

その限られた「時間」をいかに成功に結びつけるかは「レバレッジ」をいかに有効に使えるかにかかっています。

起業家は「レバレッジ」を有効活用することでビジネスの全てを動かし、成長させることができます。

そして日々改善するシステムとプロセスによって、やがて自分のビジネスの成長すらも自動操縦できるようになるのです。

その結果、多くの起業家が成功の名の下にお金持ちになっています。

残念ながら、「時間」そのものに対して「レバレッジ」をかけて引き伸ばしたり縮めたりすることはできません。

しかし限られた時間内でどれだけの効果を上げられるかは、私達の考え方次第なのです。

生活の様々な面で「レバレッジ」を活かしてみよう

「お金」を増やすために「投資」を勉強している人や、自分でビジネスを立ち上げて成功を目指す人だけでなく、広く一般的に「レバレッジ」の考え方は応用可能です。 人生における「時間」は限られています。 限られた貴重な「時間」を有効に利用するためにこそ、この考え方を意識して生活することが重要ではないでしょうか?

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