えっ!?投資のプロほど貯金を大事にするって本当!?

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株や投資信託などを運用するプロの運用者。上手く成績を出してる方ほど、現金の大切さを知ってるという傾向があります。

株式や投資信託など、いろいろと投資商品があります。

その中でも、上手くリターン(収益)を上げている方ほど、貯金(現金保有)の大切さを知っている、というのはご存知ですか?

マイナス金利突入!定期預金の低金利がさらに下落!

2016年、日銀のマイナス金利により、普通預金や定期預金の金利がどんどん下がってきています。

特に、マイナス金利の対象となる積立金が多いメガバンク系の預金利息金利低下が顕著で、2016年3月現在、

三井住友銀行の定期預金0.010%(出展:三井住友銀行公式ページ http://www.smbc.co.jp/kojin/kinri/yokin.html)

三菱東京UFJ銀行0.010%(出展:三菱東京UFJ銀行公式ページ http://www.bk.mufg.jp/cdocs/list_j/kinri/yokin_kinri.htm)

みずほ銀行0.025%(出展:みずほ銀行公式ページ http://www.mizuhobank.co.jp/rate/deposit.html)となっております。

100万円預けても1,000円ほどしか利息が付かず、皆さんが銀行の薦められるまま投資信託を購入したり、株式をNISA口座で積み立てたりされておられると思います。

ところでこのマイナス金利ですが、「もし個人にも適応されるようになってしまえば、預ければ預けるほど損になるのでは!?」という不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

もしそういう方がいらっしゃいましたらご安心ください。

日銀の黒田総裁は26日、衆議院の財務金融委員会に出席し、「個人の預金に対しては(銀行と個人の)長期的な関係を考えてもマイナスに突入するとは思わないし、日銀が個人に適応するつもりもない」という旨のリリースを発表しました(出展:NHKニュース http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160226/k10010423031000.html)。

これは考えてみれば当たり前の話で、預ければ預けるほど損をするなら、銀行に入れるのではなく皆さん、タンス預金などで手元にキャッシュを置き続けるという選択肢になります。

そうなると、今度は銀行が企業に貸し出すお金がなくなり、融資条件が厳しくなり、お金が回らなくなった結果、めぐりめぐって景気が悪くなるということになります。

これでは緩和をした意味がないですよね。

というわけで定期預金金利は今後も、マイナス金利政策が続く限り限りなく0には近づいていきますが、0以下(預ければ損をする)という水準にはならないと思われますので、ご安心ください。

投資利回りのカラクリ!定期預金と株式の利回り単純比較

2016年3月現在の株式の配当利回りは高いもので「デクセリアルズ株式会社(コード:4980)の6.30%」、一番低いものでも「株式会社アイスタイル(コード:3660)」の0.05%です
(出展:ヤフーファイナンス http://info.finance.yahoo.co.jp/ranking/?kd=8&tm=d&vl=a&mk=1&p=1)。

上記の定期預金と比べるとかなり破格の利回りですが、「なら、預金なんてやめて全部株にしよう!」なんて話にはほとんどの方はなりません。なぜか。
それは当然、元本が保証されていない(最初の投資額より減る可能性がある)からです。

なにを当たり前のことを・・・とおっしゃられるかもしれませんが、株式や投資信託の運用を行っていると、このあたりが非常にぼやけてきます。

たとえば「年金対策として預金だけでは不安だから、株式に投資をしよう。利回りも安定しているものでも2~3%ぐらいあるし!」という非常に良くあるパターンのケースを想定してみます。

1,000万円の株式を10年間、利回り2%で運用したとして1,000万(円)×0.02(%)×10(年)=200万円。

一方、定期預金(0.010%)で運用したとすると1,000万(円)×0.0001(%)×10(年)=1万円。

差はなんと199万円にも上ります!

ただ、その一方で現在のように、株式市場が25%(2万円台から1万5000円台)に下落したとしたらどうでしょう?
その場合、1,000万(円)×0.75(%)=750万円、先ほどの配当と合わせて比較すると

株式(利回り2%):元本750万円+配当200万円=950万円
定期預金預金(利回り0.010%):元本1,000万円+1万円=1,001万円

となります。
つまり、「利回りがいいから株式に飛びつくというのは間違い」だということが見て取れます。
みなさんも、営業マンの甘いセールストークには騙されないようにしましょう!

じゃあ、「株はダメ」なのか??運用のプロが預金(現金)を重視する理由

結論から申し上げますと、「株は損をするから預金のほうが絶対いいよ!」というわけではありません。

むしろ、ここからが本題です。

こうやって書いている私自身、株式や外貨にも投資をしてますし、同じように預金(現金)も保有しています。

今回私がもっとも伝えたかったのは「預金は元本が(1000万円まで)保障されてるから大丈夫!」だとか、「株は利回りが高いから預金より良い!」といった、極端な二元論に走ってはダメだ、ということです。

表題にて「運用の上手いプロほど貯金(現金)を重視する」というのは、先にお伝えした元本が理由です。

古今東西、普遍といってしまってもよい法則として、「本当に良いものを、安く買えば得をする」というものがあります。

運用成績を上手く出している企業やファンド・個人の方はほぼ皆さんこれをやっています。

単純に、「みんなが本来の価値云々ではなく経済の見通し不安などで投売りしてるときに拾い集め、持ってるものが適正価格より高いなと感じたら売ってしまう(その後、チャンスがくるまで現金で持ち続ける)」というのを繰り返しているだけです。

これは投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏(個人資産6兆円)が行っていることをかなり簡易化して噛み砕いたものです。

わかりやすく一言でまとめてしまうと、「タイミングが全て」ということです。

一度初心を思い出して原点回帰

・定期預金金利は株式よりも低いが、場合によっては株以上のリターンをもたらす ・表面利回りや、元本が保証されてるか否かというだけで良し悪しが決まるわけではない。 ・物事はタイミングが全て!迷ったら、基本的な原則教訓に従って行動する!   以上です。 現在のような、経済や世界情勢が不安定なときは皆さん(世間でプロと呼ばれてるような職業の方も含めて)パニックになり、基本的な原則を忘れ、極端な理論に飛びつきがちです。 一度初心を思い出して原点回帰することが、長期的に見て皆さんの未来を良くする一番の方法ではないでしょうか。

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