あなたは投資家?ギャンブラー?投資と言うものへの考察

投資家気取りのギャンブラー

投資と言うものが多くの人にとって身近になってきた今の世の中、投資で損をしたという声をあげる人もかなり多いと言えます。

世界情勢が不安定であるとか、日本の経済状態が悪いとか、社会の進みが速くなってきたことによる先の読めなさと言うものなどの要因だけがその原因であるのならば仕方のない事なのかもしれませんが、投資で損をしたと言う人が多い要因は投資とギャンブルを同一視して行う人の増加と言う要因も感じます。

投資とギャンブルとは勿論別物でそこにはいろいろな違いがありますが、そうしたことを気にしていると言う人よりもどちらかといえば「儲かるから」として投資を始めた人が多いのではないのでしょうか?

一時期空前のブームを呼んだトマピケティの考え方や、かなり陰りを見せ始めて行く先不安になってきたアベノミクスの円安政策も手伝って投資と言うものが日本で広く認知はされたものの、どうにも少し方向性が歪んで日本では定着してしまっているような気がしないでもないです。

そこで今回は自分がやっている行為が投資なのか、ギャンブルなのかを少し考えてみながら、投資と言うものは本来どうするべきものなのかを考えてみました。

あなたは投資家ですか?ギャンブラーですか?

日本ではお金がない人が投資を歪めた?

広く認知はされたものの日本でも未だに投資に対して批判的な意見が多く、その理由こそが「投資=ギャンブル」という認識によるもののようです。

しかしその認識を強くしているのは主にお金がない人が「普通の状態」でいられなくなり、投資と言うものに無理やり手を出し始めてギャンブルと変わらない状態にしてしまっているから生まれた認識でもあると言えます。

投資とギャンブルは全く異なったものであり、投資という資産運用の手段は、健全な経済活動であり、投資によって世界経済が成り立っていると言っても過言ではありません。

「投資」とは、将来の「資本」を増やす為に、現在の「資本」を投じること全般を指している言葉であると言えます。

そしてそれは言い換えるなら基本的には自分の持つ資本を別の形で持つことに他なりません。

例えば現金ではなく不動産や株式と言う形に「変えたり」する事や、勉強するという事で時間という資本を知識と言う形の資本にする事がそうであると言えるでしょう。

資産運用という意味での投資で言えば、代表的なものに不動産の他にも「株式投資」がありますが、株式とは元々企業を成長させる為の出資金の証明として発行され有価証券として扱われるものです。

あくまで株式と言うもので利益が上げられるのは、その企業が成長した場合に出資の謝礼として支払われるオマケがある事を基本としていて、その機能で利益を上げるのが本来の株による収益になります。

その為これもお金と言う資本を株式と言う形に変えただけであるという事ができます。

投資と言うのはそう考えるのであるならばお金がない人がお金を手に入れる手段として行うべきものではなく、「本当にお金がない」のならば代えなければ良いだけの話なのです。

実際のところ投資できるお金があるのに「お金がない」と言う思いに駆られてやってしまうところに問題があると言えるでしょう。

話を戻して、こうした資産の形を変える行為を投資であると考えるならば一方ギャンブルと言うものが大きく違うという事が分かります。

ギャンブルの場合は、娯楽というサービスを提供して、その対価として参加料などの費用を支払うもの。

その為、資本は参加するだけで一旦確実に減ります。

例えば競馬などの場合、勝率の高い馬券は配当の倍率が低く、逆に勝率の低い馬券の倍率が高く設定されていますが、これは集められた掛け金の中からサービス提供者の儲けをのぞいた決められた金額が配当金の総額となっており、その金額を該当者で分配するシステムに基づいているからです。

つまり、勝敗がどのような結果になっても主催者が利益を生み出すことが出来るように設定されており、逆に言えば、利用者は収入を得ることが出来る可能性があっても「利用料の支払い」をしていると言う事実に変わりはなく、最初に損失が発生しているという事が言えます。

勿論これも「本当にお金がない」のであれば最初の損失をする事ができないので「本当にお金がない」のであればやりたくてもできないものです。

こうして「投資」と「ギャンブル」の違い言われるとなんとなく分かった気にはなるのですが、こうしたことを考えて「ちゃんと投資をしている」と言える人は実はそんなに多くありません。

どちらもリスクとリターンがあるのに間違いはないのですが、資本を失うところから始めるのか、資本の形が変わっているのかを考える事ができるのであればリスクコントロールのしやすさで雲泥の差が出てきます。

なぜなら資産を失ってからスタートのギャンブルではそもそも何らかの結果が出るまではずっとマイナスなのです。

それに対して投資は資産の形を変えているだけなので直ぐに戻そうとさえ思えば価値が変わる前に元に戻すことも出来ます。

お金がないという人もそう考えると「投資」は出来ます。

お金以外の資本をお金と言う資本に変えるのもまた「投資」なわけでお金がない事が問題であるならお金と言う資本にすれば良いのですから。

こうしたことを改めて考えてみて自分が「投資」をしているのか「ギャンブル」をしているのか一度改めて考えてみて下さい。

最初にまず損をしてから始めてしまってはいませんか?

リスクコントロールを破棄する人たち

投資とギャンブルの根本的な違いによって、様々な相違点があると言えますがその大きな要因の一つとして本来であるならリスクコントロールが意識の持ちようで細かくできると言う点が上げられます。

投資もギャンブルも「ハイリスク・ハイリターン」という同じ一面は持っていますが、そのリスクのコントロールがどこまで自分の意思で出来るか出来ないかで大きく異なっています。

例えば、年々売り上げを上げている各種の宝くじですが、宝くじも代表的なギャンブルの1つだと言えます。

仮に宝くじを10万円分購入した場合に、宝くじが当たって何千万円も得る場合もありますが、一般的には購入金額の1割程度、約1万円しか当てることは出来ません。つまり、約9万円の損失になってしまいます。

一方投資の場合は、同じ10万円を投資したとしても損失になりそうな時には、「損切り」などの方法によって、その損失額をコントロールすることが出来るので、損失を1万円程度に抑えることも出来ます。

相場が悪くなることで一時的な損失が出ても、その後に相場が回復して逆に利益を生み出すことも当たり前のようにあります。

自分の判断で終わりを決めることが出来る。

そういう所にこそ「投資はリスクコントロールが出来る」という言葉が使われている要因がある訳ですがそうした自分の意思での終わりを決めず、第三者の考えや、後にひけない状態になるまで終わらせないと言う形で投資とギャンブルの違いを自ら無くす人がいます。

注意深く値段の変動を気にしている人、自分が投資したものに対して影響のありそうなものを考える人、いくらまでの損失が起こると想定している人など投資のリスクを考えてコントロールしたい人なら色々な手段を取っている事でしょう。

しかしそもそも自分が投資したものがどんなことに影響を受けるのか、いくらまでの損失が起こっても自分に対した問題がないのか、そうしたことを全く考えずに投資する人もいれば、投資した後の価値の変動を見ない人もいます。

そうして自らはなにもしないでただ運任せ他人任せで物事を決めることで投資とギャンブルを同じものへとあえてして、その結果損をし、「投資で損をした」と言う人もかなりいます。

自分が投資したものへの興味をあなたはちゃんと持てていて、自分で終わりを決めていますか?

投資の主目的がお金儲けだけではギャンブルと同じ

投資=お金が儲かると言う発想が実のところそもそも正しくはないです。

単純に考えても投資を求める人の中に「投資してくれる人を儲けさせたいから」と言う理由で投資を募る人って一体どれほどいるのでしょう?

全くいないという訳でもないのでしょうが恐らく世界の1%もいない事でしょう。

投資を求める組織や人はそもそも「何かを為す」という事が主目的であり、投資する側はその主目的として為される「何か」への価値が自分にあるからこそ投資を行うものであり、お金を儲けることができるというのはあくまでその副産物であるものです。

例えばもし「食べたら食べただけ痩せる」と言う商品開発をしたいという企業があったとして、別に痩せたいと思う人でなければその商品が開発されようがされまいが本来どうでもいいことでしょう。

しかし「これは売れる、投資をしておけばお金が儲かる」と思えば例え痩せたいと思っていなくても人は投資をします。

しかしこれだともし商品開発が成功したとしても、自分がお金が儲からなかったときはただ損をする事になります。

用は成功と言うハードルが高くなっているわけです。

それだけでなくお金儲けだけが主目的である場合、基本的に投資する相手についても、為そうとする何かについても興味をそこまで持つことが出来ない事が多く、儲けを出すことができるかどうかの最重要となるべき商品そのものとそれを売る人物を見誤る恐れがあります。

その肝心なものを見誤ってしまったなら当然、投資を募った組織や人物が失敗する確率も高くなりますし、その結果は自分の損となります。

自分自身で失敗と成功の確立を判断する要因がある程度知ることが出来る投資と言うもので、その確立を判断することをしようとしなければそれは非常にギャンブルに近い行為です。

投資する前にもしそれでお金を儲けることが出来なかったとしても為そうとした成果が出たらあなたはそれを許すことが出来ますか?

そう考えた時、ギャンブルであったら全くそれを許すことは出来ないでしょう。
 

投資とギャンブルの違いは自分の意識にある

これまで投資とギャンブルと言うものの違いを考察して来ましたが、総合的に考えて見るととても単純な事が一つ言えます。 それは投資とギャンブルを区別するための要因をどれほど自分で意識できるかで投資とギャンブルを遠いものにする事が出来るということ。 簡単に言えば自分のかけた労力次第で成功失敗の確立と、成功失敗した時の利益と損失をコントロールできるものが投資であり、そうした労力をかけなければかけないほど投資はギャンブルへとなって行きます。 労力をかけることなく投資をギャンブルにしてしまう自称投資家のギャンブラーになってしまわぬように投資をするからにはしたもの、する事に対してしっかりと労力をかけるように心がけましょう。

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