「直観」を磨いて心身ともにリッチになろう!

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多くの専門家の意見や偉人達の言葉を通じて「直観」の力を知ろう

「直観」と聞いてどんな印象をもつでしょうか?

それが万能の能力であるという人もいれば、単なる「当てずっぽう」であるとしか考えない人もいるかもしれません。

今回は、人によって全く捉え方の違う「直観」の使い方について、専門家の意見や偉人の言葉を通じて考えてみたいと思います。

なお、この記事では「直観」と「直感」をほとんど同じ意味で使っています。本来は若干異なる意味で使われることもあるようですが、本記事では便宜的にほとんど同じニュアンスで用いていることをご留意ください。

「直観」の重要性

情報化社会といわれて久しい近年、私たちは益々多くの情報にさらされています。

そのようななかで、論理的な決断を下すために事実関係や因果関係を綿密に調査することができない場合も少なくはありません。

そんなときに必要となるのが、優れた「直観」であるともいわれています。

かなり前から、直観的で独創的な能力を磨くことの重要性が知られるようになってきたわけですが、これらをいわゆる「左脳的な」分析的な能力とうまく融合させる必要性についても指摘されてきました。

たとえば、仕事でもプライベートでも周囲に「この人は運がいい」とか「なぜか成功している」という人に会うことがあります。

仕事においても多くの仲間から信頼されており、人生のあらゆる面で充実している人が沢山います。

実は、彼らは総じて「直観」に優れているといえるのです。

「直観」には「第六感」や「本能」などとも表現されることがある概念ですが、いずれもこれまで経験してきた様々な洞察や啓示などによって、自らの内側から「そうに違いない」と思うような感覚といえばわかりやすいでしょうか?

そして「直観」は、その人にとってプラスとなる「運気」をも呼び込むことができるという人もいます。

成功している人々は、自分にとってのよい「運気」を「直観」によって呼び込むことができるため、結果として自分の望んだ目標を次々を実現できてしまうのです。

よい運気を呼び込むことで、自分にとって大切なことを実現できるだけでなく、さらに幸福感を感じながら自分も周りも幸せにしていくことができるのです。

その手助けをしてくれるのが「直観」の力であるとされているのです。

「直観」は役に立たないのか?

たとえば西洋文化で顕著なのですが、あらゆる分野で論理的または線形的、もしくは分析的な思考プロセスによって、ほとんどの現象が正しく理解できると思われがちです。

そのために、自分自身の内から出てくる直感的で創造的な面がおろそかにされてしまう傾向があるようです。

特に現代の教育においては、論理的で分析的な思考が重要視される傾向が続いているために、独創的な能力や芸術的な才能のある生徒が軽視されがちです。

しかし、彼らの得意とするような「直観」の力を否定して切り捨ててしまえば、私たちは過去にプログラムされてしまった概念、あるいは価値観によって支配されることにもなりかねません。

ですから、論理的思考などこれまで重要視されてきた能力に加え、さらに「直観」の有用性についてもあらゆる方面から検証してみる必要があると思います。

「直観」の有用性に対する様々な見解

実際、現代に蔓延する様々な問題に迅速に対処するために、新しい思考法が求められていた時期があります。

そのため私達に主観的な反応である「直観」が、客観的な反応ともいえる「論理思考」や「分析」よりも敏感で拙速であるため、私達のもつ本能的な能力である「直観」が注目されるようになってきました。

このことについてパフォーマンスコーチであり講演家でもあるリー・ミルティアは、その著書のなかで、様々な専門家による「直観」に対する解釈を挙げています。

たとえばフィリップ・ゴールドバーグという人物は、『直観術―コンピュータを超える発想マニュアル』のなかで、「真の本能的な心は、驚くべきスピードで時間的にも意味的にも関連の薄い断片的な知識を寄せ集め、突発的な予感や囁きかけるような感情を作り出す。

これを直観という」と表現していました。

またポリオ・ワクチンを開発したジョナス・ソーク博士は「直観とは、思考している脳に、次に注目するべき場所を教えてくれるものである」と述べています。

さらにある医学博士は「私は経験豊富な科学者であり、合理的な思考を尊重する人間であるが、人間の知能では『直観』の方が古く、賢く、そしておそらく優れているだろう」と延べていますし、さらに「『直観』は、人間の知能にとって必要不可欠であり、生活に欠かせない機能であるため、人類の生存を左右するものである」とも記しています。

実際、一つひとつの事実に基づく演繹的・分析的な思考はとても重要なものであり、科学的アプローチなどには欠かすことのできないものですが、問題解決にスピードを求められる状況においては時間が足りない場合が沢山あります。

下手をすると、問題が現実に起こってしまった後に予防策が思いつかれることすらあるのです。

また、人間の本質的な「複雑さ」や圧倒的に多くの「変数」を同時に処理する上でも有効に働かせることは難しくなります。

そのような場合に、優れた「直観」によって答えを出すことができるというのは、かなりのアドバンテージとなります。

万が一それが間違っていたとしても、素早く修正することができるのです。

無論、「直観」にばかり頼るということは、それなりにリスクが付き纏います。導き出した結論に全く合理性が伴わないことすらあるのです。

しかし多くの偉人たちは「直観」‐即ち自らの「内なる声」に耳を傾けることの重要性について言及しています。

「直観」を生かして成功した人々

「直観」を日頃から生かしている成功者は沢山います。

代表的な人といえば、プロ棋士の羽生善治氏でしょう。彼はその著作でも「直観」の重要性について指摘しています。

彼は「自分の『直感』にしたがって「これが一番だ」と閃いた手のほとんど7割は、正しい選択をしている。

将棋では、一度に多くの手が読めることも大切だけれども、はじめに「これがよさそうな手だ」とフォーカスを絞り込めることが一番大事なのだ」という趣旨のことを述べています。

また、その著書である「決断力」のなかで「全体を判断する目とは、大局観である。

1つの場面で、今はどういう状況で、これから先どうしたらいいのか、そういう状況判断ができる力だ。

本質を見抜く力と言ってもいい。

その思考の基盤になるのが勘、つまり『直感力』だ。

直感力の元になるのは感性である」とも言っており、直観と大局観とのバランスが大事であることを強調してもいます。

様々な分野において、羽生氏のような達人は状況を「見る」のではなく「観る」としていると聞いたことがあります。

つまり、単純に目の前の対象や状況を「見る」のではなくて、自らの「直観」を働かせて状況全体を判断(=「観る」)するわけです。

羽生氏の場合、それで7割以上は正解を導き出せるといっているわけです。

このような「直観」の力を有効に使うことで、複雑に絡み合った問題も解決の糸口を掴むことができるのです。

また、人生全般についても「直観」が重要であることを、あのスティーブ・ジョブズが指摘しています。

彼は、あの有名なスタンフォード大学での卒業祝賀スピーチのなかでこのように述べています。

「君達の時間は限られている。だから他の誰かの人生を生きて時間を無駄にしてはいけない。定説に囚われてはいけない。それは他の人々の考え方の結果とともに生きていくということだからだ。その他大勢の意見という雑音に、自分の内なる声を溺れさせてはいけない。最も大事なことは、自分の心に、自分の『直感』についていく勇気を持つことだ。心や直感は既に、君が本当になりたいものを知っている。それ以外は二の次なんだ。」

彼は、自分の「直観」は自分自身がなりたいものを既に知っているといっています。

たとえば就職活動などでは、自己分析をして客観的に自分を把握するプロセスを経たとしても、結局はもともと自分が感じていた範囲内の結果が出ることが非常に多いとされています。

無論、心理的なバイアスなど諸々の事情はあると思いますが、ほとんどの場合、自分の「直観」が自分の「望むもの」や「なりたいもの」を知らせてくれるのでしょう。

このように、複雑怪奇な問題に対して立ち向かう上でも、さらには自分自身にとって重要な決断をするうえでも「直観」は非常に重要な役割を果たします。

重要なのは私達自身が「直観」を信頼できるかということです。

強いストレスに晒されていたり、気分が落ち込んでいたりすれば、適切に「直観」を働かせることはできません。

心に余裕をもって、イメージや感情を適切に感じ取ることではじめて正しい「直観」を得ることができるようになるのです。

「直観」はあらゆる分野に応用できる

羽生善治氏やスティーブ・ジョブズのような「天才」と呼ばれる人々だけでなく、普通の人にも「直観」は備わっています。 重要なのは、余計な偏見や不安に囚われずに、自らの内なる声に耳を傾けるということです。これは決して宗教的な意味ではなく、素直に自分の心の裡を感じ取り、周囲の余計な情報に晒されされている「意識」の状態から抜け出すことで実現できるようになります。 そのためには日頃からリラックスして心のバランスを保つ努力をしましょう。 ※参考文献一覧 羽生善治(2005)「決断力」角川書店. 羽生善治(2012)「直感力」PHP研究所. リー・ミルティア(2011)「ビクトリーbook 内面から成功する方法(基礎編)(実践編)」ダイレクト出版.

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