TPPのメリットとデメリットとは?今後必須になる予備知識


TPPのメリットとデメリットを理解していますか?これが分かるとこれからの生活にゆとりがでます!

ついに妥結したTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)。これから細部を詰める必要はあるものの、大枠部分では各国合意に至りました。

これを受けて、輸出入の時にかかる関税が大きく変わっていきます。

多くの分野で影響があるコトはお分かりだと思いますが、そこにはどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

それを把握しておくことで、今後の生活や仕事、商売の面で役に立つことがあるはずです。


TPPのデメリットとは?

まず最初にデメリットからお話していきます。

TPPのデメリットは、「自国の都合のいいようにはいかなくなる」ということです。

具体的に言うと「こちらの思い通りにコトが進みにくくなる」のです。
それが顕著に現れそうなのが農業や医療、保険や知的財産といった部分です。

ここは日本としては競争力が弱い部分で、かなり分厚い保護によって今まで守られてきました。
農業はよくわかると思いますが、医療や保険も同じです。

この分野では外資系企業の威力とか影響力をほとんど感じませんよね。
外資が運営している病院はほとんどありません。

保険業界ですと外資系の会社はありますが、国内生保会社から見ればまだまだ規模が小さく、資金力の差も大きいものがあるので、それほどの影響力は感じないと覆います。

だからこそ、これらの業界の人たちはTPPに反対の立場を取っているのです。

競争力がないからこそ、国の庇護に依存しきっていることをよく認識いているからこそ、TPPに参加してしまうと非常に厳しいことになることが分かっているのです。

農業も国に守られている側面が大きい分野の一つです。

非常に多くの補助金が農協などの組合にわたっており、それによって運営できているというところも少なくないようです。

しかも国内で生産されている農産物の多くは、国際的に見て販売競争力がありません。
それは今まで外国に向けて売るという視点がなかったからです。

日本国内で消費されればいいと考え、国内向け生産のみ考えてきたのです。

なので、外国産が輸入されるようになると当然ながら価格競争が発生します。

外国産はものすごく大きな農場で効率的に大量に生産しますから、国内よりも安い価格で売買されています。なので、それらが入ってくると競争力に劣るので非常にまずい!ということになると捉えられているのです。

今挙げたことに限らず、TPPに参加することによって自分達がコントロールできる範疇が非常に狭くなります。

自分たちというのはお偉いさんのことです。

彼らが自分たちの思い通りにいかなくなるので、TPPに反対しているのです。

そしてこれは当然ことでもあります。

外交でもそうですが、外国との取引がある場合はすべてこちらの思い通りにはいかないのです。

だからどこかで妥協する必要があるわけですが、当然双方とも妥協など本当はしたくありません。

すべて自分たちの思い通りに事を運ばせようとするのです

TPPに参加することで参加国の思惑が複雑に絡み合い、それによって自分たちの思い通りにコトが運ばなくなる。
これがTPPのデメリットです。

TPPのメリットとは?

ではTPPのメリットとは何でしょうか。

メリットは国内で生産した農産物や工業製品などをどんどん外国に輸出できるようになることです。

これから日本は少子高齢化の時代に本格的に突入します。

いえ、もう突入しているのです。

ということは、国内でモノを作ってもそれを必要とする人が絶対的に少なくなっていきます。

なので、作っても余ってしまい、在庫となって企業の大きな負担となり、業績にも影響してしまうのです。

それを外国に輸出できるようになれば、国内の生産機能を縮小する必要は無くなります。作ってそれを輸出し、業績を上げることができるようになるのです。

さらに、TPPに参加すると、それまで高い関税でしか輸出できなかった製品が、今までよりも安く輸出することができます。

その最たるものが自動車とか農産物なのです。

「ん!?農産物?さっきデメリットって言ったよね?」と思うかも知れません。

その辺りのお話は次の項にゆずっておりますので、そちらもご覧ください。

自動車はなんとなく想像がつきますよね。

トヨタ、NISSAN、HONDAなど、世界に冠たる自動車メーカーが日本国内にはひしめいています。

その品質の良さ、耐久性などいろいろな面が世界的にも非常に高い評価を受けているのです。
今に至るまで、自動車の輸出にはしっかりと関税が設定されています。

その税率は車種によって幅がありますが、約3%~25%です。

定価が結構な値段ですから、それに関税をかけると高い買い物になってしまうのです。

しかし、その関税が撤廃、もしくは下がることになれば日本の自動車の価格競争力はかなり大きくなることになります。

もちろん、製品の輸出には価格競争力だけでは不十分であり、製品自体がしっかりとしたものでないといけません。

とはいえ、日本製の自動車や工業製品は世界中で高い評価を受け続けており、もともと競争力は持っているのです。

関税がかかっていて高い値段に設定されているにも関わらず、外国でも売れまくっているのですから。

そこに関税による影響が低下するとなれば、いよいよ日本産の自動車はものすごく大きな影響力をつけることになるでしょう。

農産物も同じことが言えます。

農産物にも関税がかけられています。たとえば日本からアメリカへ輸出する場合、キロ当たり数%の課税がかけられています。

「なんだ、そんなものなの?」と思うかもしれませんが、農産物を輸出する場合は大量に輸出することになります。

つまり、輸出量はトン単位になるのでそれに伴って関税も結構な額になるのです。

そうすると、当然ですがアメリカ国民からすると高い!というふうに映るわけです。

それが関税がなくなることによって、価格が安くなるので手ごろに買えるという状況に一変するんですね。

もともと日本の農産物に対する外国の評価は高く、昨今の日本食ブームと関連して日本産の農作物に対する関心も高くなっています。

何よりも日本産は「安全だ!」というイメージが非常に強く、多少価格が高くてもそれが強い購買動機になっています。

日本の農作物は外国よりも厳しい基準で検査が行われており、それによって安全だというふうにみられているのです。

実は価格が高くても商品自体には競争力があるのです。だからこそそこに価格競争力が高まることで、TPPのメリットを享受できる分野なのです。

TPPのデメリットをメリットに変えられるものの見方

これまでデメリットとメリットと二つの面をお話してきました。 実はデメリットは見方を変えるとメリットになります。 もちろん逆も然りです デメリットというのは人によって異なります。 ある人にとってはデメリットでも、別の人にとってはメリットなのです。 これをしっかりと抑えておけば、たとえTPPで不利な条件を突き付けられたとしても、不利を転じて有利に変えることができるようになります。 この視点は特に商品を販売する、という立場にいる人には必ず要求されるものです。 同じ商品なのに、ある人にはデメリットが強く移り、ある人にはメリットに移るのです。 不思議なように見えるかも知れませんが、これは事実としてあり得ることなのです。 お客様像を思い浮かべれば分かることですが、お客様が置かれている立場は千差万別です。 同じ商品であっても、その商品に何を求めるのか、何を欲しがるのかは人によって全然違うのです。 そう考えると、メリットはデメリットになり、デメリットがメリットになるということが分かってくると思います。 私はぜひ、このTPPを機会にして、このような視点を養っていただきたいと思っています。 つまり、あなたが今よりもスキルアップする良い機会なのです。 一見するとピンチに見える要素は確かに多いです。 ところが、ピンチは転じてチャンスとなるものであり、見方によってはあなたにとって大きなジャンプアップのキッカケにもなります。 さらに言えることは、TPPをキッカケにして、よりお客様目線に立つことが大事ではないかということです。 商品を輸出するというコトは、外国であなたの商品を必要としている人がいるということです。 つまり、あなたの商品になにかを期待していたり、欲しい結果があるということなのです。 であれば、その人の目線に立ったり立場を想像したりして商品を提供することが求められる時代になると言えます。 そこであなたとお客様との間によい関係性ができあがり、あなたのことを信頼し、商品を求めるようになってくれます。 今回のTPP妥結、大きなチャンスです! 勇気を持って踏み出しましょう。

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