SFの世界が現実に!ドローンがもたらす世界の変化とは?

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ドローンが現実の世界に

皆様はドローンと言うものを知っていますか?

ドローンとは英語で雄のハチの事であり、転じて群体の一部とりわけ端末の事を指したり、不活発・受動的な活動体の事を指す言葉です。

最近このドローンと言う単語をインターネットなどで目にすることが増えました。

最初この単語だけをニュースやインターネットで見かけたときは一体なんの事だろう、と思いましたが内容を見てそのドローンと言う言葉が指すものを知ってその疑問は驚きに変わりました。

それは全く未知の物を指す言葉だったからではないです。

寧ろ私はSFの世界が好きだったのでその言葉自体は非常に良く馴染みがありました。

しかしまさか現実の世界の話でドローンと言うものがSFの世界と同じものを指す言葉で使われるとは思っていなかったのです。

現実の世界で使われるようになったドローンと言う単語、それは一昔前まではSFの中の世界にしかなかった無人制御の機械を指す言葉です。

ドローンと言うものの始まり

このドローンという言葉は先程から何度も言っているように多くの人にとっては元々SFの世界のものでした。

私の知る限り最も古くこの言葉を使った無人制御の機械が登場したのはイギリスのSF作家ジェイムズ・P・ホーガンの「未来の二つの顔」と言う作品です。

他の有名な作品で言うならばSFテレビドラマ『スタートレック』シリーズにもこのドローンと言う単語で呼ばれるものが存在しています。

最近で言うとアメリカの人気コミックのヒーローが映画された『アイアンマン2』に登場する量産型遠隔操作式無人アーマーもこの名で呼ばれました。

雄のハチがそうであるように、一見個体として確立していますがその個体に見える一つ一つに意思はなく、実は群体の一つの端末のようなもので、自らの意思ではなく群体の意思によって行動を定められた活動をする受動的な存在の事を総じてドローンと呼び、そうのように扱えるような機械を同様にドローンと呼びました。

元々製作可能なものとしてというよりもこの言葉が登場した当時は「具体的な技術はないが理論的には出来る、いつの日か科学が進んだ時に出てくるかもしれない」とレベルで考えられた技術の一つであり、宇宙船やワープ装置程ではなくとも空間投影型ディスプレイと同じ程度のものでした。

こう聞いたらなんとなく当時からしたらどれほど非現実的な事だったかご理解いただけるでしょうか?

現実の世界でのドローン

ドローンと言う言葉が元々どういう扱いをされていたものかが分かっていただけたところで、実際の世界に存在するドローンと言うものを今度はご説明させていただきます。

現実の世界では主に無人で遠隔操作や自動制御によって飛行できる航空機の総称です。

日本語では自動飛行機とも無人航空機とも言われ、無人航空システムそのものもまたドローンと呼ばれています。

ドローンはそもそも軍事利用のために開発されたもので無人の航空機を遠隔操縦するという発想は既に第一次世界大戦中からあり、第二次世界大戦時から研究が本格化したと言われています。

しかし実際に第二次世界大戦中には無人戦闘機としてのドローンは一度も使われておらず、その後も戦闘で無人制御による戦闘機としてのドローンは暫く登場してきませんでした。

しかし時代は進み、無線機の小型化や電子誘導装置が発達したことにより、写真偵察などを目的とする無人偵察機としてのドローンがアメリカやイスラエルで本格的に開発が開始されます。

1990年代になると画像電子機器や通信機器、コンピュータの発達によりリアルタイムでの操縦と偵察映像の入手、完全自動操縦などが可能となり、2000年に入ってからは再びドローンを攻撃機へと使う研究が行われます。

そして現在2010年を越えた辺りで既に実際の戦闘でもMQ-1プレデターを初めとした無人戦闘機が世界で数多く登場しており、アフガニスタン戦争やイラク戦争などで戦果を挙げております。

それ以降、無人戦闘機を含むドローンはかなり一般にもその存在が普及しましたがドローンの開発や展開が急速に進み過ぎたため、法整備が後を追う形となっている面があり、これからの展開はややゆっくりとした物になっていくでしょう。

ドローンとラジコンの違い

このように紹介したドローンよりも日本人には馴染みが深い無人航空機を指す言葉が実はあります。

それはラジコンです。

ラジコンとはラジオコントロール又はラジオコントロールシステムの省略で用は無線操縦の事を指しており、コレももちろんドローンの一種といっていいでしょう。

しかしドローンと言う単語を日本語で「自動飛行機」と捉えた場合厳密には少々異なり、「ドローン」をGPSなどを利用して「自動で飛行」する無人航空機の総称だとするならば、プロポと呼ばれる送信機などを用いて無線で飛行することを操縦する必要がある「ラジコン」は全く別のものともいえます。

そう言った基準でドローンを判別するのであれば、また逆に商業用のドローンに多い外見であるマルチコプター型をしている「ラジコン」のものを外観のみで「ドローン」と言うのも自律運転できないと言う観点から「ラジコンでありドローンではない」という事ができます。

世間でも話題になった長野市の善光寺の境内落下した小型無人撮影用の「ドローン」も、東京都千代田区の首相官邸の屋上に落下しているのが発見された小型の無人飛行機である「ドローン」もそう言った意味ではラジコンであり、「ドローン」と言うのは違うのかもしれません。

しかし先程も述べたようにドローンに関しての法律などはいまだ整っているとは言えないため、ドローンとラジコンの違いはその日本語での捉え方によるぐらいにしか言えないでしょう。

実際に生活に利用されているドローン

戦争のために開発されたドローンと言う技術ですが他の戦争のために生まれた技術同様今では日常生活にも使われるようになってきています。

Amazon、Googleなどが商品の配達目的での運用を表明し、実用化に向けた開発を重ねていますし、日本のドローン研究の第一人者と言われる野波健蔵特別教授による荷物の積載が可能な市販モデルのドローンの開発が行われています。

元々開発された初期段階の運用方法である、危険性などの観点から容易に立ち入れない場所を空撮する用途などでは普及が進んでいますし、その撮影機能も中々鮮明且つ思いどうりに取れるようになってきました。

大きさに関しても小型化も進み、それこそラジコンヘリよりも小型で持ち歩きさえ出来るようなサイズのものも登場しましたし、スマートフォン、タブレット端末を利用しての操作が出来るようになったものもあるそうです。

飛行を安定させる形状を求めたマルチコプター型といわれるいくつものプロペラで浮力を持つタイプが主流になったり、バッテリーの消費の問題も日々進化しておりこれからドローンが私たちの身近になる日も来るかもしれません。

 

今後可能になりそうなドローンの使い方

ドローンは今後の発展の余地がかなり広いものだと言えます。 現状実験段階を超え実際に使われている撮影に関する分野はもちろん、研究開発されている輸送や宅配に関する分野、農業支援に通信インフラ、宇宙開発や深海調査などぱっと思いつくだけでもこれだけの事に使えそうです。 人がやろうとすると出来ないものやめんどくさいもの、コストがかかるものまで無人でならば出来ること楽なもの、安いものがまだまだ世の中には沢山あります。 撮影に使えるという事は人では出来ないような、より精密な調査や探査が可能という事でしょう。 輸送や宅配に関してドローンが担うようになれば公共交通機関にもドローンは使えるようになるでしょう。 農業分野に関しては一部大規模農場がラジコンや飛行機で行っていた種や農薬の散布作業はもちろん、日射、温湿度、CO2などの情報を取得可能なセンサーを取り付けたドローンによる生育状況の定期的な監視が行われていると言いますし、それが出来るという事は完全無人での農業が出来る日が来るかもしれません。 通信インフラに関しては高高度にインターネット接続環境を提供するドローンを飛ばし、地上からドローンを介してインターネットを利用するという衛星に近い構想がされてもいますし、それが出来るのなら天気の調整や竜巻や台風、大雨による洪水などの自然災害への対応すら出来るようになるかもしれません。 宇宙と言う人間には過酷過ぎる土地の開発や調査もドローンであれば出来ます。 やがて操作性が良くなり自律思考回路までつけられるようになったら完全にSFの世界に突入することになるでしょう。 現代科学の発展が止まらない以上、私たちは常に未来に対してワクワクすることができそうです。

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