中国人の「爆買」が日本にもたらす経済効果と問題点

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あなたは爆買いをどう思いますか?

爆買いと言う言葉が有名になって暫く経ちますが皆様はこの行動についてどう思われますでしょうか?

直接目に見えるような大量に商品が売れることや観光客の増加による経済効果を歓迎していますでしょうか?

それとも爆買いをするような人間が大量に日本に入ってくることによることに対して嫌な思いをしていますでしょうか?

どちらの意見も分かりますが日本全体の傾向としてはこの爆買いと言う行為に対して賛成と言う風潮のようです。

しかしこれ、日本人にとって良いことばかりなのでしょうか?

確かに爆買いで商品が売れる企業や、観光客に対するサービスを提供したりする企業や観光地、飲食店やホテルなどにとってはビジネスチャンス。

しかし決して品のある行為でないわけであり、

この爆買いが行われるようになってから観光客によるマナーの悪さや妙なクレームが多くなったり、

そうした爆買いをするような観光客相手に対してよくない事を考えて活動している人間もいます。

今回はこの爆買いと言うものについて一体どういうものなのか、今後どんな影響を日本に与えるのかを考えて見たいと思います。

爆買いと言う行為の誕生

まず最初はこの爆買いと言う行為の誕生について振り返ります。

爆買いとは、別に特別な行為をさしているわけでなく一度に大量に買うことを表す俗語です。

主に中国人観光客が大量に商品を購買することに用いられ、

2014年頃から使われだして2015年には既にテレビや新聞などの各種メディアで極々当たり前のように使われだしました。

2月の春節、10月国慶節の休暇には特に中国人観光客が日本を訪れ、

高額商品から日用品まで様々な商品を大量に買い込んでかなり各お店の売り上げが伸びたと言うほど実質的な効果があります。

誰が言い出した言葉かは今のところ不明ですが、

言葉面をみると分かるようにどうもただ大量に物を買うことを指した言葉と言うよりも襲撃的なイメージや買いあさる様子を「爆買い」と表現しているようなふしも見受けられ、

多くの日本メディアが取り上げている言葉ですがあまり良くないイメージも持たれているようです。

こうした爆買い、中国側のメディアによれば春節期間中で日本を訪れた中国人観光客は45万人にのぼり

消費額は概算66億元、1140億円と言う数字が出ており、

日本企業にとってビジネスチャンスとして今でもこれに対して様々な取り組みが行われています。

爆買い誕生の経緯

爆買いと言うものの誕生経緯は大きく分けて3つあると考えられております。

最初の一つ目は2013年12月に観光庁により発表された「外国人旅行者向け消費税免税制度の改正」です。

これはどういうものかと言いますと日本の各地域への外国人観光客の勧誘に力を入れた観光庁が行った様々な改革のうちの一つです。

これによりそれまでの免税対象であった家電機器、装飾品、衣類などだけでなく、免税販売の対象ではなかった食品類、薬品類、化粧品類なども免税対象とされました。

2つ目はアベノミクスの方針でもある円安です。

これによりそもそもの観光客が増えていたところに

「品質の悪くないものが国内よりも諸外国よりも安く買うことが出来る。」

という所に目をつけた中国人観光客達と旅行会社やツアーコンダクターたちにより、

買い物を目的とした日本への渡航をメインとしたツアーが組まれるなどして日本で買い物をする「爆買い」と呼ばれる現象に拍車がかかりました。

そして最後の三つ目の要因は中国で起こった「官製バブル」による影響です。

多くの人がご存知の通り中国はリーマンショックに際して日本円で約56兆円と言う巨額を投じた大規模で積極的な大型景気刺激策を行い

国内の経済を上向きにすることに成功しました。

この「官製バブル」により中国人全体の生活用品への質の向上を求めた動きが起こり、

格安の質の悪いものより、少し高くて少し質が良いものを求めるようになったのが切欠であるとされています。

実際中国の経済成長は現状のところ緩やかになってきましたが、

そうした質の良いものを求めるような心への変化は日本のバブルを経験してきた世代の人たちを見ると分かるように中々消えないものであり暫くはこの爆買いは続くであろうことが予想されます。

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