金持ち坊さん貧乏坊さん坊主丸儲けになるか?

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俗世を離れるはずが、やはりお金からは離れられないのが世の常?

日本人に多いのが仏教徒です。

根底にその考えが根付いているので、日頃仏教とは離れた生活をしている人たちでも、亡くなった時には、お葬式やお墓を立てる人が多いです。

また、「終活」と呼ばれる、棺桶に入る体験が出来たりする一方で、お葬式やお墓不要論が出ていきています。

高額なお布施と戒名料に果たしてお金をかける必要があるのでしょうか?

若干の宗派の違いはあるとは言え、かかってくるお金はほとんど変わりないでしょう。

俗世を離れたお坊さんのはずなのにお金が必要なのかと、揶揄して『坊主丸儲け』と言われたりしますが、果たしてそれは本当なのでしょうか?
それでは、掘り下げていきましょう。

坊主丸儲けとは?

坊主丸儲け、と言う言葉を聞くと、お坊さんがいかにも、欲にまみれているかのごとく生活をしているように聞こえます。

本来、坊主丸儲けとは、元手のお金が全く必要なく、収入がそのまますべて儲けとなると言う意味です。

「花八層倍,薬九層倍,お寺の坊主は丸儲け。」と言う言葉から来ていますが、花は八層倍、仕入れ値の八倍の利益があり、薬は九層倍、薬は仕入れ値の九倍の利益があると言われていました。

お寺の住職は世襲のイメージですが、本来お寺は檀家さん、と言った方々のもので、住職のものではありません。

お寺へ、坊さんを招待して住職になってもらい、亡くなると、同じ宗派の他のお寺や総本山に頼んで、そのお寺の住職を掛け持ちする方もいました。

お寺は檀家さんのものなので、檀家さんが管理費や修繕費を支払っているうえに、坊さんの衣食住の費用も支払っていました。

現在では、ほとんどのお寺は宗教法人となり、そこで得た収入は宗教法人のものとなります。

坊さんはあくまで雇われ坊主。

宗教法人に対する課税はゼロですが、坊さんはサラリーマンと同じなので、納税しています。

という訳で、坊さんたちも私たちと大差ない?

檀家さんとは?

檀家さんとは、お寺やお坊さんを援助するスポンサーのようなものです。

そして、檀家さんがいるお寺を檀那寺と言います。

檀家さんは、代々1つのお寺を支援し、葬式や彼岸の墓参りや法事にお布施を支払っています。

最初は地方の有力者たちがお寺のスポンサーとなっていましたが、それが家ごとに変わって行きました。

お寺のスポンサーとは言え、お寺側の力の方が強く、お寺は、法要などを義務化し、改築費用、上納金などの経済的負担を強制しました。

現在では、お寺の力は弱まっていますが、檀家制度が残っているお寺もあります。

どうやら、檀家さんの人数によって、お寺である宗教法人も多くの収入を得ているようで、そういった場所の坊さんはお金持ちの傾向があると考えられます。

貧乏坊さん、副業する

しかし、年々、高額なお布施を支払えないと檀家さんが減り、宗教法人も赤字経営で、貧乏なお坊さん、つまり無給もしくは薄給な場合は、生活が困難な坊さんもいます。

坊さんは副業OKなので、会社員や教師などの公務員などとして、昼間は別に仕事をしている場合も多いです。

公務員は、副業禁止のイメージがありますが、副業自体はOKで、問題となるのは被雇用者になる事です。

なので、実家が農業であったり、お坊さんであったりしても公務員になれるのです。

お寺の敷地に保育園や幼稚園を併設したりしていますが、昔あった読み書きそろばんを習う寺子屋ももともとお坊さんが子供たちに、しつけ教育するものでしたから、教職と通じるものがあります。

通勤前にお勤めがあるので朝は早起きしなければなりませんが、一本の収入で立ち行かなくなるよりかは、特性を生かして、副業収入を確保するのはお金儲けのキホンと言えます。

金持ち坊さんのイメージと実態

では、どうして、坊さんはお金持ちのイメージがあるのでしょうか?
主に以下の理由でしょう。
1.お寺の境内が広い
2.宗教法人には税金がかかっていない為に、儲けやすさがあると考えられる
3.一部の坊さんは、外国車を好んだりする
4.移動手段がスクーター

しかし、実際には、境内が広いと、光熱費や維持費がかかります。

なので、税金がかかっていないとはいえ、そういった費用にお布施は消えていくのですが、檀家さんの数が少なく、赤字であれば、その経費を「寄付」と言う形で、住職の給料から補てんする事もあります。

お寺によっては、火災・損害保険が億単位の場合もありますので、なかなか手ごわいですね。

ただし、お寺で生活している場合には、その費用は非課税対象に入るようです。

もし、黒字になったとしても、個人の持分は全くなく、その場合は、その総てを宗教事業に使用する事が義務付けられています。

なので、お寺は、一見すごいお金持ちであるように見えても、実際の生活は質素である事が多いでしょう。

さらに、幼稚園事業などの宗教事業以外の分野には、税金がかかってきます。

そして、外国車好きな一部の坊さんによって、金持ち坊さんのイメージがついています。

外国車と言えば、高級で、一般人でも購入をためらう事もあります。

ただ、軽自動車を買えば、もっといい車で来るのかと、ガッカリしたと言われることもあるようですし、車に関しては選ぶのがことさら難しいようです。

また、ずっと日本文化の中にいる為に、外の文化にも興味関心が惹きつけられる、と言う事も少しはあるのでしょうか。

ちなみに自動車に関しては課税対象です。

さらに、法要の時の、移動手段がスクーター、これに関しては、細い道でも通り抜けやすいため、使用されている坊さんが多いようです。

質素倹約のイメージがあるために、坊さんが徒歩じゃないと、なんだか違和感を抱く人もいるのでしょう。

距離が近い場所なら徒歩でもいいでしょうが、現在のほとんどの坊さん、ゆっくりしている暇はありません。

公共交通機関を利用している姿は見たことがないですし、車で移動するにしても、行き先に駐車場がない場合もあります。

自転車の場合は、袈裟が車輪に巻き込まれてはいけないし・・・、で、スクーター率が高くなったのではないでしょうか。

丸儲けではないが、商売に手を広げ、儲ける坊さんも

ドラマにもなっている坊さんですが、寺カフェ、坊主Bar、坊主コン、僧職男子と、最近人気上昇中の坊さん。

お寺にお嫁さん志望の女性も増えているとかいないとか。

坊主Barに併設して、カウンセリングルームもあるところもあるとか。

価格設定は居酒屋ぐらいの値段です。

慣れたら坊さんと合コンの坊主コンも定期的に開催されています。

「坊さんなのに、女に酒に煩悩にまみれているじゃないか!!!」と突っ込みたくなりますが、一般の人からしたら、少し敷居が高いお寺を近くに感じて、ありがたいお説法を手軽に聞くことができる様になり、寺離れにも歯止めをかける事が出来るかもしれません。

これから坊さんも枠にとらわれずに金儲けをしていける時代になって行くのでしょう。

まとめ

結局、今の時代、坊主丸儲け、とはあまりいかないようです。 宗教法人であるお寺は、維持費がかかり、その修繕費に費やして、きれいなお寺を維持している為に、そこにいる坊さんまで金持ちのイメージがついて回っています。 昔は、お寺は檀家さんに寄付を要求しますが、また坊さん側も檀家さんからの要求で、なかなか自由に生きられなかったために、徐々にそのつながりが薄くなりつつあります。 現在つながりが薄くなる事で、坊さん自体も副業選択の幅が広がってきています。 だから、日本の坊さんは、俗世にいる私たちとほとんど変わりがありません。 他国の宗教関係者からみれば、日本の坊さんの多くは聖職者としては、考えられないほど、俗世にいますが、それは、クリスマス同様、宗教的意味よりも商業目的にはしりがちな日本人ならではの特性と言えるでしょう。 だからこそ、私たちも何かを購入する時と同様に1つのお寺にこだわりすぎるのではなく、色んなお寺の中から自分好みのお寺、自分と相性のいいお寺を見つけていく事ができる様になった時代なので、坊さんのお金持ちに見える外面と実態をキチンと見るように心がけると良いでしょう。 そして、今回の坊さんの金儲けスタイルを参考にするのであれば、私たち自身もお金持ちになれるかどうかは、お金儲けを1つの分野に限らず、正反対の性質のものまで分野を広く持ち、幅広い分野で営業力を発揮し、信頼を獲得し、自分を支えてくれるスポンサーの量をいかに増やしていけるかどうかにトライしてみても良いでしょう。 ご覧いただきありがとうございました。

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