環境破壊が日本経済に与える影響「中国の大気汚染の問題」

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世界中ですすむ環境破壊!日本経済に及ぼす影響は?

ふとテレビを見ると、中国の大気汚染の問題が取り上げられていました。

その番組は地球温暖化対策の新たな枠組みを決める「COP21」に関するニュース番組だったのですが、温室効果ガスの削減目標に法的拘束力を持たせるかどうかなどで先進国と途上国との温度差がとても大きく、アメリカなどは「温室効果ガスの削減目標は、強制力はなくても高いレベルの目標でなければならない」と強硬に述べているのに対し途上国では「先進国が環境破壊をしてきたのだから、規制は先進国だけが負うべき」という意見もあり、話は平行線になっているようですね。

日本でも過去の環境破壊への影響を反省し、エコ活動などに取り組んで一定の成果を上げてはいますが、世界規模で環境保全をしないと、経済に与える影響もはかりしれず、取り返しのつかないことになるのでは、と思いませんか?

世界で起こっている環境破壊と日本における取り組みの過去、現在、そして未来について考えてみましょう。

特に、経済発展と環境保全は両立するかどうかについてはしっかり考えるべき問題だと思います!

 

中国スモッグ問題

テレビ番組でまず北京の様子が取り上げられていました。

北京を始めとして「PM2.5」の影響でスモッグが発生している都市は中国各地にあり、特に河北省の空気汚染はひどいようです。

「PM2.5」が発生している都市ではマスクをしないと呼吸困難になったり頭痛がしたりと悪影響があるのは明らかなようで、中国政府はそのことをなかなか認めようとはしていないものの、すでにごまかせないレベルにきているように思います。

それだけ大量にスモッグが発生している理由は、近年急速に発展した工業都市が問題のようです。

人々の生活を豊かにするための経済発展が環境破壊を引き起こし、人々の生活を脅かすなんて皮肉ですね。

スモッグだけでなく、水質汚染や土壌汚染も中国においては深刻なようですが、その実態は明らかになっていません。

このような中国の状況を日本は他山の石にしなければなりませんが、実は日本にもかつて今の中国のことを安易に批判できないような過去がありました。

日本でかつて起こった環境破壊

日本にも、高度経済成長期で急速に工業化が進んだ時期には今のように厳しい環境保護に関する規制がなかったこともあって様々な環境汚染が起こりました。

4大公害と呼ばれるものが代表的で、他にも今の中国の「PM2.5」と同じではないかと思うようなスモッグ問題さえも起こっていました。

4大公害とは、「水俣病」「第二水俣病」「イタイイタイ病」「四日市ぜんそく」をさします。

特に自分は「イタイイタイ病」が「せきをしただけでも骨折をすることがある」と授業で聞かされて恐怖したものでした。

その時の後遺症に苦しむ人は今でもいますし、つい最近まで公害によって被害を受けたという訴えが認められなかったケースもありました。

当時の日本は、工場の煙突から出る廃棄物や排水、産業廃棄物などをそのまま垂れ流していたため、自然の浄化作用をはるかに超えてしまい、それが人体にまで影響がでてしまったのですね。

今ではそのようなことが再び起こらないように、規制が厳しくなっていますし、その廃棄物を処理するコストも計算して工場を稼働することが義務づけられています。

原発事故も大きな環境破壊を起こす可能性があるので見過ごせない問題ですね。

 

現在の日本がとっている環境政策

では、そのような過去の失敗をふまえ、現在の日本がどのような環境政策をとっているかを列挙してみましょう。

☆自然環境保全法の制定・・・実は明治時代から自然環境保護に関する法律は存在していましたが、高度経済成長期の急激な工業化に対応した法整備はおいついていませんでした。

そこで、自然保護のための基本理念を明確にし、自然保護の政策を強化するため、1972年に自然環境保全法が制定され、いくつかの自然環境にたいする「保全地域」が指定できたり、保全の対象ごとに「野生動植物保護地区」などの「特別地区」を設けることができるようになりました。

この自然環境保全法も環境保全に十分ではなかったために、後に環境基本法が制定され、より環境保護がすすむようになりました。

☆京都議定書の制定・・・1997年12月に京都市の国立京都国際会館で開かれた第3回気候変動枠組条約締約国会議(地球温暖化防止京都会議、COP3)で同月11日に採択された、気候変動枠組条約に関する議定書です。

地球温暖化を引き起こすとされる二酸化炭素などのいわゆる温暖化ガスの削減目標などが定められましたが、最大の排出国であるアメリカが離脱するなど問題も多くありました。

また、この京都議定書では「排出取引」についてもくわしく定められました。

この排出取引は、環境保全も大事だけどそれよりも国の経済発展の方が大事であるという先進国の本音が見え隠れしているように思えますね。

☆環境教育・・・次世代の日本を背負う子ども達に対する環境教育(いわゆる「エコ教育」)も進んでいます。

学校だけでなく、地域のボランティア活動などでも積極的に行う自治体なども全国的に多く見られます。

中には、里山を復興したり、農作業などの体験をしたり、昔ながらの伝統を伝承するような活動を通して環境教育を行っているケースもあります。

このように、官民問わずに多くの環境保全が日本では行われています。

もちろんそれだけでうまくいくわけではなく、多くの問題を乗り越えながらではありますが、おおむね良い方向に向かっているのではないかと思われます。

今後の日本の環境政策を予測

今後も日本においていわゆる「エコ活動」は進んでいくことは間違いなく、世界のモデルケースになることでしょう。

しかし、行きすぎたエコ活動が問題の本質を見えにくくしてしまう可能性も否めません。

例えばダイオキシン問題は一時期マスコミをにぎわせ、いっせいに悪者に仕立て上げられましたが、現在ではダイオキシンの全てに強い毒性があるわけではないという研究成果もでてきています。

リサイクルについても、多くの「資源ゴミ」が出されるようになったものの、例えばペットボトルは再利用されるにはかなりコストがかかるなどの問題があり、必ずしもうまくいっていないようです。

今後は、より賢く環境保護活動を行っていく施策が求められていくと思います。

最新の情報を正確に多くの人が知ることができ、それをもとに普段の生活をどのようにすべきかをそれぞれの個人が柔軟に対応できる社会が実現すれば良いと思います。

幸い、今ではスマホを多くの人がもっていますので、リアルタイムで最新の情報を得ることは難しいことではありません。

天気予報を見るように、その時々の環境情報を見て、ゴミの排出量や資源を出すタイミング、エコ活動に費やす労力などを多くの日本人が判断しながら行動すれば、エコ社会は簡単に実現する、と考えるのは楽観的すぎるでしょうか?

環境保全をふまえた経済発展

そして、そのように環境問題について多くの人が天気予報を見るように気にしながら生活する習慣がついたら、環境保全をしながら経済発展を遂げることも簡単だと思うのです。

何か仕事や日常生活をするうえで環境に影響を与えそうな活動である場合は、それに対し何らかの解決策を講じれば良いのです。

そのためのヒントはすでに多く実践もされています。

例えば、エコツーリズムはその例でしょう。

単に観光旅行をするのではなく、地球環境の保全について学びながら旅ができますので一石二鳥です。

尾瀬などは日本において環境保全の歴史上大きな位置をしめるのでおすすめな場所ですね。

また、エコエネルギーやバイオテクノロジーなどの先端技術も積極的に生かすべきですね。

建物を新築するときに屋根をソーラーパネルにするなど、いろいろ工夫ができるはずです。

そのような発想も、普段から環境問題について意識が高ければ自然に思い浮かぶはずです。

リサイクルについても、面倒くさいとかコストがかかるということではなく、ごく自然にできることとなればストレスなくできるようになるでしょう。

リサイクルを嘱託の人やシルバー人材センターに担ってもらうなどの取り組みは雇用の確保にもつながっていますね。

経済発展と環境保全は両立できる!

このように考えたら、経済発展と環境保全は十分両立できると思いませんか? もともと日本は里山を作り、その中で自然と調和しながら暮らす文化を持っていました。 また、江戸時代の江戸の街は高度なリサイクル社会であったともいわれています。 それをとりもどせばよいだけなのです! さらにスマホやGPSなどの先端技術を活用すれば鬼に金棒でしょう!

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