新興国で増加する中産階級が日本を旅行する理由とは?

新興国は高度経済成長期の日本?

あなたはフィリピン、インドネシア、タイなどの国に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?

「お金がない」「貧しい」「危険」「遅れている」そんなイメージをお持ちでは?

実は、それらの新興国は、今や目覚ましい経済発展を遂げているのです。

もちろんまだまだ貧しい人も多いですし、治安面に不安もあります。

でも、それは日本の高度経済成長期に似ているのです。

以前はやった映画「ALWAYS三丁目の夕日」の場面を思い描いていただければ分かると思いますが、敗戦間もない日本は急速に成長していきますが、その過程で貧しい層と一気にお金持ちになる層とが極端に分かれていました。

その状況が今のフィリピン、インドネシア、タイなどの新興国に起こっているのです。

そして、それら新興国は経済発展と共に中産階級が急速に増え、その多くが日本に観光客として押し寄せているのです。

今後より新興国が経済発展するのなら、その人達をより多く日本にとりこみ、多くのお金を日本で使ってほしいですよね。

それにはどのようにすればよいでしょうか?

 

 

クールジャパンを世界にアピールしよう!

すでに多くの外国人が日本に訪れています。

特に中国人が多いですが、様々な国の人が訪れていることが分かります。

ただ、今は観光客が日本にどんどん来てくれているからと言ってこれからも来続けてくれるとは限りません。

ギリシャがその悪い例です。

ギリシャは古代ギリシャやローマ帝国の遺跡、エーゲ海など世界的な観光名所ですが、その観光にばかり頼りきった結果、デフォルトの憂き目に遭っています。

日本も独自性をいかに出し、戦略的に観光客を多く呼び寄せ、リピーターになってもらうかが必要だと思います。

実際にそのように戦略性を持って成功している場所は世界でたくさんあります。

ケイマン島などのカリブ海諸国はほぼ観光で生計を立てていますが、セレブ層が好んでくるような工夫をしています。

日本の良さはいろいろありますが、日本人だからこそ分からないことはあると思います。

一つキーワードになるのは「クールジャパン」という言葉ではないかと思います。

このクールジャパンという言葉の意味は非常に多岐にわたっていて、主に日本における近代文化、 映画・音楽・漫画・アニメ・ドラマ・ゲームなどの大衆文化を指す場合が多いようです。

それだけでなく、自動車・オートバイ・電気機器などの日本製品や産業、現代の食文化・ファッション・現代アート・建築なども含むそうです。

そして、古くからの日本観光客が好んできた、日本の武士道に由来する武道、伝統的な日本料理・茶道・華道・日本舞踊なども含まれるのです。

これだけ多岐にわたっているクールジャパンですが、戦略性を持って取り込みたい対象を絞ればリピーターになってくれるでしょう。

若者は大衆文化を好むと思われますので、秋葉原などはそのような対象をターゲットにすれば良いですし、日本製品や食文化はより多くのお金を使ってくれそうなやや富裕な人を中心にアピールすると良さそうです。

日本古来の伝統はやや年輩の人がターゲットかもしれませんね。

でも、一番クールジャパンを象徴し、今後の世界に広めていきたい考え方は日本の「和の精神」ではないかと思うのです。

和の精神をアピールしよう!

サッカーワールドカップで日本人サポーターが世界から絶賛されたのをご存じでしょうか?

それは、サッカー日本代表の試合が終わった後に、サポーター達が率先してゴミ拾いをしてゴミを持ち帰ったことです。

これは日本では当たり前に行っているマナーだったのですが、他の国々のサポーターはほとんどそのようなことをしていなかったから、それが絶賛されたのです。

日本人は古くから和の心を持っていて、聖徳太子(厩戸皇子)が作ったといわれる十七条の憲法でも「一に曰(い)わく、和を以(も)って貴(とうと)しとなし、忤(さから)うこと無きを宗(むね)とせよ。」と言っています。

現代語訳すると、「一にいう。和をなによりも大切なものとし、いさかいをおこさぬことを根本としなさい。」という意味です。

この精神は形を変えながらも日本にずっと受け継がれている考えではないかと思います。

今の世界は、人口が70億人を越えて、なおも増加し続けていますし、資源も取り尽くしながらもより多くのエネルギーを欲しています。

だからこそ、少ない土地や資源の奪い合いをしていたら、戦争やテロ・暴動が絶えないわけです。

そうではなく、世界が一つの共同体と考え、物や土地などを分かち合い、人々が強調し合い、他人の気持ちをおもいやる和の心が必要とされているのです。

言ってみれば、「もし世界が100人の村だったら」のストーリーを思い浮かべ、その村をよりよくしていこうという取り組みです。「

ところが、現代では日本においてもその和の心が失われつつあるという悲しい現実があります。

海外から多くの観光客が来てくれることが、日本人が和の心を取り戻すきっかけになるかもしれません。

買い物に押し寄せた某国のマナーの悪さを見て、「日本人は和の心を持っているからあんなことはしないだろう」という誇りのような気持ちをいだくであろうからです。

おもてなしの精神

東京オリンピックが2020年に開催決定しましたが、その決め手となったのは「お・も・て・なし」という滝川クリステルさんの言葉であったといわれています。

もちろんそれだけではないでしょうが、その一言は明らかに世界に対し、日本の特色であるおもてなしの精神をアピールすることになったのは間違いありません。

たとえば海外のホテルではサービスの質のよいところはたくさんありますが、日本の高級旅館にはおもてなしの精神では勝てないでしょう。

優れた日本の旅館では仲居さんのおもてなしはもちろん、場合によっては女将さんが直接お客さんに挨拶に来たり、料理の時に板前さんが来たりなど、とにかくお客さんをもてなそうという気持ちに溢れているところが多くあります。

中でも「加賀屋」という旅館はトップクラスだといえます。

そのような日本人がずっと伝統として受け継いできたおもてなしの精神に触れた外国人観光客は、一気に日本の魅力にひきつけられ、日本のファンになってくれることでしょう。

次に日本に来るときにお友達をたくさん連れてきてくれるかもしれません。

外国人に人気のある観光地5選

さて、そんな日本で外国人に特に人気の高い観光地を、世界遺産になっている場所を中心に5箇所ほど上げてみます。

1.富士山・・・自分も山頂に登りましたが、日本人が大半ではありましたが、本当に外国人も多かったです。

2.広島平和記念資料館・・・戦争、特に原爆の歴史を学ぶという意味で古くから多くの外国人が訪れます。

3.宮島・・・水上に鳥居が並ぶ厳島神社は、世界遺産として世界的にも有名です。

4.清水寺・・・京都や奈良にはたくさんの観光地があり、金閣寺や伏見稲荷神社など歴史的な観光名所が多いですが、「清水の舞台から飛び降りる」の清水寺はやはり特に人気です。

5.六本木ヒルズ・・・都内で最も外国人観光客が多いのがここ六本木ヒルズなのだそうです。

他にもたくさんの観光名所があります。

あなたの身近な場所にもきっとそのような場所はあるはずですし、これから注目される場所もあることでしょう。

もしそういった場所をこれから発掘して外国人観光客を取り込んだら、地元が潤うかもしれませんよ!

共倒れにならないように協力し会う必要性

このように外国人、特に新興国の中産階級の人が多く日本に訪れていますが、日本国内の観光地やホテルが過当競争を行ってしまうと、海外の観光地に見込み客を奪われる結果になってしまうと考えるべきです。

客引き合戦になってしまったら、あきれて次からは日本に来なくなってしまい、別の国の観光地に行ってしまうということです。

むしろお客さんをシェアするような横のつながりすら必要なのです。

スティーブン・R・コヴィー博士が「7つの習慣」で述べているWin-Winの関係を築かなければならないのですね。

自分の地元の温泉街の旅館では、若い経営者同士が交流して勉強会をするなどして、うまくいっているようです。

逆にお客さんを取り合って他の地域や国に逃げられてしまったケースはいくらでもあります。

情けは人のためならず

いろいろ書いてきましたが、ことさらに日本人の良さをアピールせずとも自然と日本人の良さはにじみ出てくるような気がします。 明治23年、紀伊半島沖でトルコの船が難破し、日本人が懸命な努力で69人のトルコ人を救出した事件をご存じでしょうか? 日本人はそもそもそういうことが自然にできるのです。 その恩を忘れず、その95年語、イランイラク戦争の最中にトルコ人が命がけで日本人を救出したのです。 新興国の人に優しくし、おもてなしをすれば、その恩は忘れたことに返してくれるかもしれませんね。 まさに情けは人のためならずなのです。

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