こんな人は職の喪失に要注意?「リストラを奨められる」人の特徴

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リストラは形を変えて行われていく

リストラと言う言葉が一時期とても頻繁に取り上げられた時代に比べたら昨今あまりリストラと言う言葉を聞いたことがないとは思いませんか?

経済状況の良くない日本社会において突如として収入を失うことは命の危機を連想する人もいるでしょう。

直ぐに命の危険がない人の方が大半だとは言え、これからやってくる苦痛と苦労の連続の毎日を思い浮かべて絶望する人は少なくないです。

もし万が一、仕事が出来ない、あるいは仕事をしない人だと周りから嫌われ者になっていたとしても最悪収入を保証してくれているだけ居場所があると言うのなら、その企業は余裕があると言える優良企業であるという事。

今後TPPの合意や消費税の10%への増税を受け更に市場競争が激しくなると言われるこの時期、それだけの余裕を持って経営している企業と言うのは相当限られてくるか、全く無いと言っても過言ではありません。

しかし現在、退職推奨と言う形での「お願い」は出来ても退職勧告、つまり解雇と言う言葉を使うことや「命令」をすることはタブーとなっており、企業側からの一方的な雇用契約の解消は極めて例外的な場合か極めて異質な状態にない限りでないと認められないのが普通の世の中です。

労働契約法16条によれば「客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当と認められない場合」解雇権を行使するという行為は濫用であるとして無効となります。

だから、企業としては合意による「自主的な」退職を目指すことが筋であり、誰にも恥じない労働をしていると言う自信のある方であればリストラの危険を考える事は基本的にはありませんし、万が一されたとしても法律を盾に訴えて勝つことが出来ます。

しかし逆に言えば企業としてはそうした法律に触れずに目的を達成するためのノウハウが必要であり、会社にとっての「合法的なリストラ」をしたいという思いがあるのです。

今回はそんな新しい形で登場してくると考えられる「奨められるリストラ」と言う形が起こるという事を説明し、企業で働く人たちが今後気をつけなければならない事について考察します。

どのようにして「奨められるリストラ」がされていくのか?

まずどのような形で「奨められるリストラ」が起こっていくのかと言うとまず最初に業務に対して参加できず、結果を全く出すことが出来ない現状を作るため、「厳しい日本の現実」に対して企業はどうして行くのかという事を明確にしていくことから始まると言えます。

企業としての目標でそこで働く人に対して「殆ど全ての人が納得のできる」ような具体的な事を、「殆ど全ての人にとって明確な説明」をして「誰もがやろうと思ったならできる」ようなことをさせるという方針を出します。

例えば「今後の我が社では伝達事項関連のミスを無くすため、基本的にスマートフォンのアプリを使った連絡形態をとる」という『殆ど全ての人が納得のできる』具体的な施策を出したとします。

そしてその後「我が社の作ったスマートフォンのアプリは無料でダウンロードできる企業内専用のSNSでセキュリティも非常に高く、これで随時必ず確認して欲しいことを確実に発進することや、仕事での連絡だと分かるようにすることによる伝え忘れと未確認を防ぐことが出来る」と言う『殆ど全ての人にとって明確な説明』をします。

後はこれが如何に簡単な事か簡単なプレゼンテーションを企業で働く人たちそれぞれに手元のスマートフォンを触って貰いながらすれば『誰もがやろうと思ったならできる』ことが伝わり完璧です。

これのどこが「奨められるリストラ」をする準備なのかと言いますと、二重鉤括弧の中で囲っているところがキーポイントです。

「殆ど全ての人が納得のできる」という事からあえて始めることにより、確実に何割かの人間は対象外となりますので何割かの人間は納得できないという状態になりますがかなりの少数派になります。

そして同じく「殆ど全ての人にとって明確な説明」をすることで同じく何割かはその説明を理解できない状態になります。

そして最後に「誰もがやろうと思ったならできる」と言う状態をこれまで少数派に分類されていた人たちの中から敢えて一部を多数派に合流させる程度にすることで、それでも除外されてしまうような少数派と言うものが普通ではない状態にします。

こうして後はその状態で改善が見られたのなら雇用する価値があるという事になるでしょうし、逆にそうした企業の体制についていけない状態の少数派の人に退職を「奨める」だけで良いのです。

この状態で多くの場合その職場ではやっていけないという思いを抱いているでしょうし、業績悪化に伴う収入減と日本経済の状況悪化による出費の増大でこのままでいるぐらいならばいっそと自ら「奨められたリストラ」を受け入れることになるでしょう。

それでもなんとしてでも企業に残るという意思を持ち「奨められるリストラ」に抵抗したとします。

しかしそうして抵抗していても何度も業務改善勧告や、改善指導を行い、あまつさえそれで改善している人がいると言う例があり、それが決してハイスタンダードなものを求めているという訳ではないとなってきたのならどうなるか?

行き着く先は最初の方にあげた「極めて例外的な場合」に当て嵌まり最悪企業側からの一方的な雇用契約の解消に至れるだけの状態へとなることになります。

しかしここに理不尽なところなどどこにもありません。

しっかりと民主主義に則った一般的な事を企業としては求めているだけであり、民主主義に反した個人の方が悪いという事になります。

なにせ企業がこうして理由の大元は最初にあげた「厳しい日本の現実」にこそあるからです。

どうした人が危険なのか?

こうした「奨められるリストラ」に置いてそのリストラ対象にならないようにするためには一体どういうことに気をつけなければいけないのでしょうか?

一番の目に見えて求められるであろうことは電子機器の最低限の操作と携帯です。

もっと分かりやすく言えばスマートフォンやタブレット、一部のPC操作とそうしたものを持っている事でしょう。

社会の流れと言うものは1年単位でめまぐるしく変わっていくものであり、ただ目の前に起こったものにだけ集中していれば良い時代はもう終わりを迎えているのです。

今何が「普通」なのか?

普通であるという事をどの国よりも重視する日本においてはスマートフォンやタブレットなどの電子端末を持っていないという事は既に少数派で「普通」ではない事だと思われやすい傾向がありますし、最低限出来て当たり前の操作を教えてもらっても出来ないとまでなってくればより「普通」ではなくなってきます。

いまや65歳で定年を迎えた人であっても比較的スマートフォンを使っている人が多いですし、自分はこれでいいからと自分のスタイルに拘り過ぎているといよいよもって変化の激しい社会に取り残されることになります。

企業と言う社会でそうして取り残された状態こそが少数派になることであり、「奨められるリストラ」のリストラ対象者となってしまうという事です。

そしてただつかえてさえいれば良いと言うものではありません。

少数派が整理し終わると更に一段階企業は目標を上げ、必要だとされる人数に届くまで更なる企業で働く人たちの精鋭化を求めます。

つまり企業は残れた人たちの中で更に少数を作り「奨められるリストラ」は企業の理想に届くまで行われ続けます。

段々とそうしてハードルが上がることで確実に企業全体の力は増していきますし、そうして徐々に上がるハードルはそこでの「普通」と言う日本人が特に大好きなものを作り出していきます。

そうした「進められるリストラ」のリストラ対象にされないように、少数派にならないようにするためには日々自分自身の進歩が求められていきます。

こうした書くと酷い事が行われていくように感じる人も居るかもしれませんが、組織と言うものは特定の目的を達成するため統率を取って運営される集団であり、企業と言うものの目的は利益を上げることなわけですから実に当然の事を、これまで少し甘かったところだけを明確しただけの事なのです。

これからの日本の企業で生き残るには

とにかくこうした「奨められるリストラ」のリストラ対象にならないようにするためにはまず企業に対して有用である必要があります。

リストラとは英語の「Restructuring」であり何かを再構築するという意味ですから人員削減ばかりがリストラという訳ではありません。

リストラ対象と企業に目されたとしても有用な人間となれば何も問題はなく、「奨められるリストラ」のおかげでもしかしたら現状よりも良い収入や良い環境を手に入れることになるかもしれません。

そうなるために必要な事は今何が企業で働く人や社会にとって「普通」とされている事なのかをしっかりと確認することです。

難しいビジネス書や細かな専門的な情報まで情報収集することがいきなり求められるという事はありません。

テレビや新聞などのメディアに一切触れずとも同じ企業内で一般的にコミュニケーションをとっていたのならそうした最低限の情報と言うものを手に入れることが出来ますし、調べようと思ったらパソコンがなくともスマートフォンやタブレットを使えば調べることは充分可能です。

もちろんそうしたことのためにパソコンはともかくスマートフォンやタブレットは現代社会人である以上必須のアイテム。

携帯電話を持っていない人が普通だった時代だってそんなに昔の事ではなく、パソコンを触った事もない人がいたのもそんなに昔の話ではない事から分かるように、社会は刻々と変化の速度を速めています。

今以上に未来で起こるであろう変化は更に早い、今はそうした時代なのです。
 

これからの日本で生き残るために

こうした企業で行われていくであろう「奨められるリストラ」のリストラ対象にならないために必要となってくる情報収集による何が企業で働く人や社会にとって「普通」とされている事なのかをしっかりと確認することはなにも企業で働く人に対してのみ必要な事ではありません。 これから益々厳しい状態になると考えられる日本の経済状況の中一人一人の生活ですら競争の中と言えるでしょう。 マイナンバーや軽減税率など直接情報を知らないと損をすること、アメリカの久しぶりの利上げや原油価格の低下の理由など知っているとお金になる可能性のある情報まで知っている人といない人では所得に差が出てくるという情報こそがお金に直結する時代です。 誰であっても社会の変化に対してついてこられない人が割りを食らうことになるのはこれから「普通」の事となっていきます。 時代の流れにおいていかれることのないよう、目先の事ばかりで一杯一杯になっている現状があるならば少し立ち止まって周りを見渡した方がいいのかもしれません。

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