子どもの将来の金銭感覚を作り上げる家庭教育!金に関する絵本5選

お金を知る事は早いうちに。その性質を学べば、お金にモテる子になる。

自分がお金で苦労したから、将来子どもにはお金であまり苦労を掛けさせたくない。

一体、どうしたらお金について考えてくれるのか、悩むところです。

例えば、家庭によってそれぞれ異なりますが、ある程度の年齢になれば、どのご家庭も、お小遣い(給与の代わり)、貯金箱(預金)、お小遣い帳(家計簿)、そして、お金を使って購入したもの(対価、多くがおもちゃ)を利用している事がほとんどでしょう。

すると、お小遣い帳も3日坊主になったりする子、お小遣いをすぐ使い込んでしまったりする子、貯金をし続けて大きなものを買ったりする子、と様々な子が出てきます。

それはなぜでしょうか?

それは、お金の教育の違いにあります。

自分で考えて工夫するものだろう、と言われれば、そうなのですが、それ以前にお金の使い方を知らないと、とにかくたくさん経験するために、無駄なお金の出費を払うようにもなり、非効率的です。

そこで、役立って来るのが絵本です。

子どもが限られた時間の中で効率よく、そして親が稼いだお金を無駄遣いすると言う手痛い深い傷を負うことなく、本は手軽に子どもに体験を積ませてくれます。

また、お金の使い方を客観的に見る事が出来れば、自分のお金の使い方がどうなのか考えるきっかけを与える事が出来るでしょう。
それではお金、金について書かれた絵本をご紹介します。

拾ったお金はどう使う?すてきなおかねのつかいかた

『すてきなおかねのつかいかた』さく・え ロブ・ルイス やく かたやまれいこ(1995年、福武書店)

(内容)

3人の兄弟、ピーター、アリス、サムはお花畑をお散歩中。

その中で、お姉さんのアリスがお金を拾うのですが、どうやって使おうかと夢を膨らませて考えていると、横からお兄さんであるピーターが現実的な事を言って、貯金をすすめます。

面倒なことが苦手なアリスは、せっかく夢を見ていたのに興ざめし、「いいこにしてるのよ」、とサムにお金を渡してしまいます。

サムは大喜びで、そのコインを見てうっとり。

コインを鼻の上に載せたり、坂道でビー玉と競争させたり、井戸の深さを測るのに使って、楽しみます。

そしてコインは井戸の中なので、失ってしまう訳ですが、散歩の帰り道、アリスは、またコインを拾います。

サムは、ちょうだいと言いますが、アリスは、今度は渡しません。

その後にサムはお札を拾い、アリスはコインと交換してくれるようにサムに言いましたが、「見つけた人のもの」と、渡しません。

そのお札はどうなったかと言うと、びりびり破って紙吹雪に。

「ほうら、おはなだよ」

(考察)

3人のお金の使い方を考えていきましょう。

お兄さんであるピーターは貯金派。現実的で、今あるお金を増やして出来る事をしようとします。

お姉さんであるアリスは浪費家。お金で他人の事を動かそうとします。

サムは、お金そのものを使って、どのようにして楽しく過ごすかを考えます。

お金は好きなのですが、ワクワク、ドキドキも大好き。

ただ、その行動をしたら、その結果がどうなるかまで、見通しを立てられないだけなのです。

お金を手放して、あぁ、なくなっちゃった、となるのだけれど、お金に執着して、井戸に落ちたコインを拾おうとしたり、破れたお札を張り合わせて使おうとはしません。

それでも、お金を使って、ワクワク、ドキドキする時間を買って(?)いるので、小さなコインを手放しても、大きなお札が手に入ってくるのでしょう。

思考や発言は現実化する、きんいろとさかのおんどり

『きんいろとさかのおんどり』北畑静子訳 Y.ワスネツォフ 絵(1990年、大日本図書株式会社)

(内容)

ねことおんどりが一緒に暮らしていました。

猫は出かける時に、留守番をおんどりに頼むのですが、外に出たら狐に食べられてしまうと、注意して出かけます。

しかし、おんどりは、枝豆をくれるという優しい歌声につられて、窓から顔を出してしまいます。

すると狐がとびかかってきて、おんどりは連れ去られそうになってしまいます。

悲鳴を上げて助けを求めると、猫が助けに戻ってきます。

そして、再び今度は骨ごと食べられてしまう、と、きつく叱られます。

その後、また猫は外出するのですが、またおんどりはパンにつられて窓から顔を出してしまいます。

そして、また、猫が助けます。

今度は、さらに遠くに行くから、もう助けられないと猫に言われるのですが、またおんどりは窓から顔を出してしまいます。

どんなに悲鳴を上げても猫には届かず、今度こそ、骨ごと食べられてしんでしまいました。

(考察)

金色とさかのおんどり、とありますが、絵本の中のおんどりのとさかは赤色。

犬のエサにもなって売られているように、エサになると、とさかの色は金色になります。

約束や言いつけを守らないと酷い目に合ってしまう、と言う教訓ももちろん含まれていると思うのですが、言っている事が現実化してしまい、いつかは本当に大切なものを失ってしまう、と言う意味も含まれているのではないでしょうか?

「お金が無い、お金が無い」と言っていると、逆にそれが潜在意識に刷り込まれてしまい、そうなってしまう恐ろしさがあるとも取れるでしょう。

お金はいつだって争いごとの種に、金のりんご

『金のりんご』マックス・ホリガー文 チェレスティーノ・ピアッティ絵 いずみ ちほこ訳(1999年、徳間書店)

(内容)

森の真ん中の原っぱに大きなりんごの木が立っていました。そのりんごの木にはたった一つの金のりんごが実っていました。

そして毎晩様々な動物たちがやってきます。

ライオン、ぞう、トラ、キリン、狐、それぞれ自分が最もえらい、大きい、強い、背が高い、賢いから金のりんごは自分のもの、と木の下で金のりんごが落ちてくるのをただひたすら待って動く事が出来ませんでした。

その次の夜にリスがやってきます。

リスは、自分が普通だと言った上で、金のりんごを自分のものと言い、かじり取りますが、金のりんごは重すぎて木の下に落ちてしまいます。

そこで、金のりんごを巡って木の下に居た動物たちが恐ろしい戦いを始め、金のりんごの存在を忘れて戦いました。

傷だらけになった動物たちは森に帰って行って、リスも「金のりんごなんて もういいわ」と森に帰って行きます。

それからずっと金のりんごは森の原っぱに落ちています。君みたいなこどもが見つけてくれるのを待っているのかもしれません。

(考察)

このお話は遺産相続にも似ています。

親が築いた財産を、今か今かと遺産がもらえる日を待っている。

なんでもない普通の人がきっかけを起こし、それぞれ自分が1番遺産を貰う権利があると主張し、血みどろの争いを繰り広げる結果になり、多額の裁判を起こして、疲れ果て放棄してしまう。

放棄された土地は国などに戻り、また次の所有者を探してずっとそこにあり続けているのでしょう。

時は金なり、きんのたまごのほん

『きんのたまごのほん』さく マーガレット・ワイズ・ブラウン やく わたなべしげお
え レノワード・ワイスガード(2004年、童話舘出版)

(内容)

ひとりぼっちのおすうさぎがたまごを見つけます。

たまごの中はなんだろうと思いを巡らし、耳を傾け、たまごをふってみたり、あしで押してみたり、上に乗ってみたり、木の実をぶつけてみたり、丘で転がしたり、石を投げつけてもびくともしません。

コツコツコツと音はするものの、動かないのでうさぎはたまごに寄り添って、眠ってしまいました。

すると、たまごの中からあひるがとびだした。

うさぎは眠ったまま、あひるもたまごの中で独りぼっちだと思っていたのですが、うさぎと2人。

それなのに眠ったままでつまらない。

そこで、うさぎがしていた様に、足で押してみたりなどしました。

するとうさぎが起きて、うさぎとあひるは友達になり、それから誰もひとりぼっちににはなりませんでした。

(考察)

ひとりぼっちのうさぎが金(きん)程価値のある友情を手に入れたお話し、と言ったようにも取れます。

ひとりぼっちのうさぎがたまごの中は何かな?と思いを巡らせるのは、貯金箱にお金を貯めて行く時に思う事に似ています。

私も貯金箱がいっぱいにならないかと待っている時に貯金箱を振ったり、コンコン、と叩いてみたり、転がしてみたりしていました。
その貯金箱がいっぱいになって、欲しいものを購入した時の何とも言えない満たされた感覚。それは、孤独な気分を吹き飛ばしてくれる事でしょう。

友情はお金では買えないものですが。

金のひかりがくれたもの

『金のひかりがくれたもの』ピョートル・ウィルコンぶん、ジョセフ・ウィルコン え、久山太市 やく(1997年、評論社)

偉大なる魔法使いコルネリウスは魔法使いの集まりに出かけるために、ロバに乗って旅に出ていました。

旅の途中でお城を見つけ、一晩の宿をお借りしたいと、オタカ王と言う王様にお願いをします。

王様は快く受け入れると、魔法使いは贈り物として、素晴らしい金の鳥かごをくれます。

ルシンダ姫と言う姫様と王様は大変大喜び。

そして、何にでも金に変えられるのです、と魔法使い。

それなら、長く居ると良いと伝えます。

そして、王様は興奮して、夜に何度も目を覚まします。

そして翌日、冠や王しゃく、宝玉、玉座と次々に魔法使いに金に変えさせました。

魔法使いは、おもてなしに感謝し、翌朝出発の胸を伝えます。

すると、明日はお城の屋根を黄金にするのだ、命令します。

王のいる所は至る所、輝いていなければならない、として王様は至る所を金に変えて行き、大臣はそれをたしなめると、くびだと言う始末。

王様は、魔法使いが出発を告げると、閉じ込めてしまい、姫様が止めても聞きません。

とうとう、魔法使いは逃げ出してしまい、軍隊を出しましたが、金色の夕陽と空一面を見て、自分のやった事を反省します。

そして、お城も元通りとなり、魔法使いと言う友人を失った事を嘆きますが、姫様は喜びます。

何年かたって、姫様の結婚。魔法使いは再び現れ、姫様に金の結婚指輪を2つ贈ります。

王様は金などこりごり、と言いますが、魔法使いは、金は愛と誠実のしるしと言って、贈られました。

(考察)

正しく思いもかけず降ってわいた金に翻弄される、と言う人間の限りない欲を表しているお話でした。

子どもには親の失敗を客観的に見て、足るを知り、お金に翻弄され、愛や誠実さを見失わない人でいてほしい、と言う気持ちが表れているのではないでしょうか。

お金にまつわる5種類の絵本をご紹介しました。

絵本は、深く読んでいくと、色々なストーリーが出てきます。 子どもと一緒に読んで、読み終わった後に、絵本について感想を聞くとその子の金銭感覚がどういうタイプであるが分かってくるので、どのようにサポートして行くかを決める材料にしてみて下さい。 長くなりましたがご覧頂きありがとうございました。

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