ホントにバズーカかもしれない黒田バズーカ

黒田バズーカ3マイナス金利が一番影響を与えたもの

この度ついに発射された黒田バズーカの第三弾マイナス金利。

色々とその影響は騒がれていつつも現段階では日経平均は上昇し、円は下落したので狙い通りの着弾点に行ったと言える形であると言えます。

この黒田バズーカ中々センスがあるネーミングだと今更ながらに思うのですが、この第三弾に関しては本当に攻撃に使われたようにも思います。

なぜならこの日本のマイナス金利の影響により為替のウォン高が急加速したからです。

勿論狙ってそうしたという事はないと思いますし、仮にそうだったとしてもそれを言う事は絶対に出来ないでしょう。

しかし実際に現状そういう動きが見られる以上そういう考え方ができるというのも確かな事です。

今後の国内への影響ばかり騒がれて入るこの黒田バズーカ、実は意外と海外への影響の方が今回は本当に強くなる可能性が見えてきました。

そこで今回はこの黒田バズーカと言うものについておさらいしてみたいと思います。

黒田バズーカが黒田ロケットではなかった理由はもしかしたらこういう事が言いたかったからなのでしょうか?

そもそも黒田バズーカとは?

黒田バズーカと言う名称が使われるようになってから日本銀行の動向がありそうな時は必ずどこのメディアもこの言葉を使っていますし、元々興味がなかった人も今ではなんとなく黒田バズーカと聞いたら「経済関連になんか動きがあるな」と言うぐらいに思う人も多くなったでしょう。

そこでまず、今回の記事の本題に入る前に「今更聞けないのだけど、黒田バズーカとはなんなのか良く分からない」と言う方のために説明させていただきます。

黒田バズーカとはその名のとおり現日本銀行の総裁黒田東彦氏による金融緩和政策として打ち出されたあまりにも大規模な目標を掲げ「異次元緩和」と呼ばれるものを実行するための手段である、量的金融緩和「QE」と言うものを指しています。

そもそも量的金融緩和とは何かという事を説明しますと貨幣の発行権を握るその国の「中央銀行」が景気を刺激する方策の事だと思っていただいて良いでしょう。

そしてこの景気を刺激するために2013年4月4日、日本銀行総裁黒田東彦氏がとった方針によって実際に加速度的に円安と株高が進行して行き、確かに景気への刺激があったのです。

この急激に上がった現象から「バズーカ砲のように上昇をする」という意味で黒田バズーカは名付けられたのです。

そしてこの黒田バズーカは一発では終わりませんでした。

黒田バズーカ2と呼ばれるものが放たれたのは2014年10月31日。

この黒田バズーカもまたその名に恥じない加速度的な円安と株高を進行させることに成功しました。

こうして益々黒田バズーカはその名を広め、バズーカ3はいつか?この度行われたバズーカ3は不発か?という事が騒がれるようになったと言えます。

しかし加速度的にあがったという事を表現するだけと考えると、寧ろロケットなどそうしたものでも良い様に感じますし、効果が落ちてきた時に安定させるようにして手は打たれていっているわけですからもっと支えるようなイメージのものの方が的確なようにも感じます。

しかし、黒田バズーカと言う名称こそがある意味とても正しかったと言う面もありました、

それは今回のバズーカ3を見てみるとより顕著に分かるのです。

マイナス金利とウォン高騰

黒田バズーカと言うものが大体どういうものか理解していただけたところでいよいよ本記事のタイトルでもあるバズーカたる所以がココにあったのかと言う話に入っていきます。

今回の黒田バズーカ3に当たったと考える事ができるのは韓国です。

韓国の昨年の経常収支黒字規模は1059億ドルで、日本円にすると約12兆8400億円と初めて1000億ドルを超えています。

しかし輸出による収入に関してだけ見てみると2014年と比べて14%減っている事が分かります。

では何故黒字なのかと言うと、輸入による支出が原油安の影響などで19%減と輸出のマイナスよりもより多く減ったことが主な要因であり、現状深刻な輸出難に陥っているという事が分かります。

勿論この現象は様々な要因が噛み合って起きたものだと言えますが所謂「ウォン高」によるところも大きいのです。

さらに今年1月の輸出は前年同期比18.5%減と、リーマンショック後久しぶりの減少率を記録しました。

しかし投資マネーの資金流出もあってウォン安が徐々に始まってきたこともあり、「輸出の押し上げ効果はこれからか?」と、言う所に今回の黒田バズーカ3です。

日銀の決定会合前に1円が10.2ウォン台だったのが、2月1日には9.9ウォン台まで一気に円安ウォン高となっています。

このウォン高による効果で輸出のさらなる悪化懸念もあって、日銀の決定後、世界的な株高現象が生じたにもかかわらず、韓国株の反応は他と比べて大きく動くことはありませんでした。

良くも悪くも世界は日本か、韓国か、という事を無意識に考えてしまっているという事なのか、「黒田バズーカ」による円安が日本の輸出産業にプラスに働く半面、韓国の輸出産業にとってはマイナスに働くことがここから見られます。

黒田バズーカと言う名前が攻める日本の姿勢を現していたら?

黒田バズーカが本当に武器になっていると言うのは勿論あくまで結果を見てそうとも考えられるという事です。

普通に考えて輸出による外貨獲得と言う手段を選ぶという事は、「世界と戦う」という事です。

自国経済のため相手国と競争することであり、結果として相手国に何らかのダメージがあると言うのは仕方のない事。

コレで文句を言われるのはおかしなことです。

しかしもし本当に攻撃と言う形で黒田バズーカが放たれていたと考えるならば中々面白い考え方も出来ます。

攻撃は最大の防御とも言いますし、日本国内の景気回復のために守るのではなく攻める姿勢をとっているのがアベノミクス。

TPPへの合意は総力戦の決定と考えられるでしょう。

本来固めて行きたい守りの部分、国内の消費に関しては消費税の増税やマイナンバーの導入などにより、日本と言う国はノーガードを超えての捨て身の作戦をとっていると考える事も出来ます。

確かに現段階で私達の生活は徐々に苦しくなっていると感じる人も多く、景気回復の気配を感じる人も多くはないです。

しかしどこかに「確かな景気回復」と言う形の言わば「勝利」が見えれば頑張れるような気がしてきませんか?

どんなに辛い業務でも退社時間がきっちりしていたら、学校の時も授業はつまらなくても休み時間や放課後の事を考えたなら、そうした物事の終わりが見えたらそのために頑張れると言うのが人間です。

しかし、それって負けたらとんでもないダメージを負うことにもなりそうです。

ついでに言うなら使う武器が「バズーカ」である事にも不安があります。
 

黒田バズーカに後方爆風はあって欲しくない

黒田バズーカと言うものについて今回の記事では触れてきましたが、皆様そもそもバズーカと言う兵器って後ろに爆風による影響があるようなイメージはありませんか? 前に対して絶大な攻撃力を誇るバズーカではあるのですが難点として後方爆風と呼ばれるものの発生がネックです。 この弱点があるために仰角を付け過ぎると射手後方の土砂などが吹き飛ばされ自身は勿論周辺の味方が危険なこと、バックブラストによって巻き上がる土煙で射手の位置を容易に特定されてしまうなどの運用面の弱点がバズーカと言う兵器には存在します。 黒田バズーカの攻撃力に絶大なものがあったとしてもまさか後方爆風で日本国内や味方につけて行きたい国に対して変な攻撃になってしまっていないか非常に心配なところです。 そして実は初期型のバズーカと言う兵器は、打つ人は確実に発射するロケットの燃えカスなどを浴びることになるという問題がありました。 発射前に何らかの手段で妨害されたり、発射準備にある本人に問題があるとそれ以上の惨事を招く結果にもなります。 黒田バズーカそうした問題の全てをクリアした上で本当に発射されているのでしょうか? ドンドン円安にしてみたものの、まさかの輸入に頼らざるを得ないものでの大幅赤字を生んでしまったり、外資系企業が力を持ちすぎて自国経済を強烈に圧迫されてしまったりと言う後方爆風や発射後の燃えカスによる被害だけはどうか勘弁して欲しいところ。 黒田バズーカ2との間がバズーカ3はかなり間を空けての発射でしたが準備万端かどうか確認は最早出来ず、打たれてしまった以上は今後の被害が出ないように祈るのみ。 今後の心配はないとは言えませんが、この黒田バズーカ3が計算されつくして放たれた最高の一発になったと来年当たり記事にしたいものです。

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