お金が欲しいから拾うんじゃない!みんながハッピーになるから!

 

1円玉でも届けるべき?じつは警察官も困っちゃう?

 お金を拾った経験は、誰しも一度はあると思います。

もちろん、落とした人は間違いなく困っているので本人に返すのがいちばんですから、警察に届けることになるのですが、場合によっては届けられた警察が困ってしまう場合があるのです。

そもそもお金が裸で落ちているということは少なく、ほとんどの場合財布やカバン、封筒などと一緒に拾うことになると思います。

 ただ、硬貨だけは裸のまま落ちていることが多いでしょう。

硬貨は金額が小さいため、届けずそのままポケットに・・・なんてことはダメです。絶対に。

ひと昔前なら、「小学生が交番に10円硬貨を拾って持っていくと、お巡りさんはご褒美にアメ玉をくれた」なんて話もよく聞きました。

しかし、本来ならば、10円硬貨一枚でも書類を作り、子供の親に電話していきさつを説明し、権利放棄云々を取り決めなければならないのです。

それをアメ玉一個で終了したのは、子供が善い行いをしたら褒めることが一番だからだとして、書類の作成の手間を省き警察官が負担を軽くするという理由があったのかもしれません。

現代ではさすがに、子供でも大人でも同じように、少額の硬貨でもちゃんと書類を作っているでしょうが、多忙を極める警察官の気持ちからすると、はやはりすこし困るでしょう。

お礼をゲット!現金で最高20%!~落とし主が現れた場合

そして、届けたお金が落とし主に返った場合、実はお礼としてお金がもらえます。

報労金といって、法律でもちゃんと決まっていることなので、お礼をもらうのは拾った人の権利なのです。

 お金を拾得した後、落とし主が警察に届け出た場合や、名前がわかる免許証などが入っていた場合は、すぐに落とし主に返すことができますので、1日か2日では連絡がはいることも多いようです。

しかし、落とした人は、特別な場合以外は拾った人にお礼をしなければ、警察から返還してもらえません。

もし、お財布を拾ったとしたら、警察署や交番で拾ったものの明細が書かれた証明書を手渡されるのですが、落とした人がお礼と引き換えにその証明書を受け取りにくるのです。

そのとき、お礼として渡されるのが報労金で「5%~20%の金額を支払う」と、遺失物法で決まっています。

  この権利は、放棄することもできます。

届け出たときに、書類にお礼は不要ですと記載してもらえば、拾った人の個人情報が知られることはありません。

このように、拾得した金額や、落とし主の年齢や境遇をよく考察しながら、お礼については拾得者が決めることができるのです。

 例えば、現金100万円が入ったカバンを拾ったとします。

 もちろん、警察に届け出ますが、その際、書類を作るためにカバンの中身を拾得者の目の前で広げますので、どのような人が落としたのかはほぼ想像できます。

住宅設備のパンフレットや契約書が入っていたとしたら、住宅関係のセールスマンが契約金を受け取って、会社に帰る途中だと想像できます。

セールスマンであれば、自分のお金ではないうえに高額なので、セールスマンからお礼をたくさんもらうと今月の給料は苦しいだろうなと、つい想像してしまいます。その逆に、高給取りのようだから気にしないと考えるかもしれませんが。

年金手帳や預金通帳が入っていたら、年金生活の高齢者が落としたとも想像できます。

年金生活の高齢者に対しては、受け取る年金額によっては生活の質に直結するだろうからお礼は気が引けると考えてしまいます。

このように、自分で決めることができるので、よく考えることが大事です。

ただ、報労金は大きな権利ですので、軽々しく手放さないほうがよいと思います。

全部ゲット! 現金100%~落とし主が現れなかった場合

残念ながら、落とし主が現れなかった場合、3か月で自分のモノになります。

警察署からは何の連絡もありませんから、自分で取りに行かなくてはなりません。
 
そして、この権利は2か月で消滅します。

つまり、拾得から3か月~5か月の間に自分で受取に行けば、すべて自分の所有物となります。

意外と早いですので、決して忘れないようにカレンダーに書いておくべきです。

もし、大金だった場合気になるのは「税金」でしょう。

落とし主から報労金を受け取った場合も、警察署で全額受け取った場合も、どちらも一時所得となりますので、それぞれ年度末に確定申告が必要です。

ということは、将来的に、受取の際にはマイナンバーで管理されることになるのでしょうか。

白い粉は誰のモノ?

ところで、拾ったバッグに現金とともに「白い粉」と「注射器」が入っているかもしれません。

その場合、白い粉が覚せい剤など法律で所持が禁止された薬物だったとしたら、落とした人がノコノコと届け出ることはまずないでしょう。

このうち、「白い粉」と「注射器」は拾得者が所有権を取得することができないもの(遺失物法35条)なので警察が保管して捜査するとして、現金は薬物事件との関係がなければ、拾った人のモノとなるはずです。

はず、というのは、もしかしたら警察官が拾得ではなく任意提出という犯罪捜査としての提出を求めることもあるからです。

任意提出の書類には、提出者がこのモノを必要な捜査が終わった後、どう処分してほしいかの意見欄がありますが、ほとんどの場合、警察で処分してくださいという趣旨のことを書いて所有権を放棄します。

確かに、現金にも指紋が残っている可能性はありますから、捜査のためにいろいろな方法を試すかもしれませんし、そうするといろんな薬品を使うでしょうから、もう紙幣としては使えないでしょうし、指紋が出たら証拠として長期にわたって保管しなくてはいけないでしょう。

警察はそこまで考えたうでで所有権放棄を促すかどうかは、ぶっちゃけて言えば警察官次第だと思いますが、拾得した人が、全部まとめて「処分してください」と書いて所有権を放棄してしまいますと、現金が戻ってくる可能性はなくなります。

しかし、薬物と一緒に入っていたお金というのは、あまり気持ちのいいものではないですね。

ハリウッド映画ではコカインの密売金を手に入れた若者がギャングに追われて逃げ回るロードムービーなんてありがちなストーリーですので、このような物を拾ったとしても、君子危うきに近寄らずで、すべての権利を放棄するのも賢明だと思います。

ゴミ捨て場の3千万円は難しい

「ゴミすて場に3千万円!」なんて、たまに全国ニュースであり、「なぜ、ゴミ!?」と思った方も多いと思います。

これらのお金は大概の場合、落とし主はワザと捨ててます。ヤバイお金なのです。だから3か月以内に現れません。

では、拾った人が3千万円ゲット!となるのかは、難しいところです。下手すると0円という可能性もあります。

なぜならゴミ捨て場とは、いろんなところからゴミを集めて、リサイクルしたり分別したりするゴミ集積所であって、そこには施設管理者つまり社長がいて、そこに積まれているゴミはすべて社長のモノだからです。

つまり、ゴミも3000万円も同じ扱いで全部社長のモノなのです。

ですから3千万円を発見した人は拾得者とは言えないのです。

もし、社員が社長に報告せず会社のモノを持ち帰ればドロボウ(窃盗や横領)になるでしょう。

会社のモノを勝手に持ち帰ってよい会社はないですからね。

ですから、厳密にはゴミ集積所に集められてきた3千万円は、いわゆる拾得物とは言えないかもしれません。

おそらく、大金だったので社長もなにかと不安でしょうから警察に届け出ることが多いのでしょう。

この3千万円が拾得物として受理されると、3か月間保管されるのですが、この間に警察署長は公示をするので、誰でも大金の拾得があったことを知ることができます。

ところで、テレビ局がニュースのネタにするのは公示を見てのことなのでしょうか。

それとも、社長が自らテレビ局に売り込んだのか。はたまた、どこかから情報がマスコミに流れたのか。

警察からでないとは思いますが、気になるところです。

このゴミ捨て場の3千万円のような場合には、お金に関する法律の大御所である「民法」や警察に届けた場合に適用される「遺失物法」などの法律が場合によっては適用されたりされなかったりで、拾ったお金が全額自分のモノになったりならなかったりするのです。

届ければ必ずだれかが幸せになる

ちなみに、平成26年の1年間に、警視庁が拾得届けで受付た現金は、なんと約33億4千万円にもなります!(警視庁資料) このうち、落とした人が現れて返還されたのが約24億円で、落とし主が現れず拾った人のモノになったのが約5億円。そして、落とした人も現れず、拾った人にも返せず、そのまま東京都のモノになった現金が約4億円にもなるのです。 拾得しない人には全く関係ないのですが、こうしてみると、ジャンボ宝くじのような金額になるのです! なにはともあれ、お財布を拾ったら警察に届けること。 まずはここからですね。 その後の手続きを心配する必要はありませんし、現金をゲットできるかもしれません。 そして、なにより困っている人を助けることができますから、結局みんなハッピーですよね。

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