最初で最後の燃えるような恋愛は小6のころだった!

shutterstock_86940916 (1)

壁を意識した初恋

私には一番愛した女の子がいます。

あのコがいなければ自分の人生がないくらい、すごく好きで好きで、20年たった今でもふと思い出して胸が切なくなるような思い出です。

あのコ以上に好きになったコはいません。

小学六年の春

沙織ちゃん(仮名)は、私が転校した先の学校にいました。

背が高くて髪が長くて、なんだか大人に見えのです。かわいい。

今でもおぼえています。

一番後ろに座っていました。

彼女とおなじくらいオシャレでな女の子二人で話しに花をさかせていました。

彼女はすごく大人っぽい。

紙が長くて背も高くて、太ってた自分とは違う世界の人に見えました。

すれ違うたびに感じるシャンプーのにおい、人は自分との違いに恋をするんだと思いました。

そんなあのコと少しでも近づきたいけど、まだあのころは純粋だったので、声をかけようと思うと心臓が飛び出しそう。のどがつまってしまうのです。

キャンプの夜

夏休みにキャンプがありました。

キャンプは女の子と男の子は別のテントに泊まっていたのですが、お調子者の友達が夜中におきだして、女子のテントに行こうぜと誘ってきたんです。

行った先に沙織ちゃんがいました。

沙織ちゃんはいつもと同じオシャレでかわいくて、夜の薄明かりに照らされてますます妖艶な魅力をはなっています。

夜は人をお調子者にするんでしょうか、私は好きだという気持ちを伝えました。

彼女はうれしいと言いました。

でも彼女には好きな人がいたんです。

キライな長期休みと手紙

私は夏休みが嫌いでした。沙織ちゃんに会えなくなるからです。

その間も彼女のことを忘れないように毎日毎日思い出していたました。

彼女の斜め45度からみたときの顔。友達と笑いながら話していた後のそれとなく寂しそうな一瞬の表情。

そういうのが私の心を切なくさせました。夏休みはすごく長い。

もう一度思いを伝えたい。

私は手紙を書きました。

好きだという気持ちを一枚の便箋に書いて、破り、書いて、破り、10枚くらい書いたところでようやく完成して出しました。

2学期になっても返事はきませんでした。

私は相変わらず話すこともできず、忘れていたころに返事はきました。

内容は決まっていて、うれしいけれど好きな人のことをあきらめられないと書いてあるんです。

「彼女の恋もかなっていないのか。」不思議とうれしくなかったです。

彼女の幸せを願う自分がいる、けどそこには自分はいないのか、と悲しくなりました。

でも彼女が幸せであればそれでいい。

私は自己犠牲の恋愛に酔っていたのかもしれません。

でも小学生の私にはそれが何なのかを客観的に理解することはできませんでした。

とにかく好き。

彼女のことを考えるとクラクラしてしまう。

その状態を逆にずっと保ちたい、そう思っていたのです。

それくらい誰かを好きになるということは私にとっては必要なことで、そういう気持ちになることがデフォルトだったと思います。

長い休みはキライだったのです。

彼女と会わない長い期間があると、その思い、感覚を忘れてしまうからです。

決意のクリスマスプレゼント

彼女にクリスマスプレゼントをすることにしたんですが、小学生なので。

買えるものなんて知れています。

彼女の親友にリサーチしてもらった、お気に入りの歌手のCDを買いました。

ラッピングしてもらって、冬休みに入る前、下駄箱に入れておいたんです。

当時、街のCDショップに行って買い物をするなんて、初めての経験でした。

いつもは親としか来たことの無いデパートや駅前の商店街、すべてが冒険です。

ワクワクしましたが、同時にドキドキもしたのです。

しかし沙織ちゃんのためならと思い、真剣になっていたのを覚えています。

冬休みの間に決まった彼女との別れ

イヤな冬休み、私は進学するために、塾通いを始めていました。

本当は彼女と一緒の中学校に行き、

ずっと彼女の側にいたかったのですが、でもそんなのこと、12才の小学生が決めることはできるはずがありません。

受験だって本当はイヤでした。

地元に残ってあのコを思い続けたい、そう願っていましたが、親の決めたことには逆らえません。

まじめに受験してまじめに合格し、そのまま男子校という鉄格子の向こうに入学していくことになったのです。

恋愛を禁じられた私は、そこから何かが変わったと思います。

サヨナラと心でつぶやく~卒業式

3学期が終わるころにも彼女の気持ちは変わりませんでした。

数通の手紙をやり取りしました。

卒業式の日、彼女は手紙をくれました。

気持ちはうれしいと書いてありました。

あなたの優しさにふれて幸せな1年だったと書いてありました。

「ありがとう」。進学する自分ははなればなれになる。

受け入れなければならないと心に諭しました。

サヨナラと心でつぶやく。沙織ちゃんの幸せを祈ったんです。

卒業後の日々

卒業してからも彼女との手紙のやり取りは続いていました。

彼女は私のことを相談相手として信頼してくれていたのです。

もちろん彼女には好きなコがいました。

彼女の好きなコは、決まってちょっとやさぐれた悪い感じの男です。

私のようなマジメ一辺倒ではありません。

いつもやさしすぎる私は彼女からも相談相手どまり。

いいやつの殻がおれのジャマをする

この性格はそれから数年引きずることになります。 思いやり、恋愛界においてはネガティブ要因です。 これが原因で度々失敗をしました。 ワガママに恋愛で自己実現をするためには乗り越えられない壁を意識した初恋でもあったのです。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でお金が無い.jpをフォローしよう!

最初で最後の燃えるような恋愛は小6のころだった!
Reader Rating 1 Vote