「繰り返し」と「お金」の関係‐やはり「継続は力なり」

「お金」についての「習慣」

何事も「繰り返し」によって覚えることが大事であるといわれます。

しかし単純であるがゆえに多くの人は知らず知らずのうちに諦めてしまいがちな「事実」でもあります。

今回は、そんな単純な法則が「お金」についての「習慣」を形成する上でも重要であるというお話です。

物事をくり返す能力は、どんな能力にも勝っている。

何かを習得するとき、一番大切なのは基本のくり返しであるといわれます。

確かに同じことを何度も何度もくり返すことで、一つの技に潜むコツをつかむことができるということは皆が納得するところだと思います。

よく「守破離」という言葉が使われますが、最終的に「師」から「離」れることになったとしても、初めは教えられた型を「守」り続けるわけです。

即ち、ひたすら繰り返すわけです。

この「繰り返し」というプロセスを飛ばしてその道に秀でることができた人はいません。

これはどの分野でも同じだと思います。「経験を積んだ」という言葉は、結局は「何回もも繰り返した」と同義なのです。

「継続は力なり」という言葉は、即ち「繰り返すことの重要性」について多くの人が経験則として感じていたことを意味しています。

事実として、実力をつけるためにはいかなる才能よりも繰り返すことが有効です。

しかし、多くの人はくり返すことを軽く見てしまいがちです。

なぜならば、あまりにも単純な教訓であるために手垢のついた教えだと思われがちだからです。

誰でも出来ることだからこそ軽視されがちであるともいえます。 

たとえば野球でいえば素振り、バスケットボールならばシュートの練習をすることは誰でもできるでしょう。

しかし「簡単なこと」であるが故に、時間が経つと色褪せた考えだと思われてしまったり、軽視されるようになってしまいます。

ですが、簡単なことの中にこそ「真実」ともいえる重要な要素が含まれているものです。

それを理解するのに口で説明するのはなかなか難しいため、結局は体で会得するしかありません。

だからどんな分野でも「繰り返す」という行為を重要視しているわけです。

「繰り返し」の効用

「繰り返し」は他にもいろいろな効用があります。

まず、多くの人が悩んでいる「怠け心」が払拭されるようになります。

人間というものは、本来怠けやすいようにできてしまっています。

これは脳の構造に関係があり、なかなか克服するのは難しいものです。

しかし「繰り返す」習慣を身につければ、怠け心に対する最大の防御となります。

「繰り返し」に慣れてしまえば、「怠ける」という行為自体に「違和感」を覚えるようになるからです。

やがて「やらない」ということに「精神的な苦痛」を感じるようになります。

そうなってしまえば、生活の一部となったも同然で、最早怠けたいと思うことすらほとんどなくなるでしょう。

そしてその結果、よい「習慣」を身につけられるようになります。

「繰り返し」の最も大きな効用はよい「習慣」が身に着くことにあるといっても過言ではありません。

それを最もよく体現している人物に、日本人なら誰でも知っている「イチロー選手」がいます。

「イチロー選手」は天才か?

多くの人は、かの「イチロー選手」を天才だと思っています。

しかし当のイチロー選手本人は自分のことを天才などではないと断言しています。

代わりに彼は、素振りや努力を欠かしたことはないといっています。

「一日程度ならば休んでも構わないだろう」という考えすらもったことはないと語っていたのです。

もし「一日ぐらい・・・」と思って休んで結果が出なかったり、たとえばストレッチをするのを休んで怪我をしてしまったらどうなるでしょうか?

「やっておけばよかった」と後で思うことは容易に予想されるわけですし、そもそも彼の場合、既に「習慣」として定着してしまっているため何とも思わないと語っていました。

この「習慣」こそ彼を歴史に名を残すほどの野球選手にしたのではないでしょうか?

無論、イチロー選手は天性ともいえる肉体的な素質をもっていたといえるでしょう。

しかし、それよりも何があっても「習慣」を維持する強靭な精神や、メンタルの強さに注目すべきだと思います。

彼の本当の力は、即ち「習慣」の力であり、ほぼ「無意識」に努力をしてしまうところにあるのではないでしょうか?

よく「成功哲学」などで「潜在意識を利用する」ということがいわれますが、確かに成功者の多くは「無意識」つまり「潜在意識」をうまく使っているようです。

イチロー選手の場合、メジャーリーガーとして活躍する以前から、既に「潜在意識」に対してしっかりとした「プログラミング」がされていたのだと考えることができます。

この「プログラミング」がしっかりできているかどうかが「習慣」を形成できるかどうかに大きく関っています。

これは別にイチロー選手のような、ある意味「特別な人」に限った話ではありません。私達のような一般人にも当て嵌まることです。

「習慣化」のコツは「繰り返し」にある

たとえば、熟練した教師や専門学校の講師の方は、試験に成功する人と失敗する人の違いがわかるといいます。

そのポイントは「繰り返し」にあるのです。

成功する人は講義などで聞いた事を、自分の頭で再度確認し復習することを欠かしません。

そして、その後に自分のモノになるまで「繰り返す」のです。

しかも、繰り返しで反復強化を行う人にとってそれは「当たり前」のことであり、特に面倒だとか退屈だとはほとんど思わないという調査結果もあります。

一方、「失敗」する人はたとえ有用な講義を聞いても、自分の頭で反芻することをしないので、結局いくらよい講義を聞いても自分のモノにすることができません。

そして結果的に「復習を怠ける」というマイナスの面を「習慣化」してしまうことになるのです。

そうなると、いくら講義を聞いても「わからない」という事態になります。

場合によっては「どこがわからないのかすらわからない」という困ったことになるのです。

以前、『「習慣」の利益と損失とは?‐「機会費用」の概念』という記事で「機会損失」という概念を取り上げましたが、このようなマイナスの「習慣」も、長期的な視点でみるとかなりの「機会損失」を生み出してしまいます。

逆にいえば、「繰り返し」の「習慣化」に成功すれば人生全般にとって大きなプラスとなることはおわかりいただけるでしょう。

 

「あらゆる事象」から学べるか?

些か情緒的になりますが、私達の人生はいわば「出会いと別れの連続」であるといえます。

そしてその「出会いや別れ」からたくさんのことを学ぶ筈です。

しかし、多くの人はその「学び」を自分の習慣に取り込むことができません。

有用なアドバイスや意見を自分で確認することなく聞き流してしまうのです。

一方、あらゆる分野で成功する人はしっかりと有用なアドバイスを自分のものとすることができます。

そして自分なりに理解し、自分にとって最も有用な方法で使うことができるのです。

当然、そこには試行錯誤があり、うまくいくかどうかをあらゆる面で確認しながら、何度も何度も「繰り返し」すというプロセスが欠かせません。

そのうちに、他人のアドバイスだったものが「自分流」になり、それが人生における成功の「鍵」となっていくのです。

これは言い換えれば、他人の意見やアドバイスを「自分流」に変更することを何度も「繰り返す」うちに、自分自身の「オリジナル」であるかのように潜在意識に刻み込まれるということでもあります。

イチロー選手の例のように、一度潜在意識に入力されれば、その後はほとんど努力など必要なく実行できるようになるわけです。

そうして、その行動を何年も続けて実行してきた結果、その人は「名人」や「エキスパート」と呼ばれるようになるのです。

「お金」に関する習慣のコツも「繰り返し」である

これまでの「繰り返し」に関する効用は、当然「お金」に関する諸々の「学び」にも当て嵌まります。

特に「投資」に関しては小さな「失敗」を繰り返しながらも学んでいくことが何よりも重要なわけですから、これらの教訓は非常に有用なものとなります。

しかし、それでも「失敗」するということは、私達の心には結構な負担になってしまうものです。

それでも「繰り返し続ける」ことが重要なのです。

名著『仕事は楽しいかね?』の著者であるデイル・ドーテンは、「成功するまでサイコロを振り続けること」が重要だと書いています。

また、様々な批判はあるものの「成功の秘訣は成功するまでやり続けることだ」という名言は真実であることに変わりはありません。

たった「1回や2回挑戦して終わり」にしてはいけないのです。

たとえば「100万円貯金する」という当初の目標を達成できず挫折してしまったとしても、そこからまたやり直せばいいのです。

1度や2度で諦めてはいけません。

これは人との出会いも同じでしょう。

よく「引き寄せの法則」などといわれますが、人との出会いもしかりで、恐れずに多くの出会いを繰り返すことで、本当に大切な人と出会えれば、そこからさらに紹介をしてもらえることだってあります。

そのためには、出会いを大切にしなければなりません。出会いに感謝しつつ、自分を高めることで、更に出会い運は増してくるといわれます。

「お金」に関する習慣も「出会い」についても「繰り返す」ことで自分の望む結果を得られるのです。

 

単純な法則にこそ目を向けよう

世の中には単純で当たり前すぎるがゆえに軽視されがちな「法則」があります。 物事を「繰り返す」ことはその典型例といえるでしょう。 しかし「繰り返し」はあらゆる物事を成し遂げるために必要不可欠な行動です。 叶えたい夢や目標があるならば、今日からでも「繰り返す」ことをはじめましょう。

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