「ポジティブ」であることの落とし穴とは何か?

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「ポジティブ思考」が裏目に出る場合があることを理解して、対策をしっかりしておこう

今回は、多くの人が勘違いしがちな「ポジティブ思考」の「落とし穴」についてです。

特に「お金」に関して何らかの目標を持っている人にとっては、この「落とし穴」に嵌りこんでしまうケースが多いので、注意しておく必要があります。

「ポジティブ」なだけでは失敗する?

「ポジティブ思考」は様々な場面で有用であるといわれています。

様々な本やセミナーなどで「ポジティブ」であることの重要性がさかんに伝えられています。

それはみなさんもよくご存知のことと思います。

しかし、特に「お金」に関して成功した人々を詳細に調べてみると、必ずしも「ポジティブ」であることだけを重要視していないことがわかります。

巷に溢れる「ポジティブ思考」の波に乗せられた結果、「ポジティブ」でありさえすればいいという考え方が蔓延してしまっているようです。

それこそが「ポジティブ思考」の落とし穴ともいえます。

以下では、この「落とし穴」について具体的にみていきますが、これは「ポジティブ思考」自体を否定するものではありません。

むしろ、生きて行く上での基本スタンスとしては大いに歓迎されるべき特質といえるでしょう。しかしながら、それが行き過ぎてしまったり、方向性を見誤ってしまった場合に、この「落とし穴」に嵌り込んでしまうのです。

「ポジティブ」の落とし穴‐「戦略」がない

最も大きな「ポジティブ思考」の落とし穴は、「戦略」や「計画」を立てることを忘れてしまうことです。

もしかすると、「戦略」という発想自体がない場合もあるかもしれません。

「戦略」がない場合、設定された「目標」はあまりにも曖昧なものになってしまいます。

たとえば、年収を「2倍」にしたいと考えているならば、その金額だけを「目標」として設定したとしてもなかなか達成できません。

なぜならば年収を「2倍」にするには、そのための「行動」が必要となるからです。

当たり前のような話に聞こえますが、曖昧な「目標」だけを設定してポジティブにしていれば達成できるかのような言説が一部の自己啓発に関する書籍などに散見されます。

これは明確に間違いであるといえます。

「成功」するためには、必ずそのための「戦略的な行動」が必要とされます。特に「お金」に関する目標の場合、その金額だけを目標として設定してしまうことがよくありますが、これも曖昧な目標です。

仮にあなたがビジネスをやっているとすると、売り上げを上げるために具体的な行動を起こさなければなりません。

たとえばそれは新規顧客の集客をより効率的に行うための無料レポートの作成かもしれません、または「転換率」を高めるために広告などをもっと洗練させる必要があるのかもしれません。

当然何が具体的な施策になるかは、その人の目標によって違ってくるわけですが、いずれにせよ、「お金」に関する何らかの目標があるならば、その「金額」だけでなく「行動の目標」も立てなければいけません。

どんなに金額だけの「目標」を立てても、それが日々の具体的な行動にまで落とし込まれなければ全く意味が無いのです。

「お金」に関する目標だけに限らず、自ら設定した「目標」を達成できる人は、その「目標」を達成するために必要な「行動目標」を定めています。

それに基づいて、日々確実に行動していくことで初めて「目標」を達成することができるようになるのです。

 

「ポジティブ」の落とし穴‐「ポジティブ」な「だけ」である

仕事でもプライベートでも「ポジティブ」な人は、日々活き活きとしているイメージがあるでしょう。

そしてビジネスにおいてもプライベートでも「ポジティブ」であることが何より大事であるかの如くいわれています。

しかし、特にビジネスを初めとした「お金儲け」を考える場合には、この性質が裏目に出ることがあります。

なぜならば、ビジネスや「投資」の世界では「不測の事態」が頻繁に起こります。

これは経営者だけが感じている話ではなく、企業で働いている人や自営業者の人でも日頃から感じていることでしょう。

仕事をしていると、全く予想もつかなかった事態に直面することがよくあります。

有名な起業家も、その成功までの過程において様々な危機や失敗を経験していることは、彼らの伝記などを読めば沢山あることがわかるでしょう。

私達も、何か「目標」を達成しようとするならば、多くの不測の事態にみまわれることが多々あることは容易に想像がつくと思います。

「ポジティブ」思考を続けていれば、成功が訪れるというように楽観的に物事を考えていると、いざ不測の事態やトラブルが起こった時にも準備をしていないため、対応できずに甚大な被害を被ったり、折角のチャンスをふいにしてしまうことになります。

実は、成功者の多くは「ネガティブ」に物事を考える傾向があるのです。
なぜならば、成功するための「戦略」を立てて、それに基づいて日々の行動計画を立てるということは、将来的に起こりうる事態を予測しておくことに繋がります。

しかし過度な「ポジティブ」思考は、将来起こりうる事態の影響を軽くみてしまうようになります。

そしていざ何らかのトラブルが発生しても、事前に対策が考えられていないため、その度に右往左往することになってしまうのです。

反対に「ネガティブ」に考える人は、あらゆる問題が実際に起こったときに備えて解決策を考えておいたり、実際に準備しているのです。

それによって被害を最小限に抑えることができます。

思うように結果が出ない人は、「ポジティブ」に物事を考えすぎて、想定される不測の事態に対する備えができていなことが非常に多いのです。

その結果、いつも何らかのトラブルに振り回され、当初の目標になかなか近づくことができません。

目標を達成できる人は、計画の時点では「冷静」に、そしてどちらかといえば「ネガティブに考える」傾向があるということです。

そして一度綿密な計画を立てたならば、後は「ポジティブ」に実行していくということです。

あくまでも計画は「ネガティブ」にして、対応は「ポジティブ」にするということです。多くの「ポジティブ」人間といわれる人は、これが逆になってしまっているためになかなか目標を達成できないのです。

「ポジティブ」の落とし穴‐「技術」や「知識」が忘れられている

「お金」に関する諸々の目標を達成するためには、多くの場合「技術」や「専門知識」が必要となります。

ここがどうしても忘れられがちになります。

たとえば「投資」でお金を増やそうと考えている人ならば、基本的な投資理論やリスクの分散などに関する知識・スキルを身につけなければ成功はおぼつかないでしょう。

ビジネスでお金をつくりたいのならば、戦略の構築スキルやマーケティングの知識と技術、そしてマネジメントの知識や技術が必要です。

クリエイターならばWEB制作の技術や動画制作の技術などが必要となるかもしれませんし、デザインのスキルも必要でしょう。

このように、いかなる分野でも成功するためにはスキルや技術が絶対に必要になるのです。

仮に特別なスキルや知識がなくて、誰でもできるような作業ばかりに従事しているのならば、1日のほとんどを仕事に費やしたとしても、その仕事だけで収入を上げることは難しいでしょう。

ですが、必ずしも「才能」が必要ではありません。

もし芸術や芸能の分野で大成功を収めたいというのであれあ、生まれつきの「才能」が大きく関ってくるのかもしれません。

しかし、特に「お金」に関する目標を達成したいというのであれば、基本的に「才能」などはほとんど関係がないのです。

なぜならば、成功者といわれる起業家やビジネスマン達の多くは、学校では落ちこぼれだったり、職場をクビになった経験のある人が本当に沢山いるからです。

また、生まれた時点で高度な「投資」や「ビジネス」の知識をもっている人もいません。

「お金」を稼ぐためのスキルや知識は、いつであっても身に着けることができるのです。

 

重要なのは「継続すること」である

『「繰り返し」と「お金」の関係』でも取り上げましたが、技術や専門知識は一朝一夕で身に着くことはありません。

毎日「継続して」続けていくことが必要となります。

自分の収入を上げたり、資産を効率的に増やしていくために必要な技術がわかれば、その能力を高めるように「続けて」いかなければならないのです。

しかし、生来人間は「怠け癖」をもっているため、ついつい「やらなくてもよい理由」を見つけ出してしまいます。

その理由は人それぞれだと思いますが、「継続」を放棄してしまえば当然、技術を高めることも、よい「習慣」を形成することもできません。

毎日、毎週、毎月と続ける方法を知らなければ、当初の目標を達成することなどできなのです。

そして努力の方向が間違っていても、いつまでたっても成功などできないことになります。

これまで上手くいかなかったやりかたを将来的に続けても意味がないことは容易に想像がつきます。

これまでのやり方でうまくいかなかったのであれば、やり方を変える以外に成功に近づく方法はないのです。

「継続は力なり」という格言を忘れずに、日々精進を続けましょう。

そして「ポジティブ」であることを大事にしつつも、これまで述べてきたような「落とし穴」に嵌り込まないように気をつけましょう。

「ポジティブ」であることの「落とし穴」に気をつけよう

「ポジティブ思考」が嵌りがちな「落とし穴」として、「戦略の不存在」「不測の事態への準備不足」そして「技術やスキルの軽視」が挙げられます。 これらの「落とし穴」に嵌り込まない様に、正しい「戦略」や「計画」を立てましょう。そして、日々技術の研鑽に励むようにしましょう。

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