賢い「貯金」の方法

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上手に貯金をする方法

   
超低金利時代の現代、貯金しても低い金利しか付きませんが、それでも、将来のために備えておきたいものです。

上手で賢い貯金とは、どのようなものでしょうか。

なぜ貯金は必要か

   
なぜ貯金が必要だと思いますか、と改めて聞かれると即答に困ってしまうかもしれませんが、その答えは4つあると思います。

  
 まず、「欲しいものを借金なしに買える」ということです。

貯金をしておけば、欲しいと思った時に、借金をすることなく買うことができます。

もちろん、住宅のような大型のものは無理でも、自動車などは貯めたお金で買うことは十分に可能です。

ローンを組むということは、そのローンの利息を支払う必要があります。貯金をしておけば無駄な費用・利息を支払うことなく、欲しいものを買えるようになります。

次に、「緊急時に対応できる」ということです。

一定額を貯金しておけば、何かあった時の緊急時に対応できます。

生活費の半年分位の貯金があれば、おおよそのことにはお金で困ることはまずないでしょう。

最初の目標は生活費半年分、できれば2年分の生活費が自由なお金として貯まっていれば、言うことはありません。

次に、「保険が不要になる」ということです。

緊急時の対応と同じことですが、保険というのはそもそも「自分ではカバーできないリスク」に備えるためのものです。

もし300万円を自由に使えるなら、300万円までのリスクには十分対応できるということです。

一定以上の貯金があれば、医療保険などの民間保険は不要です。

その分高い保険料を払う必要が無くなるので、より有利に貯金を増やしていけます。

最後に、「資産が資産を生む好循環を早めに構築できる」ということです。

「複利効果」という言葉があります。

これは、利息が新たに利息を生むということです。

複利効果を高めるポイントは「時間」です。

若いうちから貯金を増やせれば、それだけ資産が資産を生むという好循環を構築することが可能となります。

貯金のメリット・デメリット

   
貯金のメリットとしては、次のような点が挙げられます。

①安全にお金を保護してくれる。

自宅にお金を保管しておいても、盗難や火災などの消失リスクにさらされます。

銀行や郵便局に預けておけばそういうことはありません。

②ATM等を通じて出金できるので必要な時に下せる。

多額の現金を持ち歩かなくても、ATMなどを通じてお金をおろせます。

最近ではコンビニATMのように色々な場所でお金をおろすことができます。

③預金しておくことで「利息」を受け取ることができる。

銀行や郵便局にお金を預けておくことで「利息」を受け取ることができます。

④振込や自動引き落としなどの決済機能が利用できる。

他の人にお金を渡したいとき、各種支払いなどに預けている銀行預金からの振込や自動引き落としなどが利用できます。

その都度支払いに行かなくてもいいというは実に便利です。

  
次にデメリットとしては、次のような点が挙げられます。

①銀行の倒産リスク

銀行が倒産した場合の預金は、1000万円までの預金とその利息は預金保険という制度で保護されています。

しかしそれを超える金額の預金は保護されません(1銀行当たり)。

②ATMなどでの手数料がかかる

ATMでの入出金では、時間外の利用やコンビニATMの利用などで手数料がかかる場合があります。

1年分の利息がたった1回のATMの時間外手数料で吹き飛ぶなんてことも珍しくありません。

貯金に対する誤解

   
貯金や預金をしていく上で多くの人が持っている「誤解」について、説明していきます。

   
まず、「収入が増えればきっと貯金はできるようになる」という誤解です。

もっと収入が増えれば、簡単に貯金できるようになるのに、というのは正しいようで実は間違っています。

多くの人はそう思っていても、収入が増えると生活費が増えてしまいます。

   
次に、「社会人になったら保険に入るべき」という誤解です。

社会人になったのだから、という理由で生命保険が勧められることも多いのではないでしょうか。

でもそれは、本当に正しいのでしょうか。

若いうちは、不測の事態があっても経済的に困る人は少ないので、保険は不要です。

  
 次に、「自分への投資」という誤解です。自分への将来の投資は必要です。

若いうちから貯金ばっかりするよりも、自分に投資をして年収をアップさせる方がよっぽどいい、という考え方もあります。

でもその自分への投資って本当に投資になっているのでしょうか。

   
最後に、「1000万円以下の預金ならペイオフ対策は不要」という誤解です。

自分には、1000万円も預金がないからペイオフ対策は不要だ、と考えている人も多いかもしれません。

しかし、預金が1000万円未満であっても預金先の分散という万が一のための対策はとっておくべきです。

自動積立貯金とは?

   
毎月確実に貯金を勧めていく上で積立貯金は大変有効な方法です。

銀行が提供しているこれらの自動積立預金に申し込みをしておけば、毎月確実に貯金をすすめていくことができます。

銀行の自動積立定期預金の場合1000円単位での設定が可能なので、細かく設定することができます。

ただし、まずは無理のない範囲で決めた方がいいでしょう。

後で追加することも可能なので、最初は数千円程度くらいで良いと思います。

あるいは、手取りの1割くらいを目途にすると良いでしょう。

   
目標額を決めて、それを達成するための金額を逆算するというのもお勧めです。

月に8000円なら年間で約10万円の貯金ができることになります。

年に50万円なら月4200円、年100万円なら月84000円の積立貯金で達成できます。

申込方法は、銀行の窓口に「印鑑」と「通帳」、念の為「身分証明書(免許書など)」を持っていくようにすれば、確実です。

銀行に行く暇がないという人は、銀行に積立預金のパンフレットや申込書などが置いてあることが多いので、それを持ち帰って郵送するという方法もあります。

   
ところで、自動積立貯金を設定する場合の注意点があります。

まず、給料日など収入がある日に引き落とすようにすることです。

「先取り貯金」という形をとりますので、給料日のようにまとまったお金が入る日に、引き落としという形にして確実に貯金できるようにしておきます。

次に、積立貯金を始める銀行は、給料が振り込まれる銀行にすることです。

積立貯金は、「ほったからし」でできるのが一番です。

給料振込先の銀行と別の銀行に設定すると、わざわざ毎月振込をする必要があるので面倒です。

基本的には、現在のお給料が振り込まれている銀行がお勧めです。

ただし、高金利で運用できる方がいいので、給料の振込口座を金利の良い銀行に変更すると言うのも一つの方法です。

最近のネット銀行では、コンビニATMなどで手軽に出金もできるので不便はありません。

ちなみに、積立定期預金は毎月の預金がそれぞれ1口の定期預金という扱いになりますので、将来解約したい場合(お金が必要な場合)も本数単位で解約できるので便利です。

貯金の目標額

   
いきなり1000万円貯金といった大きな目標を立てるのではなく、10万円とか20万円とかの小さな目標を立てるようにしましょう。

目標達成に伴う「インセンティブ(ご褒美)」を用意してもいいかもしれません。

それと同時に「長期の目標額」も一緒に考えておきましょう。

こちらは短期に達成を狙うのではなく、計画建てて達成すべき金額ということになります。

これまでにも貯金はずっとしてきたという人は別にして、過去ほとんど貯金ということを意識したことがないという人は、まず10万円~30万円位を目標額に設定して貯金を始めましょう。

これまで貯金をしていない人が、いきなり100万とか300万とかの目標を作っても、長続きしません。

従って、小さな目標額を決めておき、達成するという充実感を持てるように工夫をしましょう。

目標達成時には何かご褒美を付けてもいいと思います。

あまり高すぎるご褒美はよくありませんが、一定額を達成したら○○をするといった具合にご褒美を決めておけば貯金や節約でちょっと疲れたときのやる気につながるかと思います。

長期的な貯金目標額は人生の計画に応じて考える必要があります。

ただし、あんまり大きく考えすぎてしまうと大変なので、あなたの年齢別に下記のようなポイントを抑えて目標額を決めていくと良いでしょう。

 

20代の目標貯金額

  
まずは小さめの目標として生活費の3カ月~半年分を目標貯金額としましょう。

これだけあればとりあえず万が一の場合でも安心できます。

月15万円なら40~90万円くらいが当初の目標でしょうか。

30代までに300万円を目標にしましょう。

これは「世代別平均貯金額」の30代中央値に近い水準です。

今が24歳なら6年で300万円、1年当たり50万円、1ヶ月当たり4万1600円の貯金で達成できることになります。

また、余裕があれば少額でもいいので、投資にも少しお金を振り分けてみてもいいかと思います。

 

30代の目標貯金額

  
目標は、年収の1.5~2倍程度を目途にしたいところです。

20代で一定の貯金ができているという人は、「投資」についても目を向けてみることをお勧めします。

貯金だけだと、どうしても収益性という面で劣ります。

まずは、投資信託や株式投資なども検討の一つに入れてみましょう。

  
40代の目標貯金額

  
1000万円~2000万円程度の貯金を目指したいところです。

家族構成にもよりますが、今後は子供の教育資金も多くかかってくる時期に差しかかってきて、家計収支がマイナスになってくる時期でもあるので、貯める余裕があるうちはしっかりと貯金しましょう。

貯金は目標をもって無理なくすることが重要だ

    将来に備えて行う貯金ですが、目標をもって無理なくすることが、長続きの秘訣です。

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